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【立教女学院中学校】偏差値や入試情報、過去問対策について徹底解説!

【立教女学院中学校】偏差値や入試情報、過去問対策について徹底解説!

立教女学院中学校に入りたい! 学校の基本情報と入試対策を徹底解説!

毎朝の礼拝から一日が始まるミッション・スクールの立教女学院中学校。
多くの中学受験生が夢の志望校として合格をめざしています。

この記事では、立教女学院中学校の基本情報をふまえた上で、入試対策としての過去問の使い方について解説します。
現在の実力と志望校のレベルに差がある場合でも、過去問を正しく活用して志望校の出題傾向に沿った対策を進めれば、入試本番までに合格力をつけることは十分に可能です。

夢の立教女学院中学校合格に向かって、最後まであきらめることなく対策を進めていきましょう!

記事作成日:2023年1月9日
記事執筆者:TOMAS

【 目 次 】

  • 立教女学院中学校・高等学校について
    • 立教女学院中学校・高等学校の特徴
    • 立教女学院中学校・高等学校の教育理念
    • 立教女学院中学校・高等学校の授業カリキュラム
    • 立教女学院中学校・高等学校の学費
    • 立教女学院中学校・高等学校の進学実績
  • 立教女学院中学校の入試について
    • 立教女学院中学校の偏差値と入試難易度
    • 立教女学院中学校の入試日程
    • 立教女学院中学校入試の受験者数と合格者数・実倍率
    • 立教女学院中学校入試の受験教科 科目別配点と試験時間
    • 立教女学院中学校入試の攻略方法
    • 立教女学院中学校入試の過去問
  • 立教女学院中学校を受験するならTOMAS
    • TOMASは、個別なのに進学塾
    • TOMASは、本物の個別指導の力を証明!
  • まとめ

立教女学院中学校・高等学校について

立教大学系列の名門女子校。1877年にアメリカ人宣教師によって設立された。
「知的で品のある凛とした女性」を目指す。毎朝の礼拝、土曜集会、ボランティアを大切にしており、バランスのとれた基礎学力はもちろん、特にARE教育(自らテーマを求め(Ask)、調べ(Research)、言語化して発表する(Express)学習のこと)、語学教育に注力している。

◎ 住所
〒168-8616 東京都杉並区久我山4-29-60
◎ 最寄り駅
三鷹台駅(京王井の頭線) 徒歩1分

立教女学院中学校・高等学校の特徴

自治活動を重んじる校風

女子校最古の伝統を誇る生徒会は、体育祭やマーガレット祭(文化祭)など、すべて生徒の手で運営されています。

高い進学実績

卒業生のおよそ7割は推薦で立教大学に進学します。(2024年度高3生より、受け入れ総数が50名増加)医療系学部のある大学など一般入試に臨む生徒も多くいます。

立教女学院中学校・高等学校の教育理念

「他者に奉仕できる」「知的で品各のある」「自由と規律を重んじる」「世の中に流されない凛とした」「平和をつくり出し、発信する」人間になることが教育目標です。

立教女学院中学校・高等学校の授業カリキュラム

国語科

中学校では自己の器を豊かに満たすことを目指します。語彙・漢字の力を養成し、良質の文章に数多く触れることで、基礎力を身につけていきます。
高等学校では器の中身を充実させるべく、発表、質問、対話などのさまざまな鍛錬を通して表現の力も養っていきます。

数学科

最初に教科書を用いて、新しい数学的な考え方の必要性を確認しながら、基本的な表現方法や、計算処理方法を学びます。定期試験の他に、年に数回、合格点を決めた確認テストを行い、基本的な力を定着させます。
高等学校ではコースに分かれて、少人数で自分の進路にあった学習ができます。

理科

中学校では、理科を分野別に3年間学びます。高等学校では、物理、化学、生物の基礎を必修として学び、さらに高2・3のコースでは選択科目として、各分野の内容を深めていきます。

社会科

中1・3では、ARE学習(総合学習)とのクロスカリキュラムを実施しています。また、高2・3はコース別となり、大学入試にも対応した内容となっています。

英語科

中学校では5学級を2分割し、10クラスの少人数クラス編成でスタートします。中1後期より、習熟度に応じて2段階となります。
高等学校の必修では3段階6クラス編成、論理・表現Ⅰはホームルームを3分割して授業を行います。

