

さまざまな困難を乗り越え、
難関校に合格した受験生のブレイクスルーをご紹介。
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【vol.23】開成中学校に受かる子とは?|開成中学校に強い塾
尾長 一哉くん(仮名)/神奈川県市立小学校出身の場合
合格最低点と40点もの開きが……
開成中学校にみごと合格した尾長くん。しかし、合格までの道のりはとても険しいものでした。
入試まで残り100日の時点で、合格最低点と尾長くんの得点には40点もの開きがあったからです。
この40点の開きを入試本番までに埋め、合格を勝ち取ること。それが尾長くんの課題でした。
尾長くんの実力が志望校合格レベルに届かなかった原因は、「苦手分野が残っていること」と「時間配分」にありました。
国語については、例えば「自我やプライドの芽生え」「人生の悲哀」など、特定のテーマの物語文を著しく苦手としており、そのテーマが出ると大きく失点していました。
さらに、記述問題においては、文法的な誤りによる減点が多く、十分な答案を書くことができていない状況でした。
算数については、数論や複雑な立体図形の問題を苦手としており、得点の伸びに大きく影響していました。
このような「苦手分野」に加えて、「時間配分」の甘さが事態を悪化させていました。
開成中学校の入試問題は、問題量に対して試験時間が厳しく設定されています。尾長くんは時間内に解答しようと焦るあまり、1つひとつの設問に対する「精度」を低めてしまっていました。
結果、国語では記述問題の答案の見直しが徹底できずに減点を招き、算数では基本的な問題での計算ミスなどが多発し、もったいない失点を重ねてしまっていたのです。
オリジナルテキストで苦手分野を克服!
苦手分野を克服する方法は、その分野を徹底的に集中して復習することに限ります。
国語については、尾長くんが苦手にしているテーマを問題集や過去問からピックアップして集中的に扱い、テーマの理解に必要な背景知識のインプットを徹底しました。また、記述問題対策として、読点を打つ位置や語順についてなど、文意を正確に伝えるための文法の知識について理論的に解説しました。
算数については、苦手分野だけを集めた尾長くん独自のオリジナルテキストを作成し、基礎知識の講義から応用問題の演習まで徹底して指導していきました。
過去問演習で時間配分の訓練を徹底!
的確な「時間配分」ができるようになるためには、過去問演習を通じてたくさんの経験を積むことが大切です。
とにかく、たくさんの過去問を解くなかで、「問題の全体量や得点配分などを見ながら、それぞれの設問にどれくらいの時間をかけるべきか」を考えるよう指導しました。
すでに、苦手分野を克服することで解答スピード自体が上がっていたこともあり、入試直前期には答案を見直す時間をしっかり確保できるまで「時間配分」ができるようになりました。結果、文法的な誤りや計算ミスなどのもったいない失点をなくすことができました。
過去問演習を始めたころは、なかなか高得点がとれない状態だった尾長くんですが、「苦手分野」を克服して「時間配分」ができるようになるなかで徐々に実力を伸ばし、入試直前期には安定して志望校合格レベルの得点が取れるようになりました。
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