さまざまな困難を乗り越え、
難関校に合格した受験生のブレイクスルーをご紹介。
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【vol.24】麻布中学校に受かる子とは?|麻布中学校に強い塾
岩本 亮太くん(仮名)/東京都国立小学校出身の場合
知識はある! 苦手分野もない! なのに成績が下がった……
3年生の頃から受験勉強を始めていた大岩くんは、高学年になって急激に成績が下がってしまったことをきっかけに、TOMASに入塾しました。
岩田くんは基本的な知識をしっかり勉強しており、苦手分野もありませんでした。それなのに、どうして成績が下がってしまったのでしょうか。
模試の成績や学習状況を詳しく調べたところ、どうやら「実際の入試問題で得点するための訓練」ができていないことがわかってきました。
難関校の入試問題は、問題文が長かったり、条件が複雑だったりします。
そのような問題を解く際に、岩田くんは問題の意図や条件を正確に読み取らず、勝手な解釈で解き始めてしまうことが多かったのです。
その結果、問われていないことを答える、四捨五入など問題文の指示に従っていない、といったミスによる失点が目立ちました。
また、麻布中学校の算数では、答案用紙に自分の考え方や途中式を書く必要があります。仮に解答できなかったとしても、途中式によって部分点をもらえる場合があるため、途中式をていねいに書くことはとても大切です。
しかし、岩田くんは日頃の演習のなかで、途中式をほとんど書かずに解答してしまうことが大半でした。
答案用紙の途中式の記述欄に書かれているのは、メモの走り書き程度のものばかり……。
それだけを見ても岩田くんがどのようにして解答を導き出したのかを読み取ることができないため、得点が伸びません。
基本的な知識は理解しているのに、問題の意図や条件を読み取り、解答を導く過程を示す訓練ができていない……。
そんな「実際の入試問題で得点するための訓練の不足」こそ、岩田くんの成績が下がってしまった原因だったのです。
問題文を正確に読み取る力を鍛える!
まずは問題文を読み飛ばしたり、曖昧な解釈ですましたりすることのないよう、線を引き、印をつけながら問題文を読むよう指導しました。
そして演習中は「この問題で答えることは何?」「この数字は問題文のどこを根拠にしているの?」「どんな単位で答えるべき?」などといった、問題文をしっかり読んでいないと答えられない類の発問を繰り返すことで、問題文の意図や条件を正確に読み取る力を鍛えていきました。
第三者が読んでもわかる途中式を目指す!
途中式については、毎回の授業で「どのようにしてその答えを導き出したのかを明確に示さないと得点につながらない」ことを伝え、「第三者が読んでもわかるような途中式を書く」ことを目標に指導をしていきました。
具体的には、演習時に正答・誤答にかかわらず「どんな計算でその解答に至ったのか?」「どう考えてその計算をしたのか?」を本人の言葉で説明してもらうことで、自分が考えていることと実際に答案用紙に書かれた途中式の内容が一致するよう指導しました。
6年生の9月頃に過去問で3割程度の得点しかとれなかったりと、苦しい時期もありましたが、「絶対にあきらめない」と最後まで努力をし続けた岩田くん。
その努力が実を結び、みごと麻布中学校合格をつかみ取ってくれました
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