音楽科

礼拝で歌う聖歌やクリスマス礼拝、卒業式の合唱練習はキリスト教教育の一環として取り組んでいます。また、年1回のオーケストラ鑑賞会では生の音楽に触れる体験をし、クラス別発表をする合唱交歓会では、生徒の自立性を育て、歌うことの喜びを分かち合う場としています。

美術科

中学校では学年別に、中1「基礎的な表現方法を身につけよう。」、中2「表現の工夫をしよう。」、中3「自己表現をしてみよう。」という目標をベースにカリキュラムを組んでいます。絵画(版画を含む)、デザイン、鑑賞など、美術の各分野をバランスよく学べるように工夫しています。
高等学校では各分野の中から、応用範囲の広いベーシックな表現方法を学び、自分の表現の可能性を広げることをテーマにしています。高3では卒業制作を課題とし、「自ら創作活動のできる人間」を目指します。

保健体育科

体育では、本校オリジナル「立教体操Ⅰ~Ⅲ」をはじめ、ダンス、器械体操・陸上競技や球技を通じて、運動の基礎技術を習得します。
保健では、健康的な生活習慣の重要性を学び、生涯にわたって運動に親しみ豊かな生活を送る積極的な姿勢を育てます。

家庭科

中学校ではコンピューターや基礎縫い・編み物・ミシンでの被服製作など基本的な技術、栄養・食品の特徴・基本的な調理技術を学びます。
高等学校では家庭生活・消費生活を学び、家庭生活の充実・向上を図る力と国際化・情報化社会や高齢社会に適切に対応し、生活する力を身につけていきます。

宗教科

中1ではキリスト教入門として礼拝、聖書、キリスト教の基本、建学の精神などを学びながら自分を見つめることを始めます。中2では新約聖書を自分で読み、「友だち、家族、その他の人々」との関係を考えます。中3では旧約聖書を読み、神と人間の関係を学びます。高1ではより丁寧に聖書の世界観を学びます。高2では歴史のなかで生まれた様々なキリスト教思想を学び、自分のキリスト教理解を深めます。高3では中学校・高等学校6年間のまとめとして「生きる」をテーマに聖書を読み解きながら、現代社会に生きる人間のいろいろな問題を考えます。高3の夏には、これらの授業を土台に話し合いを中心とした修養キャンプがもたれます。

立教女学院中学校・高等学校の学費

立教女学院中学校・高等学校の公式ホームページによれば、2023年度の学費等は次の通りです。

中学校の学費
(1) 入学金 250,000 円
(2) 授業料(年額) 600,000 円
(3) 教育充実費(年額) 156,000 円
(4) 生徒費(年額) 54,000 円
(5) 生徒会費(年額) 3,600 円
(6) 旅行積立金(年額) 60,000 円
(7) 藤の会入会費 10,000 円
(8) 藤の会費(年額) 18,000 円
(9) 同窓会費(年額) 6,000 円
高等学校の学費
(1) 入学金 250,000 円
(2) 授業料(年額) 600,000 円
(3) 教育充実費(年額) 156,000 円
(4) 生徒費(年額) 52,975 円
(5) 生徒会費(年額) 6,000 円
(6) 旅行積立金(年額) 80,400 円
(7) 同窓会費(年額) 18,000 円
(8) 損害扶助費(年額) 6,000 円

※上記金額は2023年度入学の中1生および高1生の予定額です。(生徒費、旅行積立金は年度ごと変動があります)

※生徒費、生徒会費は前期に年間分を納入、それ以外は前期と後期に分割して納入となります。

※高1生はICT関係費(個人PC購入・設定)約10万円が別途必要となります。(2023年度の場合)

立教女学院中学校・高等学校の奨学金制度

立教女学院育英奨学資金
経済的な事情により必要な場合に学校納付金相当額を貸与します。

立教女学院中学校・高等学校の大学進学実績

立教女学院中学校・高等学校は2023年度大学入試の結果を公表しました。
立教大学へは122名が進学。お茶の水女子大、東工大、東北大、横浜市立大(医)などの国公立や早慶上理などの難関私大の進学者もいます。

立教女学院中学校の入試について

立教女学院中学校の偏差値と入試難易度

立教女学院中学校の2023年度偏差値は57~60です(森上教育研究所調べによる)。中学入試における難関校のひとつです。

立教女学院中学校の入試日程(2023年度)

