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【2025年度 開成中学校】偏差値や入試情報、過去問対策について徹底解説!

【2025年度 開成中学校】偏差値や入試情報、過去問対策について徹底解説!

開成中学校に入りたい!
学校の基本情報と2026年度入試対策を徹底解説!

東大合格者数全国一を誇る開成中学校。
多くの中学受験生が夢の志望校として合格をめざしています。

この記事では、開成中学校の基本情報をふまえた上で、入試対策としての過去問の使い方について解説します。
現在の実力と志望校のレベルに差がある場合でも、過去問を正しく活用して志望校の出題傾向に沿った対策を進めれば、入試本番までに合格力をつけることは十分に可能です。

夢の開成中学校合格に向かって、最後まであきらめることなく対策を進めていきましょう!

記事作成日:2025年7月2日
記事執筆者:TOMAS

【 目 次 】

  • 開成中学校・高等学校について
    • 開成中学校・高等学校の特徴
    • 開成中学校・高等学校の教育理念
    • 開成中学校・高等学校の学費
    • 開成中学校・高等学校の奨学金制度
    • 開成中学校・高等学校の大学合格実績
  • 開成中学校・高等学校の入試について
    • 開成中学校の偏差値と入試難易度
    • 開成中学校の入試日程
    • 開成中学校入試の受験者数と合格者数・実倍率
    • 開成中学校入試の受験教科 科目別配点と試験時間
    • 開成中学校入試の攻略方法
    • 開成中学校合格者の声
    • 開成中学校入試の過去問
    • 開成中学校入試を受験するならTOMASの開成そっくり模試
  • 開成中学校を受験するならTOMAS
    • TOMASは、個別なのに進学塾
    • TOMASは、本物の個別指導の力を証明!
  • まとめ

開成中学校・高等学校について

東大合格者数44年連続1位の言わずと知れた名門男子校。
校名の由来は、「(開物)素質を開花させ、(成務)人としての務めを果たす」。
課外活動を重視しているのも大きな特徴で、特に5月の運動会は有名。
運動会などの行事を通して、集団の一員として自分の役割をきちんと果たすことができるたくましい人間の育成をめざす。2020年に創立150周年を迎えた。

◎ 住所
〒116-0013 東京都荒川区西日暮里4丁目2番4号
◎ 最寄り駅
西日暮里駅(JR、東京メトロ千代田線、日暮里・舎人ライナー) 徒歩3分
◎ 開成中学校をめざす受験生へ  野水勉校長先生からのメッセージ

(※TOMAS会員誌『スカラ』2020年11月発行号より抜粋)

開成には多様な個性をもつ生徒が集まっています。中学では1学年300人、高校では400人の同級生がいるので、運動が不得意であっても数学が得意だったり、ゲームに詳しかったり、さまざまな得意分野をもった仲間がいます。基本的にダメと言わない校風ですから、挑戦したいことが見つかったら、仲間を募って、協力して実現するチャンスを得られる学校です。いろいろなことに挑戦してみたいと考えている人にぜひめざしてほしいですね。きっと刺激的な6年間を送ることができるでしょう。(談)

