

さまざまな困難を乗り越え、
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【vol.3】開成中学校に受かる子とは?|開成中学校に強い塾
山村瑛二くん(仮名)/出身校 都内公立小学校の場合
答案用紙は埋めるけど、得点につながらない……!?
「苦手分野をなんとかしたい」とTOMASに来校した山村くんは、国語の記述問題を苦手としていました。「文章の内容は分かるのに、いざ記述問題となると、何をどう書いていいのかが分からない……」。なんとか答案用紙は埋めるのですが、その答案を見てみるとポイントのずれた書きすぎが目立ち、得点につながっていなかったのです。
記述問題において、文章の内容が分かっていることはもちろん大事です。しかし、その上で、制限字数内で的を射た答案を作成するためには表現力が必要となります。文章の内容を理解する力(読解力)と、分かった内容をまとめて答案を作成する力(表現力)は別物なのです。山村くんは、この「表現力」に課題を抱えているようでした。
開成中学校の国語は問題数が少なく、そのほとんどが記述問題です。記述問題ができなければ、とうてい合格は望めません。記述問題に関する課題克服が、山村くんにとって急務でした。
設問から的確に「解答の方針」をつかむ!
記述問題で的を射た答案を作成するためには、文章の内容をちゃんと理解した上で、「設問に示された出題意図や指示を読み取り、解答の方針を的確につかむこと」が非常に重要です。
特に開成中学校では、「自分の言葉で説明しなさい」「〇〇に注目して説明しなさい」などといったように、設問で答案の作成方法や着眼点について指定することが多いのです。
山村くんは、このような設問の指定をしっかりと読み取らずに、感覚で答案を作成していたため、ポイントのずれた書きすぎが目立っていたのです。
実は、この「設問から解答の方針をつかむこと」こそ、彼の課題としていた「表現力」を鍛える大きなカギでした。
文章を読んで分かった内容を、だらだら書いていくのではなく、「設問の要求=解答の方針」に従いながら答案をまとめていく。彼にはこの訓練を繰り返し行ってもらいました。
そして、答案を作成するたびに、その一言一句について「設問の要求にこたえた内容になっているか」を本人に問いかけ、チェックしていきました。
はじめはとても大変そうにしていましたが、とにかく答案を書くことを徹底させました。その結果、しだいに表現力に磨きがかかっていき、どんな問題が出ても的を射た答案を作成することができるようになりました。
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