①出願情報入力・入学検定料支払

<一般生>
2023年12月24日(日)~2024年1月 22 日(月) 〈インターネット出願〉
2024年1月10日(水)~2024年1月22日(月) 〈出願書類の郵送〉
<帰国生>
2023年11月9日(木)~2023年12月2日(土) 〈インターネット出願〉
2023年11月25日(土)~2023年12月2日(土) 〈出願書類の郵送〉

②入学試験日

<一般生>
面接:2024年1月27日(土)(面接は保護者同伴)
試験:2024年2月1日(木)
<帰国生>
2023年12月21日(木)試験および面接(面接は保護者同伴)

③合格発表日

<一般生>
2024年2月1日(木)21:00 ホームページ上に発表
2024年2月2日(金)9:00~12:00 構内掲示
<帰国生>
2023年12月21日(木)18:00 ホームページ上に発表
2023年12月22日(金)9:00~12:00 構内掲示

④入学手続き期間

<一般生>
2024年2月2日(金)9:00~12:00
<帰国生>
2023年12月22日(金)9:00~12:00

⑤中学校説明会

ミニ学校説明会(保護者対象):第1回2023年5月10日(水)、第2回2023年5月17日(水)、第3回2023年6月21日(水)
※3回とも内容は同じです。
夏の校内見学会(学校説明含む):2023年6月17日(土)
生徒会による学校説明会:2023年7月15日(土)
入試科目説明会(一般生・帰国生対象):2023年9月下旬配信予定
秋の校内見学会(個別相談を含む):2023年9月2日(土)、11月18日(土)
※すべて(動画以外)定員制です。
※公開行事は、ホームページからの予約制(1か月前から)になります。

立教女学院中学校入試の受験者数と合格者数・実倍率

開成中学校の受験者数と合格者数・実倍率は下記の通りです。

2023年度入試
定員数 偏差値 偏差値
前年差
受験者 受験者
前年差
合格者 合格者
前年差
実倍率
一般 110 60 ▲1 334 57 136 7 2.46
帰国 20 57 1 40 ▲6 21 ▲3 1.9
※2023年2月時点

立教女学院中学校入試の受験教科 科目別配点と試験時間

立教女学院中学校の受験教科 科目別配点と試験時間は下記の通りです。

<一般生>
科目 満点 試験時間
国語 90点 45分
算数 90点 45分
理科 60点 30分
社会 60点 30分
面接 -点 -分
<帰国生>
科目 満点 試験時間
国語 40点 30分
算数 40点 30分
日本語の作文 20点 30分
面接 -点 -分

立教女学院中学校入試の攻略方法

立教女学院中学校の国語で合格点をとるポイント

論説、文学的文章。120字以上の記述問題複数。

立教女学院中学校の算数で合格点をとるポイント

問題数が増加した。ペース配分に注意が必要。

立教女学院中学校の理科で合格点をとるポイント

知識・考察・計算のバランスが合否を分ける。

立教女学院中学校の社会で合格点をとるポイント

地理・歴史・公民・時事からバランスよく出題されている。

立教女学院中学校入試の過去問

過去問は何年分、いつから解く?

過去問演習は小6の9月から本格的に始めるのが一般的です。
とはいえ、単元学習が終わっていないのに焦って過去問に取り組んでも、自信を失うだけになりかねません。11月でも決して遅くはありませんので、基礎をしっかりと固めてから取り組むことをおすすめします。

逆に基礎がほぼ完成している場合や、難関校を志望している受験生であれば、夏休みから過去問に挑戦してみましょう。志望校の出題傾向を早目に把握することで、秋からの対策を有利に進めることができるだけでなく、志望校のレベルと現在の力のギャップを知ることで目標が明確になり、学習のモチベーションにもつながります。

初めて過去問に取り組む際は、第二志望校から始めるとよいでしょう。立教女学院が第一志望なら、香蘭女学院中や淑徳与野中などから取り組み、段階的にレベルアップしていきます。

解く年数の目安は10年分です。立教女学院をねらうなら、ライバルを圧倒するほどやり込んで差をつけたいところです。特に重要なのが算数の過去問演習です。難関中入試は算数で大きく差がつき、算数が合否を分けると言っても過言ではありません。算数の過去問は遅くても9月から始め、第一志望校は10年分、第二志望校は5年分、第三志望校以降は3年分を目安に解きましょう。国語も同様に第一志望校は10年分が目安です。

社会については、時事問題などは古い年度になると参考にならないため、5年分が目安になります。理科も5年分を目安に解きましょう。

過去問の復習法はどうする?

