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【2025年度 慶應義塾中等部】偏差値や入試情報、過去問対策について徹底解説!

【2025年度 慶應義塾中等部】偏差値や入試情報、過去問対策について徹底解説!

慶應義塾中等部に入りたい!
学校の基本情報と2026年度入試対策を徹底解説!

慶應義塾の一貫教育が受けられる男女共学の慶應義塾中等部。
多くの中学受験生が夢の志望校として合格をめざしています。

この記事では、慶應義塾中等部の基本情報をふまえた上で、入試対策としての過去問の使い方について解説します。
現在の実力と志望校のレベルに差がある場合でも、過去問を正しく活用して志望校の出題傾向に沿った対策を進めれば、入試本番までに合格力をつけることは十分に可能です。

夢の慶應義塾中等部合格に向かって、最後まであきらめることなく対策を進めていきましょう!

記事作成日:2025年7月15日
記事執筆者:TOMAS

【 目 次 】

  • 慶應義塾中等部について
    • 慶應義塾中等部の特徴
    • 慶應義塾中等部の教育理念
    • 慶應義塾中等部の学費
    • 慶應義塾中等部の奨学金制度
  • 慶應義塾中等部の入試について
    • 慶應義塾中等部の偏差値と入試難易度
    • 慶應義塾中等部の入試日程
    • 慶應義塾中等部入試の受験者数と合格者数・実倍率
    • 慶應義塾中等部入試の受験科目・科目別配点と試験時間
    • 慶應義塾中等部入試の攻略方法
    • 慶應義塾中等部入試の過去問
    • 慶應義塾中等部入試を受験するならTOMASの慶應中等部そっくり模試
  • 慶應義塾中等部を受験するならTOMAS
    • TOMASは、個別なのに進学塾
    • TOMASは、本物の個別指導の力を証明!
  • まとめ

慶應義塾中等部について

慶應義塾の一貫教育で初の男女共学として生まれた名門校。
「自立した個人を育む、自由」な教育を理念とする。
授業と行事と校友会(部活動)を3本の柱として、幅広い知識と経験を積み、気品のある、社会の先導者となる人材を育てる。

◎ 住所
〒108-0073 東京都港区三田2-17-10
◎ 最寄り駅
田町駅(JR山手線、京浜東北線) 徒歩15分
三田駅(都営三田線、浅草線)徒歩15分
麻布十番駅(東京メトロ南北線)徒歩15分
白金高輪駅(都営三田線・東京メトロ南北線)徒歩15分
◎ 慶應義塾中等部をめざす受験生へ  山﨑俊一部長からのメッセージ

(※TOMAS会員誌『スカラ』2018年6月発行号より抜粋)

一貫校は「大学までのエスカレーター式」とも言われますが、私自身は登山のようなものだと思っています。高校・大学受験がない分、自分で頂上を見つけなければならない。ですから、自分の力で目標や夢を見つけることを良しとする方にぜひ目指していただきたいと思います。(談)

慶應義塾中等部の特徴

のびのびとした明るい校風

式典などの場で着る基準服の定めはありますが、制服はありません。自分で考えて自分で選ぶことを学びます。相手を尊重し、自由に意見を言える関係を基本とするため、生徒は先生を「さん」づけで呼びます。

高い進学実績

中等部卒業後は、推薦により、男子は慶應義塾高等学校や慶應義塾志木高等学校、慶應義塾ニューヨーク学院高等部に進み、女子は慶應義塾女子高等学校や慶應義塾ニューヨーク学院高等部へ進学し、多くの生徒は推薦で慶應義塾大学へ進学します。

慶應義塾中等部の教育理念

福澤諭吉が掲げた「独立自尊」に根ざした、「自立した個人を育む、自由な教育」を基本理念としています。

慶應義塾中等部の学費

慶應義塾中等部の公式ホームページによれば、2025年度の学費等は次の通りです。

中学校の学費
(1) 入学金 340,000 円
(2) 授業料(年額) 930,000 円
(3) 教育充実費(年額) 210,000 円
(4) 諸会費(年額) 15,000 円

慶應義塾中等部の奨学金制度

慶應義塾中等部には下記の奨学金制度があります。

  • 小泉信三記念高等学校以下一貫教育校奨学金
  • 2000年記念教育基金奨学金
  • 中等部同窓会ひまわり奨学金

慶應義塾中等部の入試について

慶應義塾中等部の偏差値と入試難易度

慶應義塾中等部の偏差値は男子64、女子70です(2023年度/森上教育研究所調べによる)。中学入試における最難関校のひとつです。

慶應義塾中等部の入試日程(2026年度)

