

さまざまな困難を乗り越え、
難関校に合格した受験生のブレイクスルーをご紹介。
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【vol.54】豊島岡女子学園中学校に受かる子とは?|豊島岡女子学園中学校に強い塾
島田 愛菜さん(仮名)/神奈川県私立小学校出身の場合
決して楽ではなかった合格への道のり
島田さんは、豊島岡女子学園中学校を第一志望校にしていましたが、合格までの道のりは決して楽なものではありませんでした。
過去問演習では10回分を解いて、そのうち合格最低点を超えたのはわずか3回だけという状態だったのです。
なかでも、国語の成績が伸びないことが最大の悩みで、これを解決することが、島田さんが第一志望校に合格するために絶対に必要な条件でした。
国語の成績が伸びない最大の原因は、「主観で文章を読んでしまうこと」にありました。
授業中、問題文の解釈について尋ねてみると、文章に書かれていない内容を答えることがよくありました。しかも「それは文章のどこに書かれているの?」と尋ねると、答えることができません。
これでは、問題を解くときに、確実に正解を導き出すことができません。島田さんの場合、正解とは真逆の内容を答えてしまうことすらありました。
あたり前の話ですが、国語の入試問題は、文章に書かれている内容しか正解になりません。
無根拠で「多分こうだろう」といった主観で勝手な解釈をしてしまうクセをなくし、文章の内容にもとづいて問題を解く力を身につけることが、島田さんが克服しなければならない課題でした。
根拠をもって答える! その根拠は文章の中から探す!
「解答の根拠は、かならず文章の中にある」ということを理解してもらえるよう、問題演習ではかならず「根拠探し」をするよう指導しました。
その際、たとえば選択肢問題では、正解だと思う選択肢だけではなく、誤りだと思う選択肢についても、「なぜそれが誤りだと思うのか」という根拠を、文章の内容にもとづいて説明してもらいました。
この訓練により、自分の頭の中で勝手に物事を考えるのではなく、筆者の主張にもとづいて、文章中の内容から物事を判断する力を養っていきました。
論理的に物事を考えることが、読解力にもつながる!
島田さんは、自分が納得できないと、間違っていても修正できない性格でした。これは、一見デメリットのようにも感じられます。しかし、「納得するまで物事を考えることができる」という意味では大きな強みでもあります。
主観で文章を読んでしまっているときは、誤った考え方をしていて授業の解説を受け入れられないこともありましたが、その度に、「何がどう間違っているのか」を根気よく伝えていきました。
本人が納得できるように、一緒に論理的な思考で「何がどう間違っているのか」を考えていったことは、本人の「論理的思考力」を鍛えることにつながりました。そのおかげもあり、文章の論理的な構成を読み取る力も鍛えられ、直前期には入試で戦えるレベルにまで読解力を高めることができました。
ギリギリまで「合格できるか否か」という不安定な状況だったので、本人もとても不安そうでした。しかし、最後まで諦めずに努力を続け、みごと合格をつかみ取ってくれました。
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