さまざまな困難を乗り越え、
難関校に合格した受験生のブレイクスルーをご紹介。
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【vol.32】駒場東邦中学校に受かる子とは?|駒場東邦中学校に強い塾
今井 太一くん(仮名)/東京都区立小学校出身の場合
歴史は、ただ覚えるだけの科目ではない
駒場東邦中学校を目指す今井くんの弱点科目は社会でした。
時事ニュースなどに興味を持っていたことから公民は得意でしたが、歴史の知識をどのようにして覚えればいいのかが分からなかったのです。
歴史の勉強では、まずは各時代の特徴を知って歴史の大きな流れを把握することが重要です。
その上で、具体的な個々の知識を学んでいきます。
今井くんの勉強は、このプロセスを踏まずにいきなり個々の知識を暗記しようとするものでした。
そのため、知識は増えても、知識どうしのつながりは把握できておらず、また、その知識が全体の歴史の中でどのような意味を持つのかを理解しきれていない状態だったのです。
難関校の入試問題は、知識を単発で問う問題に答えるだけで合格できるほど優しくはありません。
例えば、「鎌倉時代から室町時代の農業や社会」についての正誤問題が出題されるなど、各時代の特徴や時代の大きな流れを把握していなければ解答できない問題も出題されます。
今井くんが第一志望校に合格するには、歴史の勉強法を根本から変える必要がありました。
「歴史の全体像」→「細かい知識」の2ステップ!
「歴史の大きな流れ」を把握するため、まずは重要な出来事だけを取り上げながら、各時代の特徴やその移り変わりについて説明していきました。
細かい知識をあえて省くことで、頭の中にすっきりと歴史の全体像を描けるようにしたのです。
さらに、人名や事件などの細かい知識を覚える際も、「歴史の大きな流れ」の中で、その知識がどのように位置付けられているのかを常に考えることを指導しました。
知識どうしのつながりを重視!
また、細かい知識を覚えるときは、人名や事件名などを単発で暗記しようとするのではなく、関連事項をまとめて頭に入れるよう指導しました。
例えば、「ペリー」「日米修好通商条約」「岩倉使節団」などといった知識は、それぞれをつなぎ合わせて、まとめて覚えた方が理解度も高まりますし、記憶も定着します。
歴史の全体像を把握し、その上で、知識をつながりの中で捉えながら覚えていく。
この方法を徹底することにより、今井くんの知識の定着度はぐんとアップしていきました。
「第1志望校に絶対受かりたい」という強い気持ちを持っていた今井くん。
入試前日には知識をひと通り復習し、万全の態勢で本番に臨めたようです。
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