中学入試最新情報
【栄光学園中学高等学校】偏差値や入試情報、過去問対策について徹底解説!
栄光学園中学校に入りたい! 学校の基本情報と入試対策を徹底解説!
「他者のために、他者とともに生きる」ことを大切しているカトリック系進学校の栄光学園中学校。
多くの中学受験生が夢の志望校として合格をめざしています。
この記事では、栄光学園中学校の基本情報をふまえた上で、入試対策としての過去問の使い方について解説します。
現在の実力と志望校のレベルに差がある場合でも、過去問を正しく活用して志望校の出題傾向に沿った対策を進めれば、入試本番までに合格力をつけることは十分に可能です。
夢の栄光学園中学校合格に向かって、最後まであきらめることなく対策を進めていきましょう!
記事作成日:2024年1月9日
記事執筆者:TOMAS
【 目 次 】
- 栄光学園中学高等学校について
- 栄光学園中学高等学校の特徴
- 栄光学園中学高等学校の教育理念
- 栄光学園中学高等学校の授業カリキュラム
- 栄光学園中学高等学校の学費
- 栄光学園中学高等学校の進学実績
- 栄光学園中学校の入試について
- 栄光学園中学校の偏差値と入試難易度
- 栄光学園中学校の入試日程
- 栄光学園中学校入試の受験者数と合格者数・実倍率
- 栄光学園中学校入試の受験教科 科目別配点と試験時間
- 栄光学園中学校入試の攻略方法
- 栄光学園中学校入試の過去問
- 栄光学園中学校を受験するならTOMAS
- TOMASは、個別なのに進学塾
- TOMASは、本物の個別指導の力を証明!
- 栄光学園中学校に合格したTOMAS生の声
- まとめ
栄光学園中学高等学校について
東大などの国公立に多数が進学する中高一貫の名門男子校。
1学年180人限定という少人数制のもと、一人ひとりに向き合うことを重視する。高1には、週1時間の必修選択授業「高一ゼミ」が設けられており、仕事と社会を知り、未来を選ぶOBゼミや手話など、授業のテーマも通常とは違った異色のものが多い。緑豊かで広大な地に建てられた校舎の設計は、2020年の東京オリンピックのメイン会場となる新国立競技場のデザインなどを手掛けている、卒業生の隈研吾氏(現東京大学教授)が監修。
- ◎ 住所
- 〒247-0071 神奈川県鎌倉市玉縄4-1-1
- ◎ 最寄り駅
- 大船駅(JR)南改札西口(大船観音側) 徒歩15分
- ◎ 栄光学園中学校をめざす受験生へ 望月伸一郎校長先生からのメッセージ
-
(※TOMAS会員誌『スカラ』2018年3月発行号より抜粋)
栄光学園は少人数制で生徒と先生の距離が近く、非常にコミュニケーションが取りやすい学校です。生徒の自主性に任せるというスタンスや、失敗を通じて学んでいくことを大事にし、学校側も常に考えながら進んでいます。
在校生に本校を選んだ理由を聞くと、広い敷地や広い空、そして明るい先輩たちの様子を見て、この学校に入りたいと思ったと言います。本当にその通りで、栄光にしかない魅力だと思いますので、ぜひ一度見に来てください。
栄光学園中学高等学校の特徴
自主性を重んじる校風
生徒の自主性を重んじ、「倫理」という科目の学習を通じて、自分は何をするべきであるのか、あるいはすべきではないのかという判断をして実行していく力を身につけていきます。
高い進学実績
卒業生は、東大をはじめとした国公立大や早慶などの難関私大へ多数が進学します。
栄光学園中学高等学校の教育理念
栄光学園の教育は、キリスト教的価値観、また、イエズス会の創立者イグナチオの精神を基盤とし、生徒一人ひとりが神から与えられた能力を十全にのばし助けることを基本理念とします。
栄光学園中学高等学校の授業カリキュラム
中高6年間を初級・中級・上級に分けた2学年単位の指導計画を採用しています。それぞれの発達段階にふさわしい指導目標を掲げ、その目標達成のために適切な指導方法を工夫しつつ教育の実践に当たっています。
初級段階(中1・2)
授業の受け方や家庭学習の進め方等を具体的な場面を通して学びながら、授業と家庭学習を有機的に結びつけ、自律的な学習習慣を身につけます。
中級段階(中3・高1)
多様な学習体験を通じて、学んだことから自ら問題を見出し、それを深める意欲的な姿勢を身につけます。
上級段階(高2・3)
学習の総合化をはかるとともに、興味の対象や適性を確かめつつ、より高度な学力を身につけます。
栄光学園中学高等学校の学費
栄光学園中学高等学校の公式ホームページによれば、2024年度の学費等は次の通りです。
(1) 入学金 | 300,000 円 |
---|---|
(2) 施設設備金 | 250,000 円 |
(3) 授業料(月額) | 44,000 円 |
