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【vol.8】桜蔭中学校に受かる子とは?|桜蔭中学校に強い塾
岡田友香さん(仮名)/都内公立小学校出身の場合
桜蔭で「記述が苦手」は危険信号! 算数の応用力にも不安が……
桜蔭中学校を志望する岡田さん。
彼女は、国語の記述問題を苦手としていました。
解答に必要なポイントの押さえ方が十分ではなく、またポイントが押さえられていても、答案のまとめ方が不十分なところがあったのです。
桜蔭中学校の入試問題は、記述問題がかなり多く出題されることで有名です。
例えば、2017年度においては、設問10問のうち7問が記述問題でした。
それだけではありません。桜蔭中学校では例年、200字程度と長い記述問題が出題されるのです。
桜蔭中学校を志望する岡田さんにとって、記述問題の苦手克服は急務でした。
また、算数の応用力をつけることも、彼女にとって重要な課題でした。
特に心配だったのは、平面図形と場合の数。
公式など基礎的な知識は身についていたのですが、例えば場合の数の中でも「順列や組み合わせの公式を使わないもの」などが出題されると、とたんに解くことができなくなり、大量失点してしまうのです。
要点を押さえ、解答の手順を考えて答案を作成する
桜蔭中学校の国語の入試問題が解けるようになるには、「問題文を早く正確に読む力」と「要点を押さえる力」「解答をまとめる力」が必要です。
桜蔭中学校の問題文はとても長く、また設問は問題文についての深い理解を問うものが多いからです。
岡田さんには、まず「文章を早く正確に読む力」と「要点を押さえる力」を鍛えるため、段落ごとにその要旨をノートにまとめてもらいました。
ノートにまとめることは、内容理解を促すだけでなく、理解した内容を自分の言葉でしっかりと説明できる力を鍛えることにもつながります。
これは、記述問題対策のよい準備運動になりました。
次に、「解答をまとめる力」を鍛えるため、岡田さんには「解答の手順」を考えるように指導しました。
「設問で要求されていることは何か」→「設問の要求に応えるために問題文中のどの箇所を参考にすべきか」→「参考にすべき箇所を見つけたら、それらをどのようにまとめて答案を作成するか」の3段階について、一問ずつていねいに考え、説明してもらったのです。
記述問題が苦手な岡田さんにとっては非常に大変で、つらい作業だったと思います。
しかし「志望校に受かりたい!」という彼女の意志はとても強く、入試直前期までこの訓練をちゃんと続けてくれました。
おかげで、桜蔭中学校の過去問でも安定して高得点を取れるようになりました。
徹底した問題演習で応用力アップ!
算数の応用力については、問題を大量に解くことで鍛えていきました。
場合の数については補充プリントを何十枚も用意し、これを解くことで解答のポイントを身につけてもらいました。
平面図形については、過去10年の入試問題で差がつきそうな応用問題を厳選し、演習させました。
その結果、入試直前期には数学の応用力も申し分なく高まり、見事、志望校合格を勝ち取ってくれました。
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