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開成中学校・高等学校の特徴

自主性を重んじる校風

生徒の自主性を重んじ、運動会や文化祭をはじめとする学校行事の運営は生徒に任されています。

高い進学実績

卒業生のおよそ半数は東大に進学しますが、近年は海外の大学への進学にも力を入れています。

開成中学校・高等学校の教育理念

初代校長であった高橋是清先生の理念を原点に、開成学園は「開物成務」「ペンは剣より強し」「質実剛健」「自由」という四つの考え方を重視した教育が行われています。

開成中学校・高等学校の学費

開成中学校・高等学校の公式ホームページによれば、2025年度の学費等は次の通りです。

中学校の学費
(1) 入学金 320,000 円
(2) 施設拡充資金 120,000 円
(3) 授業料 (月額) 41,000 円
(4) 施設維持費 (月額) 6,000 円
(5) 実験実習料 (月額) 6,000 円
(6) 父母と先生の会会費 (月額) 2,800 円
(7) 生徒会会費 (月額) 550 円
高等学校の学費
(1) 入学金 320,000 円
(2) 施設拡充資金 120,000 円
(3) 授業料 (月額) 41,000 円
(4) 施設維持費 (月額) 6,000 円
(5) 実験実習料 (月額) 6,000 円
(6) 父母と先生の会会費 (月額) 2,800 円
(7) 生徒会会費 (月額) 550 円

開成中学校・高等学校の奨学金制度

開成中学校・高等学校には下記の奨学金制度があります。
入学後、家計の急変等により学業の継続が困難になった場合

  • 授業料特別免除
  • 就学支援奨学金

入学前、経済的理由で開成中学校・高等学校への入学を断念している場合

  • 開成会 道灌山奨学金(開成会)

給付条件および詳細は学校のホームページでご確認ください。

開成中学校・高等学校の大学合格実績

開成高等学校の主な2025年度大学合格実績
東大 京大 一橋大 東工大 東京
医科歯科大
東京科学大 海外
2025 150 12 18 22 20
2024 149 19 9 10 7 4
開成高等学校の主な2025年度大学進学実績
慶應 早稲田 上智 国公立大医学部 私立大医学部
2023 189 257 41 89 106
2022 193 245 36 66 74
開成高等学校の東大合格者数の推移
2021 2022 2023 2024 2025
合格者数(合計) 146 193 148 149 150
合格者数(現役) 107 137 118 117 107
合格者数(既卒) 39 56 30 32 43

開成中14名合格!
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開成中学校の入試について

開成中学校の偏差値と入試難易度

開成中学校の偏差値は71です(2024年度/森上教育研究所調べによる)。中学入試における最難関校のひとつです。

開成中学校の入試日程(2026年度)

①出願情報入力・入学検定料支払

2025 年 12 月 20 日(土) ~ 2026 年 1 月 22 日(木) 〈インターネット出願〉

②入学試験日

2026年2月1日(日)

③合格発表日

2026年2月3日(火)

④入学手続き期間

合格者は、入学金と施設拡充資金を2月4日までに納入。
※最新情報は学校のホームページでご確認ください。

⑤中学校説明会

10月19日・20日ごろ
※最新情報は学校のホームページでご確認ください。

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開成中学校入試の受験者数と合格者数・実倍率

開成中学校の受験者数と合格者数・実倍率は下記の通りです。

2025年度入試
定員数 偏差値 偏差値
前年差
受験者 受験者
前年差
合格者 合格者
前年差
実倍率
300 71 0 1146 ▲44 431 7 2.7
※2025年4月5日時点 ※偏差値は2024年度の情報です。

開成中学校入試の受験教科 科目別配点と試験時間

開成中学校の受験教科 科目別配点と試験時間は下記の通りです。

科目 満点 試験時間
国語 85点 50分
算数 85点 60分
理科 70点 40分
社会 70点 40分

開成中の最新入試問題から読み解く傾向と対策とは

開成中学校入試の攻略方法

開成中学校の国語で合格点をとるポイント

本質的な力を養う勉強を
本校の国語で求められるのは、厳選した言葉で、エピソードを要約し、心情を読み取る力です。まずは本文の重要な言葉に線を引き、要点をつかむ演習をしましょう。それを元に、「どんな出来事?」「どんな意味?」「どんな気持ち?」の3つを最小限の言葉で説明しましょう。同時に、言い換えに必要な語彙も身につける必要があります。小手先の技術だけでは、通用しません。本質的な力を養う勉強を積み重ねる事が、合格への道です。

