TOMAS戸越校
左から
講師:能登 公太 先生
室長:鈴木 洋介 先生
2021年度入試では麻布中をはじめ、難関中学に多数の合格者を輩出。開校から5年、年々合格実績を伸ばしている。躍進の舞台裏には、「第一志望を諦めさせない」という鈴木室長の並々ならぬ思いがあった。
左から
講師:能登 公太 先生
室長:鈴木 洋介 先生
2021年度入試では麻布中をはじめ、難関中学に多数の合格者を輩出。開校から5年、年々合格実績を伸ばしている。躍進の舞台裏には、「第一志望を諦めさせない」という鈴木室長の並々ならぬ思いがあった。
鈴木室長:校舎として難関校受験の経験が蓄積されてきたことが一番の要因だと思います。戸越校は今年で開校5年目になりますが、立ち上げからの講師が今も指導を続けています。そうした講師が戸越校に通う生徒の特長や、志望校対策に関する知識を積み上げ、校舎としてのレベルアップにつながっています。
鈴木室長:TOMASも2週間休校しましたが、再開してからはとにかく授業を増やして遅れを取り戻せるようにしました。夏期講習の前倒しのようなイメージです。プロパーの生徒はもちろんですが、集団塾との掛け持ちで通っていた生徒も進度が遅れていたので、何とか巻き返せるようにとペースを上げていきました。
鈴木室長:2名とも4年生で入会しています。1人の生徒は入会当初、学童の代わりとして通っており、麻布中を目指すレベルではありませんでした。ただしお父様は教育熱心な方だったので、どうせ中学受験をするなら難関校を目指そうということになり、生徒の性格を考慮して志望校を決めました。
鈴木室長:TOMASに入会してから受験勉強をスタートしました。4年生の半年間で勉強の仕方から基本的な計算などを押さえて、5年生で一気に単元学習を終了させるというカリキュラムです。元々もっている能力は高い生徒だったので、5年生までに基本事項を叩き込み、6年生になる頃には過去問演習に移行しました。
鈴木室長: 科目によりますが、算数は第一志望の麻布中を20年程度、第二志望以降も最低10年分は対策しました。時間の利を生かしながら、とにかく難関校や受験する学校に絞って対策したことで合格に近づけたと思います。
能登先生:私は6年生になったタイミングで引き継ぎました。4年生、5年生の間にすでに基礎ができ上がっていたこともあり、過去問演習は比較的順調に進められました。
鈴木室長:4年生と5年生の間は副主任のベテラン講師に指導をお願いしていました。基礎が身についた段階で、難関校の過去問演習に長けた能登先生にスイッチして、志望校対策を進めました。状況に応じて秀でた講師を起用できることは個別指導の強みだと思います。
鈴木室長: 5年生までは比較的順調に成績が推移していましたが、6年生の9月にスランプに陥りました。お父様からは志望校変更の相談が何度かありましたが、最終的には生徒の意思を尊重して、麻布中を受験するということで固まりました。
能登先生: スランプに陥った時は過去問演習を一度ストップして、弱点補強や復習中心の授業に切り替えました。集団塾と違いTOMASのカリキュラムは一人ひとり異なるので、柔軟な対応が可能です。生徒の状況に合わせてその都度修正できたことが合格につながったのだと思います。
鈴木室長: 開校当初の話になりますが、志望校を下げたのにも関わらず思うような結果を出せなかった生徒がいました。生徒が落ち込んでいる姿を見ていると、やはり第一志望は何としても受けさせてあげたいと感じ、そこからはできる限り生徒の希望を尊重する進路指導を心がけています。保護者と意見がぶつかることもありますが、そのような時は納得してもらえるまで何度も面談を重ね、併願パターンなどを話し合います。模試の成績が悪いと安全志向になってしまいがちなのですが、志望校を変更すると新たな対策が必要になるため、必ずしもよい結果につながるわけではありません。面談ではそのようなことを含めて共有し、納得してもらえるまで話し合うようにしています。
能登先生: 一方的な授業にならないように気をつけています。質問が多い生徒には積極的に答え、逆に質問が少ない生徒にはこちらから発問を繰り返すといったように、生徒に合わせたコミュニケーションを大切にしています。また、板書はノートに取ったときに見やすく書くよう意識しています。図形などは苦手な生徒が多いので、特にきれいに板書するようにしています。
鈴木室長: カリキュラムをベースに情報共有をしています。先生には授業が始まる際にその日指導することを記入してもらい、私がブース巡回で一人ずつチェックしていくという流れです。授業ごとにカリキュラムをチェックし、進度を修正することができるというのは規模の小さな校舎としての強みだと思います。また、コロナ前は定期的に勉強会を開いて、科目ごとの進捗を確認していました。中学受験は4教科の勝負なので、科目ごとの進捗を確認しておくことが大切です。生徒の情報を細かく共有することで、合格まであと何点必要かということを講師が認識できるようにしていました。
鈴木室長: 中学受験では毎年御三家をはじめとする難関校合格者を輩出したいと考えています。加えて高校受験や大学受験でもそれに匹敵する実績を追求していきます。通っていただいている地域の方々に進学実績という形でお役に立てる塾にしたいという一心で、これからも日々の指導に取り組んでいく所存です。
能登先生: 日々の授業を通じて、前向きに通塾してもらえる校舎にしていきたいです。楽しみながら勉強してもらえるように、今後も双方向のコミュニケーションを重視した授業を続けていきたいと思います。
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