メディックTOMAS横浜校
(左)講師:河本 真一 先生
(右)室長:鍋屋 秀顕 先生
2017年の開校以来、国公立大医学部や難関私立大医学部へ多くの合格者を出し続けているメディックTOMAS横浜校。直近の2年間では横浜市立大(医)、山梨大(医)、高知大(医)、順天堂大(医)、国際医療福祉大(医)、防衛医科大(医)などへの合格者を出している。
国公立医学部への合格率が高い理由は? 合格の舞台裏を取材した。
(左)講師:河本 真一 先生
(右)室長:鍋屋 秀顕 先生
2017年の開校以来、国公立大医学部や難関私立大医学部へ多くの合格者を出し続けているメディックTOMAS横浜校。直近の2年間では横浜市立大(医)、山梨大(医)、高知大(医)、順天堂大(医)、国際医療福祉大(医)、防衛医科大(医)などへの合格者を出している。
国公立医学部への合格率が高い理由は? 合格の舞台裏を取材した。
鍋屋室長:
市ヶ谷本部校の生徒は慶應、慈恵、順天や、東京医科歯科、旧帝大など志望校の幅が広いのに対し、横浜校の生徒は横浜市立大志望が圧倒的に多いです。
横浜市民は横浜愛が強いですから(笑)。
横浜市立大を志望する以上、国公立医学部向けに5教科7科目の対策をするので、併願校も必然的に国公立になります。
2020年度入試で山梨大に進学した生徒も第一志望は横浜市立大でした。
河本講師:
学科目数の違いにばかり意識がいきがちですが、各科目の出題内容にも大きな違いがあります。
数学を例にとれば、私立大医学部は一部の最難関を除き、スピード勝負です。正確に多くの問題を解いていく力が必要です。一方で国公立大医学部は一問一問にじっくり時間をかけて取り組む記述式の問題中心なので、正確に理解していないと答案が作成できません。
指導開始からある程度経った段階で、その生徒の志向や得意不得意から、受けることになるであろう併願校も目途をつけて、志望校・併願校の合格に必要な力を育てていきます。
鍋屋室長:
メディックでは漠然と汎用的な学力を高めていくのではなく、狙った大学で合格点を突破することに的を絞った指導をしています。戦略的に勉強しないと医学部入試は突破できません。
また、生徒には勉強に専念してほしいので、併願校選びにはかなり協力しています。
その生徒と相性のよい問題を出す大学はどこか、その大学に進学した場合学びたいことが学べるか、医師になってからのキャリアはどうなるのか、そういったことは事前にこちらで検討したうえで面談するようにしています。
昨年高知大に進学した生徒は、講師と協議して相性の良い学校を狙った結果、作戦が奏功し国立医学部合格を果たすことができました。
河本講師: 私も受けもっている生徒が受験する可能性がある大学の問題は徹底的に研究しています。
河本講師: 東京医科大に現役合格した生徒は、数学が大の苦手と言うことで高2の春に入ってきました。いざ見てみると、どこから手をつけたらいいのか……という状態でしたので、本人と協議の末、中学の範囲まで遡ってやり直すことにしました。
河本講師:
驚きますよね。でも、例えば「ベクトル」ができない生徒は中学の「図形」がしっかりと理解していないことが多いなど、高校範囲のつまずきの原因は中学の範囲に潜んでいることも多いのです。
その生徒はプライドが傷つく部分もあったと思いますが、謙虚な姿勢で現実を受け止めてついてきてくれたのはすばらしかったですね。
それとは対照的な例として、筑波大に推薦で合格した生徒は、非常に数学が得意で、学校の授業で扱っていない「確率分布と統計」を教わるために入ってきました。飲み込みの早い生徒でしたので、予定より早くその分野が終わり、苦手単元の強化などにも時間を割くことができました。
河本講師:
教えたことを確実にできるようにすることです。
東京医科大に合格した生徒は、何度も同じ内容の質問をすることがありましたが、「前に教えたよね」とは絶対に言わず、身につくまで何度でも教えました。
聞きづらくさせて、疑問点をそのままにしてしまってはいけませんから。
復習が下手な子もいるので、そういう生徒にはどうやって復習しているか聞いたうえで、一緒に復習方法を検討することもあります。万人にフィットする復習法はありませんから、生徒一人ひとりの特性に合ったやり方を考えていく必要があります。
鍋屋室長:
私は、例えば模試や過去問で失点があったとして、なぜ失点したのか・どうすれば防げるのかをしっかりと検討させて、次に活かしてもらうようにしています。
授業時間には限りがあるので、授業の80分間は主にインプットに充てることになります。
授業で「わかった」ことを、初見の問題で「得点できる」状態にもっていくためのアウトプット演習は、自主学習とT.A.指導で担う必要があります。
鍋屋室長:
T.A.はティーチング・アシスタントの略で、現役の難関大医学部に通う学生のことです。
彼らに演習指導を受けたり学習相談をしたりすることができるのがT.A.指導です。
かなりざっくり言い分けると、インプットはプロ講師による授業が中心、アウトプットは自主学習とT.A.指導が中心になります。
鍋屋室長:
非常によいです。
実際に医学部に合格した人から、「この問題は解けなければ受からない」「この問題は自分も解けないからできなくても仕方ないかも」など、指導者視点ではなく合格者視点での感想を聞けることや、指導を通じて「合格した人」と「今の自分」の実力差をリアルに実感することができる点が魅力のようです。
現役時にかなり惜しいところまでいき、一浪すれば余裕だろうと考えていた生徒が、T.A.指導を受けたことで勉強に向かう姿勢が一変するケースもよく見受けられます。
昨年横浜市立大に合格した生徒は、まさにその典型でしたね。
河本講師:
医学部受験を成功させるうえで、モチベーションの維持は重要な要素です。
年齢が近く、また医学部合格経験もある彼らが相談にのることで、我々プロ講師でもできないケアができるので、彼らの存在には非常に助けられています。
鍋屋室長:
やはり横浜市立大が多いですね。あとは慶應、昭和などです。
採用のハードルはかなり高く、人格面、学力面ともに高く評価できる人材しか勤務していません。
生徒たちの在籍高校は、栄光・聖光をはじめ男女神奈川御三家や横浜翠嵐、柏陽、桐蔭中等教育、公文国際などが多いです。志望校はもちろん、横浜市立大が大半です。
河本講師:
医学部受験は厳しい戦いです。
秋や冬の模試でE判定やD判定でもあきらめてはいけません。
直前の12月や1月にこそ、一気に伸びるものです。
1月の入試で一次落ちが続いても気持ちを強く持ち続け、後半の試験では複数校に合格した生徒をこれまで何人も見てきました。
最後の最後まで受かるつもりで勉強し続けることが大切です。
鍋屋室長:
医学部受験は情報戦のため、自分だけで戦おうとせず、プロを頼ってください。
情報収集はプロに任せて、ご自身は勉強に専念できる環境が必要です。
ぜひ一緒に厳しい医学部受験を乗り越えていきましょう。
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