さまざまな困難を乗り越え、
難関校に合格した受験生のブレイクスルーをご紹介。
現状を打開するためにどう考え、 どう行動したのか。
みんなのブレイクスルーをヒントに、あなたも夢の志望校をめざしませんか?
【vol.48】慶應義塾中等部に受かる子とは?|慶應義塾中等部に強い塾
田口 雄介くん(仮名)/東京都公立小学校出身の場合
受験勉強の「長所」が受験本番の「武器」とは限らない
「分からないことは、分かるまで粘り強く考え続ける」ことを大切にする田口くんは、苦手な算数を克服するためにTOMASに入塾しました。
田口くんの課題は大きく2つありました。
一つは、特に苦手意識の強い「場合の数」と「整数」を克服することです。
この2単元については、模試などで基本問題すら失点してしまう状態でした。
もう一つは、制限時間内に問題を解き終え、合格に必要な得点をたたき出すことです。
田口くんは、難易度の高い問題を粘り強く考えすぎるあまり、すべての問題を制限時間内に解き終えることができないという問題を抱えていました。
「分かるまで粘り強く」という彼の長所はとても素晴らしいものですし、受験勉強においては持つべき才能です。
しかし、入試本番では、「限られた時間内でいかにして合格得点をたたき出すか」が重要です。そして、そのためには、問題を解く順番などの「解答の戦略」を立てる必要があります。
この「解答の戦略」を立てる力が、彼には十分に備わっていなかったのです。
基本から類題対応力まで、ていねいに指導!
「場合の数」と「整数」については、とにかく基本中の基本を固めることを徹底しました。
そのうえで、図や表を用いて問題文の条件を整理し、覚えた基本をもとに解答の手順を考えるよう指導。
基本を固めれば問題が解けるようになることを実感してもらい、苦手意識を少しずつ払拭していきました。
また、授業で解法を確認した問題について、再度自力で解く時間を設け、類題への対応力も鍛えました。
「分からないことは分かるまで」がモットーの田口くん。その吸収力はさすがでした。受験本番までには、見事に苦手意識を克服してくれました。
基本問題は絶対! あとは問題を解く順番を見極めろ!
「解答の戦略」については、まずは基本問題を絶対に落とさないよう、過去問演習などでは念入りに基本問題の見直しを行うように指導しました。
そのうえで、志望校の特色や傾向を鑑みて、正答率が著しく低い設問については解答を避け、そのぶん「基本的な設問」や「自信のある単元から出題された設問」などに注力するようアドバイスしていきました。
限られた時間内で問題を解き、さらに戦略まで立てることは簡単ではありません。しかし、二人三脚で徹底的に演習を繰り返すことでセンスを磨き、受験直前まで成績を伸ばすことができました。
受験本番前日、とても緊張している姿が印象的でしたが、無事に合格を勝ち取ったあとに彼が「必ず努力は報われる!」と誇らしげにしていた姿は、もっと印象的でした。
オススメ記事
記事一覧
お近くのTOMASを見学してみませんか?
マンツーマン授業のようすや教室の雰囲気を見学してみませんか?
校舎見学はいつでも大歓迎。お近くの校舎をお気軽にのぞいてみてくださいね。