過去問演習で大切なのは、「やりっぱなしにしない」ことに尽きます。

間違えた問題は、なぜ間違えたのかを分析するところまでやるということです。ミスの原因が知識不足であれば、その単元の知識をチェックし直します。思考系の問題であれば、どの過程でミスがあったのかを確認し、条件の読み飛ばし、計算ミス、途中式の書き方など、失点原因別の対策が必要です。

近年はグラフや作図など、書かせる問題が増える傾向があります。自分ではきちんと書いたつもりでも採点官が点をつけられない答案になっていることが多々あります。「わかっている」ことを採点官にそのまま伝えられる答案づくりを心がけましょう。

とはいえ、記述答案の採点・添削指導は、集団指導の塾ではなかなか対応が難しいものです。過去問演習においては、個別指導塾などの力を借りるのも一つの方法です。

もう一つ大切なのは、過去問の解き直しをする際は、「振り返りノート」を作ること。模試も含めて、間違えた問題を時系列でノートに貼っていき、自分の解答や間違えたポイントなどをまとめます。

努力しているにもかかわらず、なかなか点数に反映されないという受験生は、どこに何があるのか整理できていないことが原因になっているケースが多くあります。振り返りノートをまとめることで、「大切なことはすべてこのノートに集約されている状態」を作ることができます。復習の効率が格段に上がるだけでなく、ノートを見直すことが精神的な支えにもなるでしょう。

過去問がなかなか解けないときは?

なぜ解けないのか、原因を分析しましょう。単元学習が十分にできておらず、知識が足りないために解けないのであれば、その単元に戻って復習し直すことが必要です。失点が目立っているようなら、どの過程でミスがあったのかを確認します。前段でも述べましたが、失点の原因が計算ミスなのか、条件の読み飛ばしなのか、あるいは途中式の書き方なのを見極め、原因別に弱点を補強することで、徐々に得点が安定してきます。

合格したお子さんも、最初に解いたときの得点率は5割以下というのが珍しくありません。解けないからといって焦らず、数を重ねて復習をしっかりと行うことで、12~1月には手応えが得られるはずです。

また、難問揃いの過去問を解いていると、簡単な問題を難しく考えてしまい、ミスが目立ってくるケースもあります。過去問演習と並行して、計算や漢字などの基礎も毎日欠かさず継続してください。

立教女学院中学校を受験するならTOMAS

TOMASは、個別なのに進学塾

個別指導というと、学校や塾でわからなかったことを教えてもらう「補習塾」のイメージが強いのではないでしょうか。 しかしTOMASは、個別指導でありながらハイレベルな進学指導を行い、難関校への高い合格実績を出しています。 個別なのに進学塾は、TOMASだけ。

TOMASは、本物の個別指導の力を証明!

開成14名、筑駒2名、麻布15名、駒場東邦22名、桜蔭4名、女子学院10名など難関合格者を2023年度も多数輩出し、TOMASの「本物の個別指導」の力を証明しました。
2023年度の合格実績

まとめ

繰り返しになりますが、保護者の皆さんに心掛けていただきたいのは、点数に一喜一憂しないこと。最大の目的である「志望校の出題傾向を理解・体得すること」を忘れずに、いつどの年度を解くか、過去問演習スケジュールを綿密に組んでみましょう。第3志望校まで解き切るためには、保護者の皆さんのスケジュール管理が非常に重要になってきます。

また、お子さんが過去問を解く際には、ストップウォッチなどを用意し、時間をきっちり計って挑ませてください。入試本番では4科目タテに続けて受験します。途中で息切れしないように集中力を持続させる訓練も必要です。日曜日などに4科目続けて過去問に取り組んでみるとよいでしょう。

入試当日はわずか12歳にして一人で戦わなければなりません。普段から本番同様の環境で解く体験を積むことで徐々に自信をつけ、さらに1月入試で実戦を経験し、2月の本命校入試につなげていきましょう。

執筆:TOMAS
TOMASは、御三家・最難関中に強い完全1対1の進学個別指導塾です。一人ひとりの過去問演習カリキュラムや併願戦略を作成し、難関中合格へ導きます。

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