渋谷教育学園幕張中学校・高等学校について

東大などの難関大はもちろん、海外有名大学への進学者も非常に多い、千葉県トップレベルの国際派進学校。
「槐際 文化の部」（文化祭）は、9月中旬に行われる一大イベント。国際交流もさかんで多くの海外提携校があり、ホームステイ制度や留学生の受け入れなども積極的に行う。

◎ 住所

〒261-0014 千葉県千葉市美浜区若葉1-3

◎ 最寄り駅

海浜幕張駅（ＪＲ京葉線）徒歩10分

◎ 渋谷教育学園幕張中学校をめざす受験生へ 　田村哲夫校長先生からのメッセージ

（※TOMAS会員誌『スカラ』2017年8月発行号より抜粋）

渋幕は12歳から18歳までの6年間を、自分で考え、楽しく過ごせる場所です。自分の成長を実感できて、同じように実感できる仲間がいる。それを楽しみに受験勉強を頑張ってほしいです。（談）

渋谷教育学園幕張中学校・高等学校の特徴

男女の仲が良く、自由な校風

スポーツフェスティバルや文化祭、宿泊研修まで、すべて生徒自身が自らの手で調べ、自らの頭で考えるという「自調自考」の精神で作り上げていきます。

高い進学実績

東大の合格実績は全国トップクラスで、ハーバード大などの海外有名大学への進学実績も多い。

渋谷教育学園幕張中学校・高等学校の教育理念

自らの手で調べ、自らの頭で考えるという「自調自考」が建学の精神です。何事にもあきらめることなく、積極的に取り組むことの出来る人間の育成を目指します。

渋谷教育学園幕張中学校・高等学校の授業カリキュラム

中高3ブロック制

中高一貫教育の利点を活かし、6年間の教育を2年ごとの3ブロックに分けています。

Aブロック（中学1・2年生）

学習方法や習慣を確立して、基礎学力をしっかりと身につける期間。30人台学級による少人数教育を行います。

Bブロック（中学3・高校1年生）

個としての自分を見つめ、視野を広げていく期間。Ａブロックを基礎に、学力及び自分で判断・行動する力の発展を図ります。芸術など一部科目が選択制。

Cブロック（高校2・3年生）

明確な将来の目標を持ち、そのために何をすべきかを考え、自分に課題を課していく期間。教育目標の「自調自考」の完成を目指します。生徒一人ひとりがそれぞれの適性や進路に応じた科目選択をして、自己の可能性を最大限に発揮できるよう、幅広い科目選択制を採用。

英語・数学・国語・理科・社会に多くの時間を割き基礎・基本の徹底を図るとともに、芸術・体育などの教科では特別活動などを通し限られた教科時間を補い、たくましく情操豊かな人間性を育むことを目指します。

シラバスの配布

担当の先生の書いた1年間の授業計画と解説（シラバス）が配布されます。
1年間に学習する科目の全体像を遠望し、いま学習していることが「どのような意味を持ち」、「どのような順序で」、「どのように発展するのか」を知り、学習を自らすすんで行う姿勢を養います。

渋谷教育学園幕張中学校・高等学校の学費

渋谷教育学園幕張中学校・高等学校の公式ホームページによれば、2023年度の学費等は次の通りです。

※他に後援会入会金（3,000円）、預り金として積立金（月5,000円程度）と教材費（年70,000円程度）があります。

※他に後援会入会金（3,000円）、預り金として積立金（月10,000円程度）と教材費（年120,000円程度）があります。教材費には、PC代も含まれます。

渋谷教育学園幕張中学校・高等学校の奨学金制度

高校入学支援奨学金

人物および学業成績が優秀で、本校入学以前より、就学の意欲があるにもかかわらず、家計の事情で断念している入学志願者に対し、入学金・施設拡充費、在学中3年間の授業料相当額を田村・松井・高梨顕彰記念奨学生奨学金として給付します。
本奨学金は、出願前に申請していただき、申請者の資格要件の審査の後、採用候補者を決定します。

家計状況急変奨学金

本校入学後、家計状況の急変等により就学が困難となった場合、学資金を貸与または給付し有為の人材の育成に資することを目的とした制度の他、授業料を減免する制度（高校：全額から高等学校等就学支援金を控除した額、または20,500円から高等学校等就学支援金を控除した額、中学：全額、または3分の2）があります。

渋谷教育学園幕張中学校・高等学校の大学進学実績

渋谷教育学園幕張中学校・高等学校は2023年4月、2023年度大学入試の結果を公表しました。東大合格者数は昨年と変わらず74名。医学部は、国公立38名、私立76名の計114名が合格しています。海外大学の合格者は17名でした。

渋谷教育学園幕張中学校の入試について

渋谷教育学園幕張中学校の偏差値と入試難易度

渋谷教育学園幕張中学校の2023年度偏差値は、男子一次70、女子一次72です（森上教育研究所調べによる）。中学入試における最難関校のひとつです。

渋谷教育学園幕張中学校の入試日程（2024年度）

①出願情報入力・入学検定料支払

一次入学試験　2023年12月15日（金）9：00～2024年1月10日（水）15：00
二次入学試験　2024年1月24日（水）9：00～27日（土）15：00
〈インターネット出願〉