(4) 栄光会費(月額) | 2,000 円 |
(5) 損害扶助費(月額) | 300 円 |
※入学後に第1学年に限り、1口5万円で2口以上のご寄付(任意)をお願いしています。
栄光学園中学高等学校の奨学金制度
経済的な理由などにより学費の支弁が困難と認められた者に対して、本学園独自の奨学金制度(給付型)が、入学後の措置として設けられています。
栄光学園中学高等学校の大学合格実績
栄光学園中学高等学校は2023年5月、2023年度大学入試の結果を公表しました。東大合格者数は46名、医・歯学部は48名でした。
東大 | 京大 | 一橋大 | 東工大 | 海外 | |
---|---|---|---|---|---|
2023 | 46 | 6 | 9 | 14 | 1 |
2022 | 58 | 9 | 8 | 14 | 2 |
慶應 | 早稲田 | 上智 | 東京理科 | |
---|---|---|---|---|
2023 | 77 | 93 | 35 | 51 |
2022 | 97 | 100 | 36 | 47 |
2021 | 2022 | 2023 | |
---|---|---|---|
合格者数(合計) | 47 | 58 | 46 |
合格者数(現役) | 34 | 35 | 38 |
合格者数(既卒) | 13 | 23 | 8 |
栄光学園中学校の入試について
栄光学園中学校の偏差値と入試難易度
栄光学園中学校の2023年度偏差値は67です(森上教育研究所調べによる)。中学入試における難関校のひとつです。
栄光学園中学校の入試日程(2023年度)
①出願情報入力・入学検定料支払
2024年1月6日(土)~2024年1月21日(日) 〈インターネット出願〉
②入学試験日
2024年2月2日(金)
③合格発表日
2024年2月3日(土)校内掲示およびインターネット上で発表
④入学手続き期間
合格者は、入学金を2月4日(土)正午までに納入。
⑤中学校説明会
2023年10月7日(土)・10月28日(土)・11月25日(土)
栄光学園中学校入試の受験者数と合格者数・実倍率
栄光学園中学校の受験者数と合格者数・実倍率は下記の通りです。
定員数 | 偏差値 | 偏差値 前年差 |
受験者 | 受験者 前年差 |
合格者 | 合格者 前年差 |
実倍率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
180 | 67 | 0 | 760 | 75 | 259 | 4 | 2.93 |
※2023年2月時点 |
栄光学園中学校入試の受験教科 科目別配点と試験時間
栄光学園中学校の受験教科 科目別配点と試験時間は下記の通りです。
科目 | 満点 | 試験時間 |
---|---|---|
国語 | 70点 | 50分 |
算数 | 70点 | 60分 |
理科 | 50点 | 40分 |
社会 | 50点 | 40分 |
栄光学園中学校入試の攻略方法
栄光学園中学校の国語で合格点をとるポイント
出題者の意図をくみ取る訓練が必要
栄光学園中学校の国語は、例年通り、<大問1・説明文><大問2・物語文><大問3・漢字の書き取り>という構成。設問はほとんどが記述問題。出題者の求める内容(3~4項目)を過不足なく書けるように練習することが大切です。
栄光学園中学校の算数で合格点をとるポイント
最高級の知識を手に入れ思考力を鍛えよう
栄光学園中学校の算数は、大問数が4~5題、ここ数年は4題です。数の性質・推理・論理・場合の数・立体図形からの出題が多く、水・速さ・図形の移動などの出題もみられます。考えることが好きな生徒を歓迎する姿勢がみられる良問ぞろい。分析力・作業力・論理力に磨きをかけましょう。
栄光学園中学校の理科で合格点をとるポイント
知識の本質や出題意図をつかんだ記述力の養成
栄光学園中学校の理科は、例年、問題数が少なく、その分深い考察を求める問題が中心となっています。実験・観察のデータを分析し、現象の理由や因果関係などを考察させる出題が多いです。実験・観察の結果を読み取る地道で丁寧な作業力、テキストで学んだ知識を実地で活かせるように論理的に想像を膨らませていく力が要求されています。
栄光学園中学校の社会で合格点をとるポイント
過去問演習と記述練習が重要
栄光学園中学校の社会は、特定のテーマを題材に構成されています。資料を読み取り、分析してそこに表れた変化やその理由を説明させる問題が多い。分析力と記述力を磨き、知識や応用力を身につけ、過去問演習によって出題パターンを把握しましょう。
栄光学園中学校入試の過去問
過去問は何年分、いつから解く?
