中学受験「社会」の効率的な勉強法を分野別・出題形式別に解説!

中学受験「社会」の効率的な勉強法を分野別・出題形式別に解説!

中学受験では、社会は算数に比べて勉強の優先度が低くなる傾向があり、対策に時間を確保できていないお子さんが少なからずいます。入試までの時間は有限です。限られた時間であるからこそ、やみくもに勉強するのではなく、効率的に学習を進めることが重要です。

ここでは、中学受験社会に関する基礎情報や具体的な学習のコツ、保護者向けのサポートのコツを解説していきます。

【 目 次 】

中学受験での社会の基礎と傾向

ここでは、中学受験の社会と小学校カリキュラムの違いや、入試の出題傾向を解説していきます。

基本的な中学受験の社会の特徴

中学受験の社会の出題は、地理・歴史・公民の3分野から構成されています。志望校にもよりますが、小学校で習うカリキュラムに比べて、入試ではより幅広く深い知識が問われます。

出題は、知識を問う基本問題から、知識と知識を組み合わせて受験生に考えさせるような思考力を問う問題、資料の関連性を問う問題まで幅広いです。中には、中学生や高校生でも解くのに苦労する問題もあります。

記述問題や資料の読み取り問題(グラフや表、地図など)も増加しており、知識の丸暗記だけでは太刀打ちできない問題も増えてきています。

近年の社会の難易度や出題範囲の傾向

社会の出題範囲の傾向を分野別に解説していきましょう。

【地理】
日本の地理を中心に、地形、産業、気候などが問われることが多いです。地形図や気候のグラフ・表の読み取りなども出題されます。

【歴史】
旧石器時代〜現代の日本史が範囲となり、年号、人物、出来事の知識を問う問題をはじめ、地図や歴史資料と絡めた問題があり、幅広い知識が問われる傾向にあります。

【公民】
政治や法律、経済に関する問題が出題されます。公民の出題比率は地理や歴史に比べて低いですが、時事問題との融合として出題されることも多いため対策は必要です。

【時事問題】
国内のニュースや国際社会の動き、環境問題などさまざまなテーマがありますが、その年の話題性のあるテーマから出題される傾向にあります。例えば2023年は広島でのG7サミット開催が話題になりました。また、関東大震災から100年目にあたる年でもあります。

社会にはどのくらい注力するべきか?

中学受験生の多くは、算数や国語に多くの学習時間を充てる傾向にあり、社会の学習が効率的に進まず、中途半端な状態のまま入試を迎える現状があります。

中学入試においては受験科目の合計点で合否が決まりますが、入試の配点は、
・4科目を同率配点とする学校
・国・算は150点満点、理・社を100点満点とする学校→国・数の配点が高い学校
に分けられます。

お子さんの志望校が後者のタイプであれば、国語・算数の重要性が高いのは事実であり、社会より算数の勉強を優先させるのも理にかなっているようにも見えます。ただ、入試は1点の差で合否が分かれます。算数の1点も社会の1点も同じ1点です。

社会こそ直前期であっても最後まで得点が伸びる教科です。にもかかわらず、社会をおろそかにしている受験生が多いのは残念なことです。社会の記述問題が苦手なお子さんもいらっしゃいますが、きちんと対策をすることで得点できるようになります。

ライバルに差をつけて合格をもぎとるには、社会を効率的に伸ばせるかどうかが鍵となるので、社会にも学習時間と力を注ぎましょう。

中学受験でおすすめの社会の学習順

社会の出題範囲は、地理・歴史・公民の3分野です。

小学校では、5年生で本格的に地理の学習が始まり、6年生で歴史・公民を学びます。中学受験の対策を考えると、小学校の授業と同時並行で学習をすると間に合いません。このため、小学校のカリキュラムの先取り学習が前提となります。

ただ、社会は、算数などの積み上げの要素が強い教科と異なり、覚える→解く、を繰り返して定着を図る教科であるため、学年に関係なく学習を進めることが可能です。具体的には、次のような順番で学習することをおすすめします。
4年生:地理 

