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【vol.5】早稲田大(先進理工)に受かる子とは?|早稲田大(先進理工)に強い塾
平田舞さん(仮名)の場合
公式を覚えただけでは解けない問題もある……?
平田さんは、数学の公式・定理をしっかりと覚え、それを使って基本的な問題を解くことはすでにできていました。しかし、難しい問題になると、どのようにして解いていいのかがわからず、まったく手がつけられない状態でした。
彼女が志望する早稲田大の先進理工学部では、「この公式・定理を用いて答えよ」などといった親切な問題は出題されません。問題文を見て、自分で解答の糸口を見つけ、「この公式・定理を使って解こう」という方針を立てて解答を導かなければいけないのです。そして、採点者はこの「方針を立て、解答を導く力」も評価します。このことは、解答方法が全問記述式(解答にいたる過程を書かなければならない形式)であることからもよくわかります。
彼女は、確かに公式・定理は覚えていましたが、問題を解く際に「なぜ、この公式・定理を使うのか?」を深く考えるクセがついていませんでした。そのため、解答の方針を自分で立てなければいけない問題に手がつけられなかったのです。
問題文を読み込んで出題者の意図をくみ取る
平田さんには、問題文から出題者の意図をくみ取り、自分で方針を立て、解答を導くことができるように指導を行いました。
まずは、基本的な問題を解く場合でも、常に「なぜ、この公式・定理を使うのか?」を質問し、考えさせるようにしました。
過去問題を解く際は、たとえその問題がまったくわからなかったとしても、すぐに解答・解説を読むことはさせず、根気よく問題文を読み込んで解答の糸口を探す訓練をさせました。
また、解答・解説を読む時も、書かれていることを鵜吞みにしないで、「なぜ、問題文から解説のように解答の方針を導き出すことができるのか」を納得するまで考え抜くことを徹底しました。
とても地道な作業でしたが、この訓練を繰り返していくうちに、だんだんと問題文から出題者の意図をくみ取ることができるようになり、自力で方針を立てて解答を導く力がつくようになりました。
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