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常に自分のことだけを考えよう。ひとのことはどうでもいい

親野智可等

常に自分のことだけを考えよう。ひとのことはどうでもいい

●自分が何をすべきかを考えることが大事

私たちは常に自分のことだけを考えるべきだ。

ひとのことはどうでもいい。

 

ひとがどうしたこうしたとか。

ひとが何をしたとか何をしなかったとか。

それは良かったとか悪かったとか。

そんなことは関係ないことなのだ。

 

それよりも、自分が何をしたかとか、何をしなかったかとかが大事だ。

それは良かったか悪かったか。

自分がこれから何をすべきで何をすべきでないか。

常に自分のことだけを考えるべきだ。

●相手に求めることが悪循環の始まり

ひとに何かを求めてはいけない。

ひとに何かを期待するとは何事か?

これほど僭越なことはない。

どんなに愛を装っていても、それは微妙な暴力なのだ。

 

あなたはいったい何様なのか?

一人の人間が別の一人の人間に、ああしろこうしろと求める権利などないのだ。

 

私たちは常に自分に求めるべきだ。

ひとに求めてもおこなわれることはない。

それを見て必ず相手を責める心がわいてくる。

 

すると相手は反発する。

それでこちらもまた反発し、いつもの悪循環が始まる。

●今そういう状態でいるのには理由がある

ひとを変えることはできない。

変えられるのは自分だけだ。

 

親が変わらずに、子どもだけを変えることはできない。

どんな関係においても、自分が変わらずに、相手だけを変えることはできないのだ。

 

自分が変われば、相手も変わるかも知れない。

でも、それはわからないし、わかる必要もない。

 

そもそも、ひとを変えようとすること自体がおこがましいことだ。

一人の人間が、別の一人の人間を変える権利などないからだ。

 

どのひとも、今そういう状態でいるのには理由がある。

その理由は、人間にはわからない。

例えば、あるひとは怠けているように見える。

でも、それは次に大きく羽ばたくために必要な状態なのかも知れない。

 

必要な状態を十分踏み固めてから、次に進む手はず(プログラム)だった。

なのに、無知で暴力的な他者がそれを許さずに、途中で打ち切りにしてしまった。

不十分な部分は、後になってうずくことになる。

●大いなる愛と忍耐をもって待つ

自分がよりよく変われば、相手によい影響を贈ることができるかも知れない。

それは、自分が相手にとってよい環境になるということだ。

 

私たちにできるのはそこまでだ。

それで相手が変わるか変わらないか、それは相手が決めること。

あるいは、天が決めるといってもいい。

 

自分にできることをして、後は待つことしかできない。

大いなる愛と忍耐をもって待つことだ。

「人事を尽くして天命を待つ」

ああ、本当にいい言葉だ。

著者プロフィール

親野智可等
親野智可等
おやのちから

教育評論家。1958年生まれ。本名 杉山 桂一。公立小学校で23年間教師を務めた。教師としての経験と知識を少しでも子育てに役立ててもらいたいと、メールマガジン「親力で決まる子供の将来」を発行。具体的ですぐできるアイデアが多いとたちまち評判を呼び、新聞、雑誌、テレビ、ラジオなど各メディアで絶賛される。また、子育て中の親たちの圧倒的な支持を得てメルマガ大賞の教育・研究部門で5年連続第1位に輝いた。読者数も4万5千人を越え、教育系メルマガとして最大規模を誇る。ブログ「親力講座」も毎日更新中。『「親力」で決まる!』(宝島社)、『「叱らない」しつけ』(PHP研究所)などベストセラー多数。人気マンガ「ドラゴン桜」の指南役としても知られる。長年の教師経験に基づく話が、全国の小学校や幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会で大人気となっている。

教育評論家・親野智可等 公式ホームページ『親力』


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