過去問演習は小6の9月から本格的に始めるのが一般的です。
とはいえ、単元学習が終わっていないのに焦って過去問に取り組んでも、自信を失うだけになりかねません。11月でも決して遅くはありませんので、基礎をしっかりと固めてから取り組むことをおすすめします。
逆に基礎がほぼ完成している場合や、難関校を志望している受験生であれば、夏休みから過去問に挑戦してみましょう。志望校の出題傾向を早目に把握することで、秋からの対策を有利に進めることができるだけでなく、志望校のレベルと現在の力のギャップを知ることで目標が明確になり、学習のモチベーションにもつながります。
初めて過去問に取り組む際は、第二志望校から始めるとよいでしょう。栄光学園が第一志望なら、浅野中や栄東中などから取り組み、段階的にレベルアップしていきます。
解く年数の目安は10年分です。栄光学園をねらうなら、ライバルを圧倒するほどやり込んで差をつけたいところです。特に重要なのが算数の過去問演習です。難関中入試は算数で大きく差がつき、算数が合否を分けると言っても過言ではありません。算数の過去問は遅くても9月から始め、第一志望校は10年分、第二志望校は5年分、第三志望校以降は3年分を目安に解きましょう。国語も同様に第一志望校は10年分が目安です。
社会については、時事問題などは古い年度になると参考にならないため、5年分が目安になります。理科も5年分を目安に解きましょう。
過去問の復習法はどうする?
過去問演習で大切なのは、「やりっぱなしにしない」ことに尽きます。
間違えた問題は、なぜ間違えたのかを分析するところまでやるということです。ミスの原因が知識不足であれば、その単元の知識をチェックし直します。思考系の問題であれば、どの過程でミスがあったのかを確認し、条件の読み飛ばし、計算ミス、途中式の書き方など、失点原因別の対策が必要です。
近年はグラフや作図など、書かせる問題が増える傾向があります。自分ではきちんと書いたつもりでも採点官が点をつけられない答案になっていることが多々あります。「わかっている」ことを採点官にそのまま伝えられる答案づくりを心がけましょう。
とはいえ、記述答案の採点・添削指導は、集団指導の塾ではなかなか対応が難しいものです。過去問演習においては、個別指導塾などの力を借りるのも一つの方法です。
もう一つ大切なのは、過去問の解き直しをする際は、「振り返りノート」を作ること。模試も含めて、間違えた問題を時系列でノートに貼っていき、自分の解答や間違えたポイントなどをまとめます。
努力しているにもかかわらず、なかなか点数に反映されないという受験生は、どこに何があるのか整理できていないことが原因になっているケースが多くあります。振り返りノートをまとめることで、「大切なことはすべてこのノートに集約されている状態」を作ることができます。復習の効率が格段に上がるだけでなく、ノートを見直すことが精神的な支えにもなるでしょう。
過去問がなかなか解けないときは?
なぜ解けないのか、原因を分析しましょう。単元学習が十分にできておらず、知識が足りないために解けないのであれば、その単元に戻って復習し直すことが必要です。失点が目立っているようなら、どの過程でミスがあったのかを確認します。前段でも述べましたが、失点の原因が計算ミスなのか、条件の読み飛ばしなのか、あるいは途中式の書き方なのを見極め、原因別に弱点を補強することで、徐々に得点が安定してきます。
合格したお子さんも、最初に解いたときの得点率は5割以下というのが珍しくありません。解けないからといって焦らず、数を重ねて復習をしっかりと行うことで、12~1月には手応えが得られるはずです。
また、難問揃いの過去問を解いていると、簡単な問題を難しく考えてしまい、ミスが目立ってくるケースもあります。過去問演習と並行して、計算や漢字などの基礎も毎日欠かさず継続してください。
栄光学園中学校を受験するならTOMAS
TOMASは、個別なのに進学塾
個別指導というと、学校や塾でわからなかったことを教えてもらう「補習塾」のイメージが強いのではないでしょうか。 しかしTOMASは、個別指導でありながらハイレベルな進学指導を行い、難関校への高い合格実績を出しています。 個別なのに進学塾は、TOMASだけ。
TOMASは、本物の個別指導の力を証明!
開成14名、筑駒2名、麻布15名、駒場東邦22名、桜蔭4名、女子学院10名など難関合格者を2023年度も多数輩出し、TOMASの「本物の個別指導」の力を証明しました。
2023年度の合格実績
栄光学園中学校に合格したTOMAS生の声
■ 川崎市立南百合丘小出身
TOMAS 新百合ヶ丘校
■ 大田区立山王小出身
TOMAS 大森校
まとめ
繰り返しになりますが、保護者の皆さんに心掛けていただきたいのは、点数に一喜一憂しないこと。最大の目的である「志望校の出題傾向を理解・体得すること」を忘れずに、いつどの年度を解くか、過去問演習スケジュールを綿密に組んでみましょう。第3志望校まで解き切るためには、保護者の皆さんのスケジュール管理が非常に重要になってきます。
また、お子さんが過去問を解く際には、ストップウォッチなどを用意し、時間をきっちり計って挑ませてください。入試本番では4科目タテに続けて受験します。途中で息切れしないように集中力を持続させる訓練も必要です。日曜日などに4科目続けて過去問に取り組んでみるとよいでしょう。
入試当日はわずか12歳にして一人で戦わなければなりません。普段から本番同様の環境で解く体験を積むことで徐々に自信をつけ、さらに1月入試で実戦を経験し、2月の本命校入試につなげていきましょう。
TOMASは、御三家・最難関中に強い完全1対1の進学個別指導塾です。一人ひとりの過去問演習カリキュラムや併願戦略を作成し、難関中合格へ導きます。
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