5年生:歴史

6年生:公民

6年生夏休み以降:問題演習

このような順番で学習を進めることによるメリットは、
・先取り学習を進めているため、学校で履修するタイミングでは「復習」となり、反復学習による知識の定着が図られる。
・暗記科目と言われるが、問題演習によるアウトプットは必須。6年生後半で、問題演習の時間をしっかりと確保可能となる。
です。

中学受験を視野に入れていている場合は、社会は早めに学習を開始しましょう。

中学受験でおすすめの社会の勉強方法

社会の学習は暗記! との思い込みで、ただひたすらテキストを丸暗記していませんか?
こう思いがちですが、そうではありません。

社会の学力をつける第一歩は、お子さん自身が世の中に興味・関心を持つことです。

社会の学習内容は日常生活と関連するものがほとんどです。日常生活と関連づけて理解し、生きた知識の定着を図ることが何より大切です。

例えば
・食卓に並ぶ旬の食材の種類や産地に注目する。
・おでかけや旅行先を選択する際に、歴史に関連する名所、世界遺産など参考にする。地図を見て、交通手段を考える。
・天気予報で、気候現象(山地、海流の関係)、地理的な位置に注目する。
・テレビや新聞で、興味のある記事に目をとおしてみる。

このように日常生活と関連させると、やみくもに単語を覚えるのに比べて、「エピソード記憶」として記憶に残りやすいです。エピソード記憶では、ある事柄に関連する出来事も芋づる式に記憶できるので、社会の学習にとても有効です。

家族で話題になったことは、「勉強」「学習」という意識から離れたところでの記憶に残りやすく、学習意欲も高まります。歴史漫画や映画などを活用することも、エピソード記憶として覚えることができ有効です。

【分野別】中学受験の社会を効率的に学習するコツ

ここでは、地理・歴史・公民の分野ごとに、効率的に学習するコツを解説します。

地理を学習するコツ

地理の学習においては、地図の活用がポイントです。

山地、山脈、河川、湖などの自然は、名前だけでなく場所もしっかりと確認しましょう。河川と平野は関係性が深いため、セットで覚えることが大切です。ある程度地図で位置を覚えたら、今度は白地図を用いて、農産物や水産物の産地上位の都道府県を色付けすると、自分だけの資料を作ることができ記憶に残りやすくなります。

また、日本の気候は頻出分野であり、雨温図(降水量と気温のグラフ)の読み取りも多く出題されます。各地のグラフの形を覚えるとともに、なぜそうなるのかという理由もきっちりと理解しましょう。

気候や地形は、産業(農業、水産業、工業)にも密接に関係しています。
例えば、
・三大工業地帯には大きな平野がある→大規模な用地や用水が確保しやすいため工業が発展。
・桜島(鹿児島)の噴火により、シラス台地が形成→シラス台地は火山灰が降り積もってできたため畑作に不向き、さつまいも栽培が可能→鹿児島はさつまいも生産第一位
といったように、知識がつながっていくと「面白さ」を感じて知識も定着しやすくなります。

歴史を学習するコツ

まずは、時代の流れ(政治)をしっかりと覚えましょう。時代の中心人物や重要政策を覚えるだけでなく、どういう時代背景があってその政策がとられたのか、流れや因果関係を押さえることが大切です。

流れや因果関係をきっちりと理解していると、多くの受験生が苦手とする並べ替え問題(複数の出来事を順に並べる)も悩まずに済むようになります。

時代背景を理解してイメージを持つのに有効なのが、歴史漫画の活用です。低学年や中学年のうちに、一度読破すると良いでしょう。

政治の切り口で一通り学習が終わったら、文化、外交、産業、学問などの切り口でテーマごとに流れを学習しましょう。

また小学校の教科書や資料集に掲載されている写真や絵は、そのまま出題されることも多いため、しっかりと覚えておきましょう。

公民を学習するコツ

公民では、まずは日本国憲法をしっかり理解しましょう。日本国憲法の三大原理とそれに関係する憲法の条文はしっかりと押さえておきましょう。

次に政治に関する数字は正しく暗記しましょう。選挙制度や国会、地方自治などに出てくる数字は曖昧になりがちですが、実際の憲法の条文と照らし合わせながら正確に覚えましょう。

