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【女子学院中学校】偏差値や入試情報、過去問対策について徹底解説!

【女子学院中学校】偏差値や入試情報、過去問対策について徹底解説!

女子学院中学校に入りたい! 学校の基本情報と入試対策を徹底解説!

例年20名を超える東大合格者を輩出する女子学院中学校。
多くの中学受験生が夢の志望校として合格をめざしています。

この記事では、女子学院中学校の基本情報をふまえた上で、入試対策としての過去問の使い方について解説します。
現在の実力と志望校のレベルに差がある場合でも、過去問を正しく活用して志望校の出題傾向に沿った対策を進めれば、入試本番までに合格力をつけることは十分に可能です。

夢の女子学院中学校合格に向かって、最後まであきらめることなく対策を進めていきましょう!

記事作成日:2023年9月26日
記事執筆者:TOMAS

【 目 次 】

  • 女子学院中学校・高等学校について
    • 女子学院中学校・高等学校の特徴
    • 女子学院中学校・高等学校の教育理念
    • 女子学院中学校・高等学校の授業カリキュラム
    • 女子学院中学校・高等学校の学費
    • 女子学院中学校・高等学校の進学実績
  • 女子学院中学校・高等学校の入試について
    • 女子学院中学校の偏差値と入試難易度
    • 女子学院中学校の入試日程
    • 女子学院中学校入試の受験者数と合格者数・実倍率
    • 女子学院中学校入試の受験教科 科目別配点と試験時間
    • 女子学院中学校入試の攻略方法
    • 女子学院中学校合格者の声
    • 女子学院中学校入試の過去問
    • 女子学院中学校入試を受験するならTOMASの女子学院そっくり模試
  • 女子学院中学校を受験するならTOMAS
    • TOMASは、個別なのに進学塾
    • TOMASは、本物の個別指導の力を証明!
    • 女子学院中学校に合格したTOMAS生の声
  • まとめ

女子学院中学校・高等学校について

キリスト教の精神を土台として、豊かな人間性を育て、知的水準の高い教育を目指す。大学入試に直結する指導だけでなく、ディスカッション形式の授業や、宗教、フランス語の授業などを通して、幅広い教育が行われているのが、女子学院のユニークな点だ。制服や細かい規則はなく、生徒の自主性に任されており、「他人の意見に左右されることなく、他者との違いを受け入れ、個性的な一人ひとりの生き方を創り出していくこと」が、生徒に求められている。クラブ活動も活発で、文化祭で女子学院のファンになる受験生も多い。

◎ 住所
〒102-0082 東京都千代田区一番町22-10
◎ 最寄り駅
麹町駅(地下鉄有楽町線)徒歩3分
半蔵門駅(地下鉄半蔵門線)徒歩6分
市ヶ谷駅(JR、都営新宿線)徒歩8分
◎ 女子学院中学校をめざす受験生へ  鵜﨑 創 校長先生からのメッセージ

(※TOMAS会員誌『スカラ』2017年発行 第2号より抜粋)

自分自身の中にある何かが開くのを楽しみにしてほしいと思います。女子学院の場合、入学してから、今は見えていないさまざまな賜物が見出されることでしょう。夢が叶い、女子学院に学びの場を与えられたお嬢様を、私たちは喜んで受け入れます。そして、全力を尽くしてお嬢様の中にあるものを開いていきますので、ぜひ信頼してお預けいただきたいと思います。

女子学院中学校・高等学校の特徴

明るく自由な校風

制服やこまかい規則がなく、生徒の自主性を尊重する明るく自由な校風です。生徒会やクラブ活動など生徒の自主的な活動もさかんに行われています。

高い進学実績

東大進学者数は、例年20名超と多く、女子校でトップクラスの実績を誇ります。高1、高2で行われる「卒業生の話を聞く会」「大学生の話を聞く会」など、進路を考える機会が設けられています。

女子学院中学校・高等学校の教育理念

キリスト教の精神を基盤に、高い知性と志で自らを治め、神と人とに仕える女性の育成をめざして、中高6年一貫の教育が行われています。

女子学院中学校・高等学校の授業カリキュラム

授業は週5日制・30時間。前後2期制をとっています。女子学院独自の科目として、各学年に聖書の時間、高校では独自の教科として近現代史、国語演習の時間があります。

女子学院中学校・高等学校の学費

女子学院中学校・高等学校の公式ホームページによれば、2023年度の学費等は次の通りです。

(1) 入学金 380,000 円
(2) 授業料(月額) 41,000 円
(3) 施設費(月額) 15,000 円
(4) 冷暖房費(月額) 11,000 円
(5) JG会費(月額) 800 円
(6) 生徒会費(月額) 390 円
(7) 旅行積立金(月額) 3,800 円
(8) クラス費(月額) 100 円

