【新受験生向け】医学部現役合格をめざす意識と行動について
ここからの1年は長いようで短く、皆さんにとってはハードなものになるでしょう。ですが、目的を忘れず着実に課題を片付けていけば、必ず結果はついてきます。今回は、皆さんが志望校に現役合格するために必要な意識と行動についてお伝えします。
意識
医師志望動機を明確にする
他人に尽くす奉仕の心・使命感が皆さんの受験勉強に対する「やる気」を支え、学力向上につながります。将来の理想の医師像を明確に持てるように現在の医療課題について調べておきましょう。
受験勉強に仕事として取り組む
医学部に合格するために必要な勉強は、「ムラなく・万遍なく」が基本です。
「医学部進学=将来の職業が医師」となるだけに、医学部受験勉強自体も仕事です。仕事である以上は、好き嫌い・得意苦手で「やる・やらない」を決めるのではなく、やるべきことをやるのです。
主体性を持つ
これから皆さんが医学部に合格するまで、皆さんは数多くの変化を経ていきます。受験勉強を続けていると、うまくいかないことやつらいことはたくさんあります。その際に、環境や人や物を変えても解決しませんし、自分自身の成長もありません。
大切なのは、自分が変わることなのです。
論理的に自己分析する
学力を上げるには、自分に足りないものを把握することと、それに対して具体的な対策を講じることが必要です。
第一歩として、試験の答案が返却された際に「ケアレスミス」「勘違い」の原因分析を行いましょう。うやむやにしていた失点ポイントがクリアになれば、必ず得点にもつながっていきます。
勉強に打ち込むことはすばらしいこと
「ガリ勉強は格好悪い」というのは誤った考え方です。生まれつき身についている学力などというものがない以上、「正しく集中した勉強量=学力」であることは間違いありません。
成功体験は、必ず未来への財産になります。この1年を全力で取り組み、医学部現役合格を成し遂げる。そのときに初めて、この勉強は意味があったのだと心から理解できるはずです。今はただ、目の前の課題に正しく集中してください。
行動
暗記は受験勉強の第一歩
入試問題を解くのに必要な「知識」とは、単語・文法・公式・基本解法など、皆さんが考えている「知識」よりも幅広いもの。それらを覚えることが受験勉強の大前提になります。
もちろん、一度覚えても忘れてしまう場合はあるでしょう。それでも構わないので、まずは一度だけでも完全暗記をしてみてください。知識が体系化されていくプロセスを実感するところが、スタートラインです。
ルーティンワーク
新受験生である皆さんが、医学部現役合格を果たすうえで欠かせない行動が「ルーティンワーク(基礎学習)」です。ルーティンワークとは、暗記を兼ねた、既習範囲の復習のこと。各分野の知識を磐石にすれば、試験問題に取り組む際の反応速度も段違いに変わります。百人一首のように、上の句を見たら即座に下の句を答えることができるように行うものといえばイメージしやすいでしょうか。
各科目のルーティンワークで習得するべき内容は以下の通りです。
英語;単語・熟語・文法
数学;考え方・定義・公式・基本問題とその解法
化学;考え方・定義・公式・基本問題とその解法
物理;現象の理解・定義・公式・基本問題とその解法
生物;機能・機序・分類・実験・基本問題とその解法
まだルーティンワークを実行していない新受験生の皆さんは、学校使用教材と問題集で既習範囲をなるべく早く1周してください。
模試は積極的に受験する
模試を受験することは試験の経験を積むうえでも、自己分析をするうえでも、非常に重要です。しかるべきタイミングで、しかるべき模試を受けることが肝となりますので、「何を受けたらいいかわからない」という方はぜひ一度ご相談ください。
勉強時間の目安は1週間で50時間
医学部受験において、長時間の集中学習は必要不可欠なものです。平日6時間 土曜8時間 日曜12時間が目安です。長時間勉強の習慣が身についていない方は、仮に集中力がもたないとしてもまずはこの時間を徹底してみてください。じきに自分に合った勉強のリズムを見いだせるでしょう。
最後に
現役生にとって、入試までに残された時間は多くありません。そんな中、春休みは1日中自身と向き合い、勉強に時間を割ける重要な機会です。意識と行動を変革し、実りある1年のスタートを切ってほしいと思います。
オススメ記事
記事一覧
お近くのTOMASを見学してみませんか?
マンツーマン授業のようすや教室の雰囲気を見学してみませんか?
校舎見学はいつでも大歓迎。お近くの校舎をお気軽にのぞいてみてくださいね。