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【vol.49】慶應義塾中等部に受かる子とは?|慶應義塾中等部に強い塾
柏木 将弘くん(仮名)/東京都公立小学校出身の場合
計算力頼みの「力技」だけでは得点は伸びない。
小学校6年生の夏からTOMASに通い始めた柏木くん。「苦手な算数をなんとかしたい」と思ったことが入塾のきっかけでした。
柏木くんは、とてもすばらしい計算力を持っていたのですが、それが得点に結びつかないことで悩んでいました。
そこで、間違えた問題を詳しく分析してみると、途中計算式が想定よりも複雑になっていることに気づきました。さらに、そのせいで計算ミスをしてしまうケースがよく見受けられたのです。
その原因は、問題文の条件をきちんと整理しないまま、すぐに解答に向けた計算に入ってしまうことにありました。
高い計算力を持っているために、その計算力に頼って「力技」で問題を解こうとし、結果として計算ミスを連発していたのです。
また、はじめは算数だけの授業でしたが、入試直前期からは、成績が伸び悩んでいた理科の対策を行う必要も生じました。
理科については、テーマ性のある実験問題や、キーワードや条件を読み取るタイプの会話文問題を難しく考えてしまい、苦手意識を持っているようでした。
はじめの「じっくり」がポイント!
算数については、問題文の内容をしっかり吟味することから始めました。
まず、図表やグラフを活用しながら、問題文に示されている条件をきちんと整理・把握します。
そして、その条件をふまえて効率的な解法の手順を明確にし、それからはじめて計算に入るように徹底して指導しました。
「計算力頼み」だった柏木くん。はじめは、解き始めの段階でじっくり立ち止まって考えることに違和感を抱いていたようです。しかし、そのステップが後々の作業を楽で確実なものにすることを根気よく伝えました。
条件整理がきちんと行えるようになると、持ち前の計算力との相乗効果で、成績も一気に伸び始めていきました。
苦手意識の克服は基礎知識から!
理科については、まずは基礎知識の抜けを徹底的に穴埋めしていきました。
文章問題でキーワードや条件を読み取るためには、そのキーワードや条件に関する基礎知識をしっかり把握しておく必要があるからです。
その上で、問題文をあまり難しく考えず、国語の説明文を読んでいる感覚でシンプルにとらえて解くよう、その具体的な方法を指導していきました。
受験直前期からのスタートで本人も不安だったと思いますが、基礎知識をマスターし、問題文の読み取りのコツをつかんでからは、成績も少しずつ上がるようになりました。
算数・理科ともに、直前期は新しい問題には手を出さず、過去に解いた問題の復習を中心に対策を実施。
苦手を克服し、本番は自信を持って試験を楽しんでくれたようです。
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