また、社会保障制度の内容は、少子高齢化を含めさまざまな社会課題と絡む重要な内容です。時事問題と融合して出題される可能性もあるため、内容を理解しておきましょう。

暗記事項はたくさんありますが、公民の学習ポイントは、日頃からニュースや新聞をチェックすることです。お子さんがわからない単語は保護者の方が説明するなど、親子でチェックをして意見交換ができればより良いです。

【出題形式別】中学受験の社会を効率的に学習するコツ

ここでは、よく出題される4つの形式別に、効率的に学習するコツを解説します。

空欄補充のコツ

穴あきのある文章を読み、人物名や制度、地名など社会におけるキーワードを答える問題です。社会の知識、重要用語を覚えているかどうかが鍵となるため、まずは一問一答形式で、口頭で言えるように知識の定着を図りましょう。実際に声に出してみることも大切です。口頭で言えるまで覚えたら、次は紙に繰り返し書いてみましょう。その際は、漢字があっているかどうかも必ず確認しましょう。
用語の定着には、眺めるだけでなく、音読する、実際に書いてみるなど聴覚と視覚をフル活用することが有効です。

正誤文選択のコツ

複数の選択肢の中から、正しい文章、あるいは間違っている文章を選択する問題です。正誤文選択の問題では、社会に限らずどの科目においても、間違っている選択肢のどこが誤っているのかを理解することが大切です。問題演習の際には、選択肢の誤っている部分に線を引き、正しくなるよう書き直す訓練をすると力がついてきます。

資料読み取りのコツ

統計データや地図などの資料をみて、そこから読み取れることを答える問題です。気温と降水量を示した雨温図のグラフ等ある程度パターンとしてこれまで目にした資料もあれば、初見の資料を見て答える問題もあります。

資料の読み取りは、まずは全体の推移を把握します。例えば、漁獲高の経年変化のグラフであれば、全体として右肩上がりなのか、右肩下がりなのか「傾向」を読み取ります。

次に、数値が大きいところ、小さいところに着目してみましょう。なぜ数値が大きくなったのか、または、小さくなったのか、その理由も考える習慣をつけていきましょう。

文章記述のコツ

国語では記述問題の対策が頻繁にとられますが、社会の記述問題では対策をしていない受験生が多いです。逆を言えば、社会の記述問題を得点源にできれば、ライバルと差をつけられるということです。

社会の記述問題でも国語と同様、問われ方と答え方のパターンがあるので、しっかりと押さえておきましょう。
・〜の理由を説明しなさい。→〜だから。
・背景を答えなさい。→〜という背景。
・違いを答えなさい。→Aは〜〜であり、Bは〜〜であるという違い。

社会の記述問題では「〇〇を詳しく説明しなさい」という出題もあります。
社会のキーワードを文章で説明する問題ですが、細部があいまいな記憶だと正答になりません。対策は、文章から用語を答える一問一答の逆バージョンをイメージしてください。用語を聞いて、その用語を説明してみましょう。最初は、あやふやな部分が残るかもしれませんが、練習を繰り返し行うことで実力がついてきます。

社会が苦手な子の特徴・NG勉強法

さて、社会が苦手なお子さんには、主に次の3つの特徴があります。当てはまっているものがあれば、すぐに改善しましょう。

特徴1:社会の勉強サイクルを理解していない

社会の範囲は膨大であり、暗記量が多い科目です。その知識を定着させ、学力を上げていくには、インプット(授業)→定着(覚える)→アウトプット(問題演習)のサイクルが不可欠です。

このサイクルでは、
インプット(授業)+定着(覚える):アウトプット(問題演習)=4:1
のイメージです。

「定着(覚える)こと」が曖昧なまま、問題演習をたくさんおこなってもあまり力がつきません。それよりも重要な用語をきっちりと暗記することが最優先であり、結果的に学力アップの近道になります。

特徴2:社会の学習を塾でしかやらず、家庭学習の時間をとっていない

塾では、授業のほとんどの時間はインプットに使われます。問題演習の時期になると、問題演習の解説も行っていきますが、「定着(覚える)」を塾の授業内で実施することはありません。