②入学試験日

一次入学試験　2024年1月22日（月）
二次入学試験　2024年2月2日（金）

③合格発表日

一次入学試験　2024年1月24日（金）14：00頃
二次入学試験　2024年2月3日（土）10：00頃
渋谷教育学園幕張中学校・高等学校ホームページにて発表

④入学手続き期間

入学手続き
一次入学試験　2024年1月24日（水）14：00～25日（木）15：00

二次入学試験　2024年2月3日（土）10：00～18：00

最終手続き
（一次入学試験、二次入学試験ともに）2024年2月10日（土）8：30～14：00

保護者説明会
（一次入学試験、二次入学試験ともに）2024年2月20日（火）10：00～12：00

⑤中学校説明会

2023年11月4日（土）

渋谷教育学園幕張中学校入試の受験者数と合格者数・実倍率

渋谷教育学園幕張中学校の受験者数と合格者数・実倍率は下記の通りです。

渋谷教育学園幕張中学校入試の受験教科　科目別配点と試験時間

渋谷教育学園幕張中学校の受験教科　科目別配点と試験時間は下記の通りです。

渋谷教育学園幕張中学校入試の攻略方法

渋谷教育学園幕張中学校の国語で合格点をとるポイント

速読力を身につけ、読解の訓練を行う

渋谷教育学園幕張中学校の国語は、文学的文章と説明的文章が各１題出題されますが、文章量が多いため、難度の高い文章を速く読む力が必要です。難度の高い読解問題を速く、正確に解く訓練を行いましょう。

文学史を確認する

文学史が毎年、出題されるため、有名作品の冒頭・あらすじ・登場人物まで確認しておきましょう。

渋谷教育学園幕張中学校の算数で合格点をとるポイント

解法の正確な見きわめが大切

渋谷教育学園幕張中学校の算数は、近年、大問数は５題で、図形、数と規則、場合の数、グラフ活用問題などが頻出です。解法をどのように使えばよいか、正確に見きわめることが重要です。

調べ作業と図形の練習を欠かさない

慎重さを要求する調べ問題に対応できるように練習をこなしましょう。図形題では、与えられた図に補助線を引くだけでなく、自分で図を描く練習も行う必要があります。

渋谷教育学園幕張中学校の理科で合格点をとるポイント

読解力・考察力を磨いておこう

渋谷教育学園幕張中学校の理科は、４分野において毎年異なったテーマが独自の着眼点で出題されます。教科書的な知識ではなく、与えられたデータや状況の解釈や分析力が問われるので、さまざまな分野の文章に慣れる必要があります。普段から科学雑誌にも触れておきましょう。

渋谷教育学園幕張中学校の社会で合格点をとるポイント

大人目線の思考力を磨く

渋谷教育学園幕張中学校の社会は、首都圏トップクラスの難度の高い問題が出題されます。正確な知識と大人目線の問題意識を日頃から深め、簡潔で説得力にある説明ができるようにする訓練も行いましょう。

渋谷教育学園幕張中学校入試の過去問

過去問は何年分、いつから解く？

過去問演習は小6の9月から本格的に始めるのが一般的です。
とはいえ、単元学習が終わっていないのに焦って過去問に取り組んでも、自信を失うだけになりかねません。11月でも決して遅くはありませんので、基礎をしっかりと固めてから取り組むことをおすすめします。

逆に基礎がほぼ完成している場合や、難関校を志望している受験生であれば、夏休みから過去問に挑戦してみましょう。志望校の出題傾向を早目に把握することで、秋からの対策を有利に進めることができるだけでなく、志望校のレベルと現在の力のギャップを知ることで目標が明確になり、学習のモチベーションにもつながります。

初めて過去問に取り組む際は、第二志望校から始めるとよいでしょう。渋谷教育学園幕張中学校が第一志望なら、東邦大東邦中や市川中などから取り組み、段階的にレベルアップしていきます。

解く年数の目安は10年分です。渋谷教育学園幕張中学校をねらうなら、ライバルを圧倒するほどやり込んで差をつけたいところです。特に重要なのが算数の過去問演習です。難関中入試は算数で大きく差がつき、算数が合否を分けると言っても過言ではありません。算数の過去問は遅くても9月から始め、第一志望校は10年分、第二志望校は5年分、第三志望校以降は3年分を目安に解きましょう。国語も同様に第一志望校は10年分が目安です。

社会については、時事問題などは古い年度になると参考にならないため、5年分が目安になります。理科も5年分を目安に解きましょう。

過去問の復習法はどうする？

過去問演習で大切なのは、「やりっぱなしにしない」ことに尽きます。

間違えた問題は、なぜ間違えたのかを分析するところまでやるということです。ミスの原因が知識不足であれば、その単元の知識をチェックし直します。思考系の問題であれば、どの過程でミスがあったのかを確認し、条件の読み飛ばし、計算ミス、途中式の書き方など、失点原因別の対策が必要です。

