TOMAS南浦和校
校長:中岡康嗣先生
SPE講師:西本直矢先生
中学入試から大学入試まで、幅広く合格者を出している南浦和校。その中でも目を見張るのが医学部への合格。2016年度にものべ13名の合格者を出すなど、TOMASの中でも抜きん出た医学部合格実績を、毎年のように続けているのです。その秘訣とは一体、何なのか。取材から見えてきたのは、小手先のテクニックとは違う、TOMASだからこその“指導の王道”でした。
校長:中岡康嗣先生
SPE講師:西本直矢先生
中学入試から大学入試まで、幅広く合格者を出している南浦和校。その中でも目を見張るのが医学部への合格。2016年度にものべ13名の合格者を出すなど、TOMASの中でも抜きん出た医学部合格実績を、毎年のように続けているのです。その秘訣とは一体、何なのか。取材から見えてきたのは、小手先のテクニックとは違う、TOMASだからこその“指導の王道”でした。
中岡校長: まず第1に、南浦和の土地柄は教育への意識が高いというのがあります。そこに本校の評判が口コミで広がっているのが大きいですね。実際、医学部を目指す生徒の7割が知人からの紹介で入会されています。「TOMASだから合格できた」という実感の積み重ね。それに尽きると思います。
西本講師: 南浦和が最寄り駅ではない生徒も半分くらいいます。中には、大宮より遠くから通う生徒もいますよ。
中岡校長: 医学部受験に限ったことではありませんが、生徒1人ひとりの目標に合った先生がいることでしょうか。「医学部に行きたい」と言う生徒がいれば、「じゃあ、この先生にお任せすれば大丈夫」と言える講師が各教科にそろっています。各講師がたくさんの合格者を送り出していて経験も豊富。どのような生徒であっても「いつまでに、どこまで伸ばせるか」がすぐにイメージできる。そんな先生方こそが財産です。
西本講師: 講師の力量もさることながら、教室全体のサポートも重要です。私は数学を受け持っていますが、目標は数学を伸ばすことではなく、総体としての合格。小論文対策やグループ面接の練習など、私ひとりの力ではどうにもならないことも教室全員でサポートしていただけますし、英語や物理など、各教科の状況も把握できています。
中岡校長: 「○○大の医学部へ」と言われれば、必要な指導がすべてわかっている。全教科のチェックから1単元の強化に至るまで、メソッドが確立しているわけです。
西本講師: 難しい質問ですね。医学部は大学受験の最高峰ですから、「こうすれば合格」と一口に言えるものではありません。英語や生物なら、医学部ならではの傾向もあるにはありますが……。特に数学の場合、あまり医学部を意識すぎるのも良くない。世間には「医学部受験用」と称して難問・奇問を集めた参考書や問題集も溢れていますし、実際、難問ばかりやりたがる生徒もいます。でも、自分の実力も鑑みずに挑戦しても意味がない。まずは基礎基本を徹底的に完成させることが第一です。
中岡校長: 基礎基本が最重要なのは、どの学部でも同じ。他学部と一番の違いは、むしろ時期ですね。
中岡校長: 生徒たちには「基礎が完成してから2年間の修行がいるぞ」と話しています。基礎とは通常の高校カリキュラムのこと、修行とは志望校に合わせた演習です。心積もりの話なので、「2年」は少々オーバーですが、最低でも丸1年はほしいところです。
西本講師: 例えば、医学部受験で一番重要なのは微積分ですが、公立高校のカリキュラムでは、かなり遅くに学ぶことになります。ですから、高3から医学部を目指しても、スケジュール的にどうしても間に合わないこともあります。
中岡校長: 演習のための時間まで逆算すると、高1にはお任せいただきたい。中学からなら「ここが弱点になりそうだ」という予測もでき、精度はさらに高くなります。
中岡校長: それはいます。最初、半分くらいの生徒は他塾にも通っていて「情報収集のために予備校にも行く」と言っていた生徒もいました。ですが、最終的には本校1本に絞る生徒が多いですね。
中岡校長: 最後に必要なのは「本人のための授業」だからです。特に高3の秋以降には過去問ベースの勉強になるわけですが、集団塾では限界がある。例えば英作文一つとっても、1人ひとりの志望大のあらゆる英作文をすべて添削してもらうことは事実上不可能でしょう。TOMASなら、それができる。
西本講師: また、集団塾の医学部コースというと、後期にハイレベルな授業を連発しがちです。そこでわからなくなって「自分にとって意味があるのか……」と悩む生徒はたくさんいます。慶應大、順天堂大といった超難関を目指す生徒は「1問でも多く添削してほしい」と思うもの。結局は、レベルに関係なく個別指導でないと満足できなくなるのです。
中岡校長: 昨今では個別指導を盛り込んだ集団塾もありますが、やはりノウハウが違います。個別指導の要は、1人ひとりの現状に合わせてカリキュラムを変えられること。本校の先生方は、生徒の状況を瞬時に判断してカリキュラミングも早い。つまずきをリアルタイムで炙り出し、その場で解決し続けることができるわけです。さらに言えば、講師が各教科を個別指導しながら、同時に教務社員が全教科のチェックも欠かさない。二人三脚どころか、三人四脚、四人五脚なのです。
中岡校長: もちろんです。講師の先生方だけでなく、教務、事務も1人ひとりが合格を願っています。明るい挨拶を心がけるのも「少しでも気分良く勉強してほしい」「くじけないで」という気持ちの表れですし、授業を終えて帰る生徒には「今日もがんばったぞ!」と輝く目をしていてほしい。
西本講師: 特に浪人生は、徐々に現役生に追いつかれるプレッシャーに怯え、「また落ちるんじゃ……」という恐怖と戦っています。そんなときも、全教科を知っているからこそ「英語の先生に聞いたけど、過去問は良かったそうじゃない。大丈夫」と励ましてあげられる。医学部志望の生徒は「医師になりたい」「命を救いたい」という強い想いに突き動かされています。そんな純粋な夢は、絶対に叶えてあげたいじゃないですか。受験会場へ激励にも行きますよ。
中岡校長: 彼らが1年でも早く合格すれば、それだけ多くの命が救われる。私自身、いつかは卒業生に命を預けることになるかもしれません。変な話ですが、懸命に努力する生徒たちを見ていると、その日が楽しみなくらいです。
中岡校長: 入試の最高峰に小手先のテクニックなど通用しません。王道を愚直に、そして誠心誠意貫く。それが南浦和校の指導です。
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