開成中学校の算数で合格点をとるポイント

思考力・処理能力+作図力
出題される分野の傾向はある程度決まっていますが難易度のばらつきが大きいです。2023年の高得点勝負の後、思考力重視の適度な難易度が2年続きました。2025度は作図がカギとなった可能性もあり、様々な能力がハイレベルで要求されました。難易度に左右されないよう、基本を徹底し、出題者の意図をくみ取れる思考力を養い、自らの頭で考え、最適な処理が行えるように鍛えなければなりません。メンタル、技術を含め、隙の無いように仕上げましょう。

開成中学校の理科で合格点をとるポイント

総合的な解答力を
表やグラフの読み書きが多いため、ある程度の基本学習が終わったら、表とグラフの問題を徹底的に行い、得点できるようにしていきましょう。リード文を読み取れれば「知識」にこだわる必要はありませんが、あればあるほど有利です。上位校を受験する中学受験生として必要な「知識」は備えておきましょう(開成を受験するライバル達はこの程度のことは知っている、という意識で)。各種図鑑と高校生用の資料集があると理解の助けになります。

開成中学校の社会で合格点をとるポイント

知識重視の当たり前の勉強を
最難関校にもかかわらず、ほとんどの出題は基礎的な知識事項とその活用なので、高得点をとれるように万全の準備をしておきましょう。知識事項は穴がないように、過去問などの演習を多めにし、苦手な分野は弱点ノートとしてまとめておくのがよいです。用語を答える問題は漢字指定が多いので、表記ミスで失点しないように十分注意しましょう。地元の東京都に関することのみならず、様々なことに広く関心をもって探究的な勉強を進めることが重要です。

開成中学校合格者の声

開成中学校合格 Sさん
合格校:開成中学校、渋谷教育学園渋谷中学校、渋谷教育学園幕張中学校

Sさんの過去問スケジュール
8月 海城中・栄東中など第二志望群の過去問演習スタート。
9月 開成中・筑駒中など第一志望群の過去問演習スタート。
10~12月 1月受験校、渋渋中・渋幕中など併願校の過去問演習を並行。
開成中の過去問10年分を解き終える。
1月 引き続き開成中の過去問演習で時間配分を体得。
Q 開成中学校の過去問を解いた第一印象は?
第一印象は「めんどくさい」でした。9月に初めて解いたときは、得意の算数も合格点に届きませんでした。
Q 偏差値はどのくらいあった?
6年生の前半は65、9月に一度60まで落ちました。12月ごろから伸びてきて、直前で一気に70まで伸びました。
Q 過去問演習で気をつけていたことは?
基本の徹底です。過去問演習だけでなく、計算や漢字の練習も毎日続けていました。また、間違えた問題の解き直しをしてから次の年度を解くこともルールにしていました。
Q 過去問で合格点に届いたのはいつ?
10年分の過去問を解き終えた12月ごろに変化がありました。問題の取捨選択ができるようになって、苦戦していた時間配分に悩まされることがなくなり、得点が安定してきました。

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開成中学校入試の過去問

過去問は何年分、いつから解く?

過去問演習は小6の9月から本格的に始めるのが一般的です。
とはいえ、単元学習が終わっていないのに焦って過去問に取り組んでも、自信を失うだけになりかねません。11月でも決して遅くはありませんので、基礎をしっかりと固めてから取り組むことをおすすめします。

逆に基礎がほぼ完成している場合や、難関校を志望している受験生であれば、夏休みから過去問に挑戦してみましょう。志望校の出題傾向を早目に把握することで、秋からの対策を有利に進めることができるだけでなく、志望校のレベルと現在の力のギャップを知ることで目標が明確になり、学習のモチベーションにもつながります。

初めて過去問に取り組む際は、第二志望校から始めるとよいでしょう。開成が第一志望なら、海城や栄東などから取り組み、段階的にレベルアップしていきます。

解く年数の目安は10年分です。開成をねらうなら、ライバルを圧倒するほどやり込んで差をつけたいところです。特に重要なのが算数の過去問演習です。難関中入試は算数で大きく差がつき、算数が合否を分けると言っても過言ではありません。算数の過去問は遅くても9月から始め、第一志望校は10年分、第二志望校は5年分、第三志望校以降は3年分を目安に解きましょう。国語も同様に第一志望校は10年分が目安です。

社会については、時事問題などは古い年度になると参考にならないため、5年分が目安になります。理科も5年分を目安に解きましょう。

過去問の復習法はどうする?