近年はグラフや作図など、書かせる問題が増える傾向があります。自分ではきちんと書いたつもりでも採点官が点をつけられない答案になっていることが多々あります。「わかっている」ことを採点官にそのまま伝えられる答案づくりを心がけましょう。

とはいえ、記述答案の採点・添削指導は、集団指導の塾ではなかなか対応が難しいものです。過去問演習においては、個別指導塾などの力を借りるのも一つの方法です。

もう一つ大切なのは、過去問の解き直しをする際は、「振り返りノート」を作ること。模試も含めて、間違えた問題を時系列でノートに貼っていき、自分の解答や間違えたポイントなどをまとめます。

努力しているにもかかわらず、なかなか点数に反映されないという受験生は、どこに何があるのか整理できていないことが原因になっているケースが多くあります。振り返りノートをまとめることで、「大切なことはすべてこのノートに集約されている状態」を作ることができます。復習の効率が格段に上がるだけでなく、ノートを見直すことが精神的な支えにもなるでしょう。

過去問がなかなか解けないときは？

なぜ解けないのか、原因を分析しましょう。単元学習が十分にできておらず、知識が足りないために解けないのであれば、その単元に戻って復習し直すことが必要です。失点が目立っているようなら、どの過程でミスがあったのかを確認します。前段でも述べましたが、失点の原因が計算ミスなのか、条件の読み飛ばしなのか、あるいは途中式の書き方なのを見極め、原因別に弱点を補強することで、徐々に得点が安定してきます。

合格したお子さんも、最初に解いたときの得点率は5割以下というのが珍しくありません。解けないからといって焦らず、数を重ねて復習をしっかりと行うことで、12～1月には手応えが得られるはずです。

また、難問揃いの過去問を解いていると、簡単な問題を難しく考えてしまい、ミスが目立ってくるケースもあります。過去問演習と並行して、計算や漢字などの基礎も毎日欠かさず継続してください。

渋谷教育学園幕張中学校を受験するならTOMAS

TOMASは、個別なのに進学塾

個別指導というと、学校や塾でわからなかったことを教えてもらう「補習塾」のイメージが強いのではないでしょうか。 しかしTOMASは、個別指導でありながらハイレベルな進学指導を行い、難関校への高い合格実績を出しています。 個別なのに進学塾は、TOMASだけ。

TOMASは、本物の個別指導の力を証明！

開成14名、筑駒2名、麻布15名、駒場東邦22名、桜蔭4名、女子学院10名など難関合格者を2023年度も多数輩出し、TOMASの「本物の個別指導」の力を証明しました。
2023年度の合格実績

渋谷教育学園幕張中学校に合格したTOMAS生の声

渋谷教育幕張中筑波大附中　市川中

■ 昭和学院小出身
TOMAS 千葉校

自分を信じて

この話を読んでくださっている後輩のみなさん、こんにちは。私はTOMASをほかの塾のテキストの内容をもっと深く学ぶために通っていました。先生たちはとてもやさしく、授業は面白かったです。みなさんもきっとTOMASで学んだことがたくさんあったことでしょう。本番、受験に合格するには、自分の力を信じてみてください。TOMASであった思い出も。がんばれば、がんばっただけいいことがあります。最後の１点まで頑張って取ってください。 » 詳しく見る

渋谷教育幕張中女子学院中　浦和明の星女子中

■ 足立区立中川北小出身
TOMAS 西日暮里校

勉強嫌い…だったけど。

私は勉強があまり好きではないと思っていました。疲れる上に面倒くさいから。でも受験が終わって、たくさん遊んで一段落ついた頃、少しおおげさかもしれないけど生きがいを失っていたという感じがして、TOMASに入って勉強をしているうちにいつの間にか私にとって勉強は生活の一部で大切なものになっていたんだなと感じました。私は勉強に専念し遊びを我慢して得たこの結果に誇りを感じます。みなさんも自分に誇りが持てるまで頑張ってください！！ » 詳しく見る

まとめ

繰り返しになりますが、保護者の皆さんに心掛けていただきたいのは、点数に一喜一憂しないこと。最大の目的である「志望校の出題傾向を理解・体得すること」を忘れずに、いつどの年度を解くか、過去問演習スケジュールを綿密に組んでみましょう。第3志望校まで解き切るためには、保護者の皆さんのスケジュール管理が非常に重要になってきます。

また、お子さんが過去問を解く際には、ストップウォッチなどを用意し、時間をきっちり計って挑ませてください。入試本番では4科目タテに続けて受験します。途中で息切れしないように集中力を持続させる訓練も必要です。日曜日などに4科目続けて過去問に取り組んでみるとよいでしょう。

入試当日はわずか12歳にして一人で戦わなければなりません。普段から本番同様の環境で解く体験を積むことで徐々に自信をつけ、さらに1月入試で実戦を経験し、2月の本命校入試につなげていきましょう。