TOMAS中野校
左から
校長:北原 義文 先生
講師:芹澤 正樹 先生
2021年度入試では女子御三家の桜蔭をはじめ、駒場東邦や海城など難関中学に多数の合格者を輩出。コロナ禍で学習が遅れる生徒が多い中、どのように合格まで導くことができたのか。合格の舞台裏を取材した
左から
校長:北原 義文 先生
講師:芹澤 正樹 先生
2021年度入試では女子御三家の桜蔭をはじめ、駒場東邦や海城など難関中学に多数の合格者を輩出。コロナ禍で学習が遅れる生徒が多い中、どのように合格まで導くことができたのか。合格の舞台裏を取材した
北原副校長: TOMASも休校した期間がありました。休校中は講師と連携して生徒に電話やメールで課題を伝えましたが、進度はどうしても遅れていました。夏休みまでには遅れを取り戻すべく、再開してからは一気にペースを上げて対策しました。
芹澤先生: 自習対応ができないことが大変でした。普段であれば自習している生徒に声をかけて、わからないところを説明できるのですが。対応できない分はメールで質問に答えるなどして、何とか学習を途切れさせないように意識しました。
芹澤先生: 海城に合格した生徒は4年生からTOMASで受験勉強をスタートしました。5年生までは算数・国語を、6年生からは全教科を受講しました。私は算数を担当していましたが、成績はなかなか上がらず苦しい時期が続きました。受験直前で指導していたことがようやく形になり始め、そこからは一気に成績が伸びました。
北原副校長: コロナの影響もあり模試を会場で受けられなかったので、成績の把握が難しかったですね。自宅受験はどうしても緊張感がなくなってしまい、普段より良い点数が出るケースも多いです。普段の授業や過去問演習などでいかに緊張感のある指導をするかに注力しました。
北原副校長: 海城中の入試結果が出る日は別の学校の受験日でした。私が結果を確認してすぐにお父様に電話をすると、「えっ、本当ですか」と信じられない様子でした。お父様はまだ結果を確認していらっしゃらなかったのです(笑)。私がフライングしてお伝えしてしまったのですが、二人でとても喜びました。
北原副校長: 現在は科目を英語と数学に切り替えて、大学受験を見据えた勉強をスタートしています。目標は東京大学です。海城中合格を次の受験のスタートと捉え、学習を続けています。
北原副校長: 6年生の8月です。その生徒は集団塾との掛け持ちで、TOMASでは過去問演習を中心に指導していました。入塾した当初は桜蔭に合格できる偏差値ではありませんでしたが、1対1の弱点補強や過去問演習で徐々に成績は上がっていきました。
芹澤先生: 桜蔭に合格した生徒の課題はケアレスミスが多いことでした。計算問題の小テストで毎回競争していましたが、早く解き終わるのは決まって生徒の方。しかし答え合わせをすると点数は私の方が高い。目の前で課題を明確にして、修正しなければいけないポイントを自覚してもらえるように指導していました。
北原副校長: 生徒と先生が同じ問題を解いて弱点を自覚してもらうというのは1対1の個別ならではだと思います。先生が目の前で解いていることで、解き方の違いや間違っていたポイントを把握できますし、説得力が強くなります。正しい解き方をスムーズに身につけてもらう上で、非常に効果的な指導でした。
芹澤先生: 生徒によって問題への向き合い方はさまざまです。図を積極的に使いたいという生徒もいれば、できるだけ書きたくないという生徒もいる。私はそうした個性を決して否定しないようにしています。もちろん「こうした方が早く正確に解ける」という正解はもっていますが、信頼関係ができていない状態で一方的に教えてもなかなか吸収してもらえません。解き方で行き詰まった時や悩んでいる時に、適切な方法を示してあげることで徐々に信頼関係が構築され、生徒も自分の解き方を見直すようになります。どうすれば教えたいことをスムーズに受け入れてもらえるのかということは常に意識しています。
北原副校長: 定期的に講師ミーティングや勉強会を実施しています。昨年はコロナ禍で中止していましたが、代わりに生徒情報連絡表というものを作成し、講師間で情報を共有できるようにしました。連絡表は担当講師のほかにチーフ講師もチェックし、授業の進捗や使用しているテキストを定期的に確認しています。
芹澤先生: 勉強会では、問題の研究や模擬授業に加えてカリキュラム作成に関する情報共有をしていました。TOMASのカリキュラムは一人の生徒のためだけに作るので百人百様です。生徒一人ひとりに適した教材を選定して進度を決めるため、何度も話し合いを重ねました。
北原副校長: TOMASオンリーの生徒に加え、集団塾と掛け持ちしている生徒の志望校対策が成功したことだと思います。集団塾に通っている生徒は偏差値に応じた学校をすすめられるケースがほとんどです。しかしTOMASでは夢の志望校、つまり第一志望に合格するための対策や進路指導をおこないます。桜蔭に合格した生徒もまさに同じ状況でしたが、保護者と何度も面談し、第一志望をあきらめさせないプランを提示しました。1対1だからこそできるピンポイントな志望校対策が、難関校合格につながっていきました。
北原副校長: 個別の進学塾としては第一志望に合格してもうことを一番に考えています。「TOMASだから合格できた」「中野校だから難関校も受かる」という積み重ねで、毎年のように御三家や難関校の合格者を輩出できる校舎にしていきたいです。
北原副校長: TOMASは志望校をあきらめたくない生徒の「最後の砦」だと思います。昨年は集団塾のオンライン授業が始まると、TOMASに転塾してくる生徒が増えました。やはり小学生がオンラインで成績を伸ばすのは難しいのでしょう。TOMASはコロナ対策も万全にした上で、完全1対1の個別指導を継続しています。第一志望をあきらめさせたりもしません。今後も個別の進学塾として、将来の可能性が広がる受験をさせていきたいです。
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