①出願情報入力・入学検定料支払

2025年12月下旬
※インターネット出願および郵送による出願書類の提出が必要です。

②入学試験日

一次試験 2026年2月3日(火)
二次試験 2026年2月5日(木)

③合格発表日

一次試験 2026年2月4日(水)15時
二次試験 2026年2月6日(金)15時

④入学手続き期間

合格者は、入学に必要な諸費用を2月7日に納入。
※①~④の最新情報は学校のホームページでご確認ください。

⑤中学校説明会

2025年11月8日(土)・9日(日)
※最新情報は学校のホームページでご確認ください。

慶應義塾中等部入試の受験者数と合格者数・実倍率

慶應義塾中等部の受験者数と合格者数・実倍率は下記の通りです。

2025年度入試
定員数 偏差値 偏差値
前年差
受験者 受験者
前年差
合格者 合格者
前年差
実倍率
男子 約120 64 0 未公表 139 ▲3 未公表
女子 約50 70 0 未公表 57 1 未公表
※偏差値は2023年度の情報です。

慶應義塾中等部19名合格!
2025年度のTOMAS合格実績はこちら

慶應義塾中等部入試の受験科目・科目別配点と試験時間

慶應義塾中等部の受験科目・科目別配点と試験時間は下記の通りです。

科目 満点 試験時間
国語 100点 45分
算数 100点 45分
理科 50点 25分
社会 50点 25分

慶應義塾中等部入試の攻略方法

慶應義塾中等部の国語で合格点をとるポイント

楽しみながら、貪欲に知識を蓄えよ

本校の対策としては、まず一度過去問を解き、中等部特有の出題傾向を体感することをお勧めします。豊富な知識と素早く的確に解答を選択する判断力が必要なことを実感できます。その上で、時間を細かく区切っての読解演習や必要な知識の習得に努めるとよいでしょう。後者については、受験参考書のみならず国語便覧や歳時記、年中行事や礼儀作法に関する書籍、古典などに幅広く触れて、日本語や日本文化の豊かさを味わい、楽しみながら身につけましょう。

慶應義塾中等部の算数で合格点をとるポイント

はやく正確に解く処理能力を鍛える

試験時間45分で約20問。1問にかけられる時間が短いです。徹底したスピードトレーニングが欠かせません。四則混合計算から各種文章題、図形まで、あらゆるジャンルの標準レベルの問題を高速で解く習慣をつけておきましょう。苦手単元の放置、計算のケアレスミスは許されません。解答形式も特殊なので、過去問を使って、解答用紙への答えの書き方(マス目の数字の入れ方など)も事前にしっかり練習しておく必要があります。

慶應義塾中等部の理科で合格点をとるポイント

正確な知識を身につける学習を

本校の理科を攻略するためには、すべての単元についての知識を確実に身につけることが絶対条件です。生物分野を中心に、やや細かい知識についての出題も見られます。正確な知識の定着に力を入れましょう。入試直前期には、知識の抜けが無いかの最終チェックをしっかり行いましょう。さらに、短い時間で確実に正答するための実戦的な練習も必要です。過去問などを利用して、時間を意識した問題演習も行いましょう。

慶應義塾中等部の社会で合格点をとるポイント

基本知識とニュースで即断即答

本校の難度は決して高くはないので、1点をめぐる高得点での争いとなります。基本問題は全問正解の上で、数問ある難問・奇問を1つでも取れるかが分水嶺となります。テキストでのインプット、問題集でのアウトプットを反復して基本知識を徹底的に定着させつつ、日々のニュースに気を留めて、気になることは調べたり、指導者に質問したりして、ノートに記録しておくということが有用です。日々、好奇心をもって一年を過ごしてみましょう。

慶應義塾中等部中学校入試の過去問

過去問は何年分、いつから解く?