過去問演習で大切なのは、「やりっぱなしにしない」ことに尽きます。

間違えた問題は、なぜ間違えたのかを分析するところまでやるということです。ミスの原因が知識不足であれば、その単元の知識をチェックし直します。思考系の問題であれば、どの過程でミスがあったのかを確認し、条件の読み飛ばし、計算ミス、途中式の書き方など、失点原因別の対策が必要です。

近年はグラフや作図など、書かせる問題が増える傾向があります。自分ではきちんと書いたつもりでも採点官が点をつけられない答案になっていることが多々あります。「わかっている」ことを採点官にそのまま伝えられる答案づくりを心がけましょう。

とはいえ、記述答案の採点・添削指導は、集団指導の塾ではなかなか対応が難しいものです。過去問演習においては、個別指導塾などの力を借りるのも一つの方法です。

もう一つ大切なのは、過去問の解き直しをする際は、「振り返りノート」を作ること。模試も含めて、間違えた問題を時系列でノートに貼っていき、自分の解答や間違えたポイントなどをまとめます。

努力しているにもかかわらず、なかなか点数に反映されないという受験生は、どこに何があるのか整理できていないことが原因になっているケースが多くあります。振り返りノートをまとめることで、「大切なことはすべてこのノートに集約されている状態」を作ることができます。復習の効率が格段に上がるだけでなく、ノートを見直すことが精神的な支えにもなるでしょう。

過去問がなかなか解けないときは?

なぜ解けないのか、原因を分析しましょう。単元学習が十分にできておらず、知識が足りないために解けないのであれば、その単元に戻って復習し直すことが必要です。失点が目立っているようなら、どの過程でミスがあったのかを確認します。前段でも述べましたが、失点の原因が計算ミスなのか、条件の読み飛ばしなのか、あるいは途中式の書き方なのを見極め、原因別に弱点を補強することで、徐々に得点が安定してきます。

合格したお子さんも、最初に解いたときの得点率は5割以下というのが珍しくありません。解けないからといって焦らず、数を重ねて復習をしっかりと行うことで、12~1月には手応えが得られるはずです。

また、難問揃いの過去問を解いていると、簡単な問題を難しく考えてしまい、ミスが目立ってくるケースもあります。過去問演習と並行して、計算や漢字などの基礎も毎日欠かさず継続してください。

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2025年度の合格実績

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まとめ

繰り返しになりますが、保護者の皆さんに心掛けていただきたいのは、点数に一喜一憂しないこと。最大の目的である「志望校の出題傾向を理解・体得すること」を忘れずに、いつどの年度を解くか、過去問演習スケジュールを綿密に組んでみましょう。第3志望校まで解き切るためには、保護者の皆さんのスケジュール管理が非常に重要になってきます。

また、お子さんが過去問を解く際には、ストップウォッチなどを用意し、時間をきっちり計って挑ませてください。入試本番では4科目タテに続けて受験します。途中で息切れしないように集中力を持続させる訓練も必要です。日曜日などに4科目続けて過去問に取り組んでみるとよいでしょう。

入試当日はわずか12歳にして一人で戦わなければなりません。普段から本番同様の環境で解く体験を積むことで徐々に自信をつけ、さらに1月入試で実戦を経験し、2月の本命校入試につなげていきましょう。

執筆:TOMAS
TOMASは、御三家・最難関中に強い完全1対1の進学個別指導塾です。一人ひとりの過去問演習カリキュラムや併願戦略を作成し、難関中合格へ導きます。

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