東大?それともハーバード!?
海外の名門大学をめざすという選択
【第4回】海外大学の出願から
進学までに必要な準備
海外の大学へ進学するにあたっては、出願や渡航準備において、さまざまな書類を用意しなくてはなりません。具体的にどのような準備が必要なのか知っておきましょう。
海外大学への出願に必要な書類
出願時に提出を求められる書類は大学によって異なりますが、一般的に必要な書類は次の通りです。
【1】出願書
各大学が指定するフォーマットに則って作成します。
【2】推薦状
学校の先生や習い事のコーチなどに依頼して、学業やスポーツなどの成果、学習意欲や態度などについて評価をしてもらいましょう。
【3】成績証明書
過去2~3年の成績を証明する英語の文書を用意してください。
【4】エッセイ
テーマが指定されていない場合は、志望理由について書きましょう。その大学へ入学したいという意欲を見せることがポイントです。
【5】英語資格のスコア
TOEFL iBTやIELTSなどのスコアを提出するのが一般的です。
【6】預金残高証明
一定水準の経済力があることを証明するための書類です。
9月入学が主流の海外では、その年の1月頃が出願締切であることが多いです。出願準備を進めるにあたって、特に内容の推敲に時間のかかるエッセイや推薦状については前年の夏ごろから取りかかるのが望ましいでしょう。さまざまな書類を抜け漏れなく準備するには、留学支援エージェントによる代行サービスなどを活用することをおすすめします。
海外の大学への進学が決まったら…
晴れて海外の大学への進学が決まったら、渡航に向けた手続きを進めます。具体的には、航空券の手配、海外保険の手続き、ビザ申請の手続きなどが必要です。海外保険については、大学側が加入を義務づけているケースもあります。留学中の病気や事故、事件などのトラブルがあった場合に費用を補償してもらえるため、忘れずに加入しておきましょう。ビザの発給には申請から2カ月ほどかかる場合もあります。
また、渡航後の不安を解消するために、現地で受けられるサポート体制をあらかじめ確認しておくことも大切です。留学支援エージェントに依頼すると、現地の日本人コーディネーターが後見人となって定期的な面談の機会を設けてくれるなど、さまざまなサポートを受けられます。特に海外での生活に慣れるまでの数カ月は、悩みや不安を抱える留学生が多いため、困ったときに頼れる場所を確保しておくと安心です。
「海外留学に興味はあるけれど、なんとなく自信がない」という方は少なくないでしょう。まずは短期留学など活用して、海外での生活に耐性があるかどうか実際に体験してみることをおすすめします。自分で体験することで具体的なイメージができると、「できるかもしれない」という自信がつきます。とはいえ、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が続く限りは、現地で体験する機会を得ることが難しいため、オンラインで受講できる留学準備プログラムなどを利用してモチベーションアップにつなげてみてはいかがでしょうか。
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