では、「定着(覚える)」はどこで行えば良いのでしょうか。

これはズバリ、家庭学習です。

家庭学習の中で暗記する時間をしっかりととることが重要です。社会に関しては、家庭学習で力をつけていく科目であると認識してください。

特徴3:社会の学習を後回しにしている

算数や国語の宿題に追われ、社会の勉強が後回しになっている受験生は少なからずいます。

社会の勉強時間が不十分だな、早く手をつけないとな、と思っているのであれば、今すぐに着手すべきです。算数や理科と異なり、単元が積み重なって難しくなる科目ではないため、早く始めるにこしたことはありません。
覚えることが多いからこそ、日々のコツコツとした努力が必要です。

【保護者向け】中学受験の社会をサポートする方法とコツ

社会の学力を上げるための第一歩は、お子さんが社会、つまり世の中に興味を持たせることから始まります。お子さんが興味を持ち始めたら、もっともっと知りたい! となり、スムーズに学習につながり、自然と知識も覚えることができます。

保護者は、日常会話を通じて、お子さんに世の中への興味関心を持たせることが大切です。そのためには、保護者自身が、世の中の動きや時事問題に関心がある姿勢をお子さんに見せることが効果的です。お子さんに「ニュースを見なさい」「新聞を読みなさい」と言うよりも、保護者が新聞を手にとり、ニュース番組を見る姿を見せる方が、お子さんもスムーズに行動に移しやすいです。

あとは自宅学習のサポートとして、クイズ形式で問題を出す、一緒に地図帳や資料集で内容を確認すると、お子さんはあの時お父さん/お母さんと一緒に調べたよね、という記憶と共に知識が定着していきます。

中学受験の社会に関するよくある質問

Q1. 時事問題の対策は?

時事問題を出題する学校はほぼ9割と言われています。時事問題は当然ながら、毎年内容が変わり、過去問で練習することができません。しかし、時事問題の出題範囲は、入試の前年1年間に起きた出来事が中心です。膨大な社会科の範囲を考えると、ある程度絞り込めるのは受験生にとってメリットです。

時事問題の対策は、その年の出来事について、内容や背景を自分の言葉で説明することです。その出来事に関連する歴史、法律・制度、地理などを書き出し、資料などを調べてみるのも効果的です。

Q2. 算数や国語に比べて社会の学習時間がとれませんが、良い方法は?

家庭では、社会の内容の定着(覚えること)を中心に時間をとってください。まとまった時間が確保できない場合は、スキマ時間の活用が有効です。

食卓を囲みながら、保護者様から一問一答やクイズを出してもらうのも良いですし、学校に行く前、就寝前の時間などわずかな時間で、繰り返し、覚え直しや確認を行いましょう。

小刻みな時間であっても反復して知識を定着させることを意識してみましょう。

Q3. 志望校の対策はいつから始めると良いですか?

過去問の演習は、6年生の夏休み頃から取り組み始めれば良いでしょう。それまではインプットと定着(覚える)を優先させてください。

ただ、敵を知るという意味で志望校の問題傾向を把握することは大切なので、過去問演習を始める前までに、一度目を通しておくことをおすすめします。

中学受験の対策ならTOMAS

中学受験塾である個別指導のTOMASでは、次のようなステップで志望校合格を徹底サポートします。
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特に社会については、範囲が膨大であるため、お子さんの得意分野や苦手分野を把握した上でメリハリの利いたカリキュラム作成が大切です。

苦手なお子さんの多い記述問題についても、講師が丁寧に回答を添削し、弱点を補強していきます。

一人ひとりの志望校に応じて過去問を分析、出題傾向を講師とともに把握し、きめ細かいサポートができるのは、個別指導塾ならではの強みです。

まとめ

社会は出題範囲が広く、机に向かう勉強だけで網羅しようと思うと、お子さんによっては苦手意識を持つことにつながります。”楽しく、興味を持って”学習することができれば、社会は得意科目になっていきます。小学生でもわかりやすい漫画や本、テレビ番組もたくさんあるので、うまく活用して学習していきましょう。


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