女子学院中学校・高等学校の奨学金制度

なし

女子学院中学校・高等学校の大学進学実績

女子学院中学校・高等学校は2023年度7月、大学入試の結果を公表しました。東大合格者数は27名で、女子校では全国3位の実績となっています。

女子学院高等学校の主な2023年度大学進学実績
東大 お茶の水女子大 一橋大 東京医科歯科大 東京工業大
2023 27 2 9 2 8
女子学院高等学校の主な2023年度大学進学実績
京都大 東京藝術大 慶應 早稲田 上智
2023 6 4 74 144 84
女子学院高等学校の東大合格者数の推移
2020 2021 2022 2023
合格者数 33 22 31 27

女子学院中学校の入試について

女子学院中学校の偏差値と入試難易度

女子学院中学校の2023年度偏差値は69です(森上教育研究所調べによる)。中学入試における最難関校のひとつです。

女子学院中学校の入試日程(2023年度)

①出願・受験料振込期間

2022年1月11日(水)~2023年1月14日(土)

②入学試験日

2023年2月1日(水)

③合格発表日

2023年2月2日(木)11時 学校ホームページ・校内掲示で発表。

④入学手続き期間

合格者は、入学金を2月3日(金)15時までに納入。

⑤中学校説明会(2024年度)

2023年11月7日(火)・9日(木)・11日(土)

女子学院中学校入試の受験者数と合格者数・実倍率

女子学院中学校の受験者数と合格者数・実倍率は下記の通りです。

2023年度入試
定員数 偏差値 偏差値
前年差
受験者 受験者
前年差
合格者 合格者
前年差
実倍率
240 69 0 645 ▲64 275 ▲1 2.35
※2023年2月時点

女子学院中学校入試の受験教科 科目別配点と試験時間

女子学院中学校の受験教科 科目別配点と試験時間は下記の通りです。

科目 満点 試験時間
国語 100点 40分
算数 100点 40分
理科 100点 40分
社会 100点 40分

女子学院中学校入試の攻略方法

女子学院中学校の国語で合格点をとるポイント

速く正確に読み取る力が求められる

女子学院中学校の国語は、説明的文章・随筆から読解2題、漢字の書き取りが1題という構成。選択肢・空所補充・記述がバランス良く出され、いずれも標準的なレベルでしたが、記述の難易度と比重が高くなってきています。本文を正確に読み取る力だけでなく、迅速な判断力と解答作成能力が必要とされます。

徹底した時間管理と判断力の養成を

まずは、標準的な問題を確実に、素早く得点できるようになる必要があります。そのためには、時間を区切って、根拠を持って正解を出す訓練が効果的です。
記述問題は本文をそのまま抜き出せばよい問題は少なく、言い換えが必要な問題が中心です。文中の表現を簡潔に言い換えられるような語彙力を日頃から養っておきましょう。

女子学院中学校の算数で合格点をとるポイント

多問即答+αの難問

女子学院中学校の算数は、例年大問が6~7題と多少の変化はあるものの、解答箇所は25~30問程度です。40分という時間を考えると、迅速な処理能力と正確さが求められます。分野的な偏りは少なく、まんべんなく出題されていますが、処理に時間のかかる問題や作業量の多い問題も増えており、留意が必要です。

時間配分と正確性とスピードが必要

設問数に比して時間が40分と短いことが女子学院中学校の算数の特徴です。そこで、解ける問題をいかに素早く見抜き正解するかが重要です。日頃の学習から1問を解く時間を意識し、確実に正解することを心掛けましょう。また「時間をかければできる問題」を見切る力も必要です。この見切りの精度を上げる訓練を積むことで、限られた時間の中でより多くの正解が可能になります。また、過去問を通して40分という時間の使い方を身につけることも大切です。

女子学院中学校の理科で合格点をとるポイント

多問即答型の総合問題

女子学院中学校の理科は、4分野から出題された1題ずつの大問ごとに10問強の小問が出題されます。40分の試験時間の中で、例年通りの正確な知識はもちろん、計算問題・説明問題・作図問題・データの読み取り力が要求されます。非常に高い総合力が必要な、女子学院らしい出題が続いています。

