さまざまな困難を乗り越え、
難関校に合格した受験生のブレイクスルーをご紹介。
現状を打開するためにどう考え、 どう行動したのか。
みんなのブレイクスルーをヒントに、あなたも夢の志望校をめざしませんか?
【vol.2】開成高等学校に受かる子とは?|開成高等学校に強い塾
川上涼介くん(仮名)/東京都私立中学校出身の場合
「思い込み」は禁物……!
川上くんは、中学2年生の頃から志望校を開成高等学校と決め、受験勉強に取り組んでいました。
しかし、その努力がなかなか成績に結びつかず、自信を失いかけていました。
彼の弱点は、「問題文の読み取り能力」にありました。
国語・英語での読解問題においてはもちろんですが、数学・理科・社会においても、大問のリード文を読み間違えてしまうことが多かったのです。
なかでも問題だったのが、「読み取り切れていない」問題において、自分の思い込みで勝手に情報を補って問題を解き始めてしまうことでした。
問題演習を多く積んでいた川上くんは、問題をパターン的に解くことに慣れてしまい、以前に解いた問題と「似たような(でも少し違う)」問題が出題された時に、「今回もあのパターンだ!」と勝手に決めつけて解いてしまっていたのです。
もちろん、それぞれの問題が全く同じパターンで出題されているわけではありません。出題者は、あえて細かい違いを作って出題しています。
その細かな違いを読み取らず、勝手な思い込みで解いてしまうため、川上くんの得点は思うように伸びなかったのです。
思い込みをなくし、問題文をていねいに吟味することで「読み取り能力」を鍛えること。それが川上くんの課題でした。
複数の解き方・視点をじっくり吟味!
問題文の読み取り能力を鍛えるために、「問題文を読んでから解答を作り上げるまでの過程の検証」について重点的に指導していきました。
国語・英語・社会では、問題文を読んだ後、各設問の解答に必要な情報について解説しました。
例えば、国語の物語文では「心情把握のためのイメージの作り方」などについて、社会の歴史では「問題文が扱っていた時代の概観や押さえておくべき知識」などについて、問題文ごとにていねいに解説していきました。
数学・理科では、1つの問題に対して複数の解き方や視点があることをまずは示しました。
そして、それぞれの解き方について、考え方や長所・短所などを吟味した上で、最終的に本人に自分なりの解き方を選択させました。
これらの指導を繰り返し行うことで、問題文を細かく読み取る力を養っていったのです。
目の前の問題文をていねいに読み込んで検証する習慣を身につけたことで、過去の経験からパターンで決めつけて誤解を招いていた彼の悪い習慣は改善されていきました。
その結果、入試直前期までには安定して好成績をキープできるようになり、志望校合格をつかみ取ってくれました。
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