

さまざまな困難を乗り越え、
難関校に合格した受験生のブレイクスルーをご紹介。
現状を打開するためにどう考え、 どう行動したのか。
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【vol.55】早稲田大学高等学院中学部に受かる子とは?|早稲田大学高等学院中学部に強い塾
山本 太一くん(仮名)/東京都公立小学校出身の場合
6年生になって、成績が落ち込み始めた……
5年生のときから早稲田大学高等学院中学部を第一志望校に決めて、受験勉強を頑張ってきた山本くん。
はじめのうちは成績も合格圏内に届いていたのですが、6年生になってからだんだんと成績が落ち込むようになってきたのが大きな悩みでした。ときには合格率が50%を下回ることも……。
その大きな原因は、国語と社会にありました。
国語は、文章全体の大きな流れをつかむことはできていました。しかし、いざ問題を解く際に、問題の意図を正しく理解できず誤答してしまうケースが多く見られたのです。また、正解を選ぶ際に、その根拠を問題文から見つけ出す力も不足していました。
「全体の流れ」は読めていても、細かいレベルで文章の内容を深く理解できていない。そのせいで、解答の根拠をうまく見つけ出せない……。このことが、山本くんの成績が落ち込んでしまった原因だったのです。
社会は、用語の暗記は順調に進んでいたのですが、長いリード文や、多くの情報を処理しなければならない問題に太刀打ちできていませんでした。
難関校の入試では、一問一答のような簡単な問題だけではなく、正誤判定など、覚えた知識を様々な角度から活用しなければ正解できない問題が出題されます。
語句の単純暗記にとどまらず、その背景知識や他の知識との因果関係など、知識全体について体系的に理解することが、山本くんの課題でした。
細部にいたるまで、文章の内容と構成を理解する!
国語については、文章の細部までしっかりと内容を理解できるよう、指導していきました。
具体的には、文章で取り上げられた話題を箇条書きで整理し、その話題が本文中のどこの範囲で述べられているのかを確認する作業を繰り返し行いました。
その際、文章に直接書き込みを入れることで、文章の内容と構成がひと目でわかるようにすることを目標にしました。そうすることで、問題を解く際に、解答の根拠を見つけやすくなるからです。
もともと文章を読む力があった山本くん。文章の読み込み方のコツをつかんでからは、順調に成績も伸びていきました。
単純暗記ではなく、「体系的に」理解する!
社会については、知識を体系的に理解するために、地図や年表などを活用しながら知識の整理を行っていきました。
地理の場合は、白地図に平野や山、川、地域の名産物などを書き込み、それらのつながりなどを考えることで、各地域の特色について丸ごと理解できるように工夫しました。
歴史の場合は、年表を作ったり、戦争の進路などを地図上で確認したりするなかで、時代背景や因果関係を細かく説明していきました。
一つの知識を単体で覚えるのではなく、その周辺の知識全体を、つながりを意識しながら理解する。この作業を通じて、単純暗記にとどまらない応用レベルの実力を身につけることができました。
国語と社会の弱点を克服してからは、成績も安定して好成績をキープ。
そのおかげで、志望校別に出題傾向などを分析するなど、過去問対策ではより深い対策を実施することができ、無事、第一志望校合格を勝ち取ることができました。
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