知識に裏付けられた科学的思考力を

多問即答型で分野的な偏りが少ないので、苦手分野を作らぬよう演習を重ねることが必要です。解答の数がいくつであっても特に指示がないことからも、求められる知識の正確さ、深さがうかがえます。加えて、記述問題では問題に示された条件をふまえ、正確に、過不足なく表現する演習が必要です。データ分析を素早く行う必要があるので、女子学院の過去問に加え他校の過去問も使った演習を行いましょう。

女子学院中学校の社会で合格点をとるポイント

基本的知識の徹底理解で得点源に

女子学院中学校の社会は、多くは基本知識のみで解答できますが、問題数が多いので考えている時間はありません。瞬時に判断する即決力が求められています。出題形式は、短答式、正・誤選択、並べ換え、短文記述と多岐にわたります。しっかりと練られた良問が多く、社会科の学習に自信をもつ者にとっては、本校の社会は大きな得点源になります。

日々の地道な努力が合格の王道

2023年度は、従来よりも難問が増えており、基本問題は1問たりとも落とせません。一問一答形式の問題集を複数冊反復し、各用語について一行程度で説明できるレベルの理解が求められます。機械的暗記ではなく理解して覚えていくことで、初見の問題でも類推して答えられるようになります。そのためには、演習中心の学習で知識に裏づけされる直観力を鍛えていくことが肝要です。知識の定着をルーティンとしつつ、問題演習でアウトプットすることが合格への王道といえます。

女子学院中学校合格者の声

女子学院中学校合格 Oさんのお母様より
合格校:女子学院中学校、洗足学園中学校

Q 女子学院中学校を志望したきっかけは?
小4のときに文化祭に行き、女子学院の自由な校風に親子ともども魅力を感じました。
Q 苦手な科目はありましたか?
国語の記述問題や理科の知識問題に苦手意識がありました。女子学院の予想模試を受けたとき、国語の大問2で42点中0点をとったときはショックでした。
Q どのように克服しましたか?
苦手な国語の記述問題や理科の知識問題に時間をかけて、徹底的にトレーニングしました。12月に受けた模試でも女子学院の合格可能性は20%でしたが、娘を信じて、志望校は変えませんでした。
Q 過去問にはどのように取り組みましたか?
4校出願しましたが、「第一志望、第二志望……」ととらえるのでなく、「行きたい学校が4つもあって幸せ」ととらえて、それぞれの過去問に真剣に取り組みました。膨大な量をこなしきれるように、家族一丸となってスケジュールを立て、計画的に進めました。

女子学院中学校入試の過去問

過去問は何年分、いつから解く?

過去問演習は小6の9月から本格的に始めるのが一般的です。
とはいえ、単元学習が終わっていないのに焦って過去問に取り組んでも、自信を失うだけになりかねません。11月でも決して遅くはありませんので、基礎をしっかりと固めてから取り組むことをおすすめします。

逆に基礎がほぼ完成している場合や、難関校を志望している受験生であれば、夏休みから過去問に挑戦してみましょう。志望校の出題傾向を早目に把握することで、秋からの対策を有利に進めることができるだけでなく、志望校のレベルと現在の力のギャップを知ることで目標が明確になり、学習のモチベーションにもつながります。

初めて過去問に取り組む際は、第二志望校から始めるとよいでしょう。女子学院が第一志望なら、浦和明の星女子や栄東などから取り組み、段階的にレベルアップしていきます。

解く年数の目安は10年分です。女子学院をねらうなら、ライバルを圧倒するほどやり込んで差をつけたいところです。特に重要なのが算数の過去問演習です。難関中入試は算数で大きく差がつき、算数が合否を分けると言っても過言ではありません。算数の過去問は遅くても9月から始め、第一志望校は10年分、第二志望校は5年分、第三志望校以降は3年分を目安に解きましょう。国語も同様に第一志望校は10年分が目安です。

社会については、時事問題などは古い年度になると参考にならないため、5年分が目安になります。理科も5年分を目安に解きましょう。

過去問の復習法はどうする?