過去問演習は小6の9月から本格的に始めるのが一般的です。
とはいえ、単元学習が終わっていないのに焦って過去問に取り組んでも、自信を失うだけになりかねません。11月でも決して遅くはありませんので、基礎をしっかりと固めてから取り組むことをおすすめします。

逆に基礎がほぼ完成している場合や、難関校を志望している受験生であれば、夏休みから過去問に挑戦してみましょう。志望校の出題傾向を早目に把握することで、秋からの対策を有利に進めることができるだけでなく、志望校のレベルと現在の力のギャップを知ることで目標が明確になり、学習のモチベーションにもつながります。

初めて過去問に取り組む際は、第二志望校から始めるとよいでしょう。慶應義塾中等部が第一志望なら、他の大学附属校や栄東中などから取り組み、段階的にレベルアップしていきます。

解く年数の目安は10年分です。慶應義塾中等部をねらうなら、ライバルを圧倒するほどやり込んで差をつけたいところです。特に重要なのが算数の過去問演習です。難関中入試は算数で大きく差がつき、算数が合否を分けると言っても過言ではありません。算数の過去問は遅くても9月から始め、第一志望校は10年分、第二志望校は5年分、第三志望校以降は3年分を目安に解きましょう。国語も同様に第一志望校は10年分が目安です。

社会については、時事問題などは古い年度になると参考にならないため、5年分が目安になります。理科も5年分を目安に解きましょう。

過去問の復習法はどうする?

過去問演習で大切なのは、「やりっぱなしにしない」ことに尽きます。

間違えた問題は、なぜ間違えたのかを分析するところまでやるということです。ミスの原因が知識不足であれば、その単元の知識をチェックし直します。思考系の問題であれば、どの過程でミスがあったのかを確認し、条件の読み飛ばし、計算ミス、途中式の書き方など、失点原因別の対策が必要です。

近年はグラフや作図など、書かせる問題が増える傾向があります。自分ではきちんと書いたつもりでも採点官が点をつけられない答案になっていることが多々あります。「わかっている」ことを採点官にそのまま伝えられる答案づくりを心がけましょう。

とはいえ、記述答案の採点・添削指導は、集団指導の塾ではなかなか対応が難しいものです。過去問演習においては、個別指導塾などの力を借りるのも一つの方法です。

もう一つ大切なのは、過去問の解き直しをする際は、「振り返りノート」を作ること。模試も含めて、間違えた問題を時系列でノートに貼っていき、自分の解答や間違えたポイントなどをまとめます。

努力しているにもかかわらず、なかなか点数に反映されないという受験生は、どこに何があるのか整理できていないことが原因になっているケースが多くあります。振り返りノートをまとめることで、「大切なことはすべてこのノートに集約されている状態」を作ることができます。復習の効率が格段に上がるだけでなく、ノートを見直すことが精神的な支えにもなるでしょう。

過去問がなかなか解けないときは?

なぜ解けないのか、原因を分析しましょう。単元学習が十分にできておらず、知識が足りないために解けないのであれば、その単元に戻って復習し直すことが必要です。失点が目立っているようなら、どの過程でミスがあったのかを確認します。前段でも述べましたが、失点の原因が計算ミスなのか、条件の読み飛ばしなのか、あるいは途中式の書き方なのを見極め、原因別に弱点を補強することで、徐々に得点が安定してきます。

合格したお子さんも、最初に解いたときの得点率は5割以下というのが珍しくありません。解けないからといって焦らず、数を重ねて復習をしっかりと行うことで、12~1月には手応えが得られるはずです。

また、難問揃いの過去問を解いていると、簡単な問題を難しく考えてしまい、ミスが目立ってくるケースもあります。過去問演習と並行して、計算や漢字などの基礎も毎日欠かさず継続してください。

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TOMASは、本物の個別指導の力を証明!

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2025年度の合格実績

まとめ

繰り返しになりますが、保護者の皆さんに心掛けていただきたいのは、点数に一喜一憂しないこと。最大の目的である「志望校の出題傾向を理解・体得すること」を忘れずに、いつどの年度を解くか、過去問演習スケジュールを綿密に組んでみましょう。第3志望校まで解き切るためには、保護者の皆さんのスケジュール管理が非常に重要になってきます。

また、お子さんが過去問を解く際には、ストップウォッチなどを用意し、時間をきっちり計って挑ませてください。入試本番では4科目タテに続けて受験します。途中で息切れしないように集中力を持続させる訓練も必要です。日曜日などに4科目続けて過去問に取り組んでみるとよいでしょう。

入試当日はわずか12歳にして一人で戦わなければなりません。普段から本番同様の環境で解く体験を積むことで徐々に自信をつけ、さらに1月入試で実戦を経験し、2月の本命校入試につなげていきましょう。

執筆:TOMAS
TOMASは、御三家・最難関中に強い完全1対1の進学個別指導塾です。一人ひとりの過去問演習カリキュラムや併願戦略を作成し、難関中合格へ導きます。

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