過去問演習で大切なのは、「やりっぱなしにしない」ことに尽きます。

間違えた問題は、なぜ間違えたのかを分析するところまでやるということです。ミスの原因が知識不足であれば、その単元の知識をチェックし直します。思考系の問題であれば、どの過程でミスがあったのかを確認し、条件の読み飛ばし、計算ミス、途中式の書き方など、失点原因別の対策が必要です。

近年はグラフや作図など、書かせる問題が増える傾向があります。自分ではきちんと書いたつもりでも採点官が点をつけられない答案になっていることが多々あります。「わかっている」ことを採点官にそのまま伝えられる答案づくりを心がけましょう。

とはいえ、記述答案の採点・添削指導は、集団指導の塾ではなかなか対応が難しいものです。過去問演習においては、個別指導塾などの力を借りるのも一つの方法です。

もう一つ大切なのは、過去問の解き直しをする際は、「振り返りノート」を作ること。模試も含めて、間違えた問題を時系列でノートに貼っていき、自分の解答や間違えたポイントなどをまとめます。

努力しているにもかかわらず、なかなか点数に反映されないという受験生は、どこに何があるのか整理できていないことが原因になっているケースが多くあります。振り返りノートをまとめることで、「大切なことはすべてこのノートに集約されている状態」を作ることができます。復習の効率が格段に上がるだけでなく、ノートを見直すことが精神的な支えにもなるでしょう。

過去問がなかなか解けないときは?

なぜ解けないのか、原因を分析しましょう。単元学習が十分にできておらず、知識が足りないために解けないのであれば、その単元に戻って復習し直すことが必要です。失点が目立っているようなら、どの過程でミスがあったのかを確認します。前段でも述べましたが、失点の原因が計算ミスなのか、条件の読み飛ばしなのか、あるいは途中式の書き方なのを見極め、原因別に弱点を補強することで、徐々に得点が安定してきます。

合格したお子さんも、最初に解いたときの得点率は5割以下というのが珍しくありません。解けないからといって焦らず、数を重ねて復習をしっかりと行うことで、12~1月には手応えが得られるはずです。

また、難問揃いの過去問を解いていると、簡単な問題を難しく考えてしまい、ミスが目立ってくるケースもあります。過去問演習と並行して、計算や漢字などの基礎も毎日欠かさず継続してください。

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2023年度の合格実績

女子学院中学校に合格したTOMAS生の声

女子学院中慶應湘南藤沢中 浦和明の星女子中

■ 横浜市立岸谷小出身
TOMAS 鶴見校

スランプ

私は9・10・11・12月に、今まで高くて67、低くても55はあった偏差値が50くらいまで下がり、女子学院の模試では社会の偏差値が32まで下がりました。しかし、それでもあきらめることはせずに、自分にできることを一生懸命やりました。80%だった合格確率も最後の12月に20%まで下がりましたが、残り2カ月でまきかえしてやるという気持ちで入試にいどみ、入試本番んも冷静に見直しを忘れないようにしました。 » 詳しく見る

女子学院中吉祥女子中 東京農業大第一中等部

■ 川崎市立南百合丘小出身
TOMAS 新百合ヶ丘校

災い転じて福となす

私は1月校で思うような結果が出せず、とてもショックで、2月を迎えるのが不安になりましたが、先生方がはげましてくださり、勉強を続けることができました。大事なことは基礎だと先生方に教わっていたので、基礎を中心に徹底的に復習しました。忘れていたことや知らなかったことが結構ありました。だんだん不安な気持ちが消え、2月を迎えました。結果は全部合格。念願の女子学院に合格しました。私のように1月に地獄を見ても、あきらめないで頑張ってください! » 詳しく見る

まとめ

繰り返しになりますが、保護者の皆さんに心掛けていただきたいのは、点数に一喜一憂しないこと。最大の目的である「志望校の出題傾向を理解・体得すること」を忘れずに、いつどの年度を解くか、過去問演習スケジュールを綿密に組んでみましょう。第3志望校まで解き切るためには、保護者の皆さんのスケジュール管理が非常に重要になってきます。

また、お子さんが過去問を解く際には、ストップウォッチなどを用意し、時間をきっちり計って挑ませてください。入試本番では4科目タテに続けて受験します。途中で息切れしないように集中力を持続させる訓練も必要です。日曜日などに4科目続けて過去問に取り組んでみるとよいでしょう。

入試当日はわずか12歳にして一人で戦わなければなりません。普段から本番同様の環境で解く体験を積むことで徐々に自信をつけ、さらに1月入試で実戦を経験し、2月の本命校入試につなげていきましょう。

執筆:TOMAS
TOMASは、御三家・最難関中に強い完全1対1の進学個別指導塾です。一人ひとりの過去問演習カリキュラムや併願戦略を作成し、難関中合格へ導きます。

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