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【フェリス女学院中学校】偏差値や入試情報、過去問対策について徹底解説!

【フェリス女学院中学校】偏差値や入試情報、過去問対策について徹底解説!

フェリス女学院中学校に入りたい! 学校の基本情報と入試対策を徹底解説!

キリスト教の教えに基づき、一人ひとりの自主性を尊重する教育を行うフェリス女学院中学校。
多くの中学受験生が夢の志望校として合格をめざしています。

この記事では、フェリス女学院中学校の基本情報をふまえた上で、入試対策としての過去問の使い方について解説します。
現在の実力と志望校のレベルに差がある場合でも、過去問を正しく活用して志望校の出題傾向に沿った対策を進めれば、入試本番までに合格力をつけることは十分に可能です。

夢のフェリス女学院中学校合格に向かって、最後まであきらめることなく対策を進めていきましょう!

記事作成日:2023年11月14日
記事執筆者:TOMAS

【 目 次 】

  • フェリス女学院中学校・高等学校について
    • フェリス女学院中学校・高等学校の特徴
    • フェリス女学院中学校・高等学校の教育理念
    • フェリス女学院中学校・高等学校の授業カリキュラム
    • フェリス女学院中学校・高等学校の学費
    • フェリス女学院中学校・高等学校の進学実績
  • フェリス女学院中学校の入試について
    • フェリス女学院中学校の偏差値と入試難易度
    • フェリス女学院中学校の入試日程
    • フェリス女学院中学校入試の受験者数と合格者数・実倍率
    • フェリス女学院中学校入試の受験教科 科目別配点と試験時間
    • フェリス女学院中学校入試の攻略方法
    • フェリス女学院中学校合格者の声
    • フェリス女学院中学校入試の過去問
  • フェリス女学院中学校を受験するならTOMAS
    • TOMASは、個別なのに進学塾
    • TOMASは、本物の個別指導の力を証明!
  • まとめ

フェリス女学院中学校・高等学校について

「他人のために」が教育理念の名門女子校。
キリスト教の教えに基づいた教育を行い、毎朝、礼拝から一日が始まる。
自由な校風で、生徒一人ひとりの自主性を尊重している。東大などの国公立大や難関私大などに進学する生徒も多い。広く深い知識と姿勢に裏付けられた、自由で自立した女性を世に送り出している。

◎ 住所
〒231-8660 神奈川県横浜市中区山手町178
◎ 最寄り駅
石川町駅(JR根岸線・京浜東北線) 徒歩7分
元町・中華街駅(みなとみらい線) 徒歩10分

フェリス女学院中学校・高等学校の特徴

一人ひとりの自主性・主体性を尊重する校風

生徒の自主性を重んじ、「フェリス女学院の生徒としての良識と誇りをもって行動すること」という生徒心得がある以外に明文化された校則はありません。

高い進学実績

卒業生は、東大などの国公立や難関私立大に多数が進学しています。海外大学へ進学する人もいます。

フェリス女学院中学校・高等学校の教育理念

「他人のために」という教育理念のもと、3つの教育方針「キリスト教信仰」「学問の尊重」「まことの自由の追求」を掲げています。

フェリス女学院中学校・高等学校の授業カリキュラム

聖書

フェリス女学院では、ほかの私立や公立の学校と違い、聖書科という教科があります。
中1から高3まで、聖書を中心にしていろいろなことを勉強します。

国語

中1の段階から「国語購読」(週2時間)、「国語作文」(週1時間/クラス分割の少人数授業)、「口語文法」(週2時間)、と各分野に分かれた専門的な授業によって集中的に学びます。

社会

社会科は、時間的(歴史)・空間的(地理)・思想宗教や政治経済的側面(倫理、政経)から、自分が今どこにいるのかを理解することを目指しています。
高2では、選択授業として社会特別講座が開講されます。2名の教員と少人数の生徒たちのゼミナール形式で、発表とディスカッションを中心に行われます。前期と後期にそれぞれ1回ずつ論文を作成します。

数学

中学校と高等学校の一貫教育の良さを生かして、内容を整理して組み立てられています。特に中2までは、計算を中心とする内容と、図形を中心とする内容の2つの流れで学習を進めます。

理科

理科の授業では、実験や観察を多く取り入れています。その一環として、毎年、中3が三浦半島で1泊2日の理科研究を行っています。

音楽

中学では、歌唱、楽器演奏による表現および鑑賞の基礎的・基本的事項の学習に重点を置き、音楽を愛好する感性と美的感覚を育て、豊かな情操を養います。
高等学校では、中学校の基礎的な学習を基に、さらなる学習経験を積み重ね、芸術に対する感受性、創造性を養い、情操豊かな個性あふれる感性を磨きます。

美術

「つくる・描く」ことだけでなく、「観る・考える」ことも大切にしています。作品を描いたり、つくったりすることだけが美術ではなく、美術作品を観て、自分がどんな気持ちになったか、つくった人はどんな思いを込めたのか、そのころの時代に何があったのか、考えたり調べたりしていくうちに、美術がもっとさまざまな分野につながっていくという気づきを大切にします。

保健体育

保健では、自分の心や体と向き合い、健康や安全についての理解を深めることを大切にしています。授業では、レポート作成・グループワーク・実習などを取り入れ、自ら考えること、他者と共に考えること、実際に行動することを大切にしています。
体育の授業では、準備や片付けを含め、他者と協力すること、ルールを守ること、安全に配慮することなどを大切にし、生きていくうえで必要な社会性を身につけることも目指しています。全校行事としては、体育大会と球技大会があり、希望者が参加する行事にはスキー教室があります。

技術家庭

中1では、毎朝の礼拝で使う聖書・讃美歌のカバーを制作します。紺の生地に自分でデザインしてクロスステッチをほどこします。中2では、生鮮食品を選ぶ時のポイントや食品添加物についての知識を深めます。中3では、保育を学びます。また、中2、中3では情報教育の一環としてワード、エクセルの基礎学習も行います。
高1は選択科目で、例年40名ほどが履修します。家庭科を学ぶ最終学年の高2の「家庭基礎」では、ディスカッションを軸に授業を展開します。
調理実習はどの学年でも実施し、「自分らしく楽しく生きる」ために最も大切なことを学びます。

英語

中1、中2では、導入期に発音と文字の関係性を学ぶフォニックスを取り入れています。
高1までに、高校文法の大部分を、使用する場面を意識しながら学習します。
高2・高3では、クラスは名簿順による2分割を基本とし、内容に応じ、生徒の希望による標準・発展クラスに分割して行う期間があります。

フェリス女学院中学校・高等学校の学費

フェリス女学院中学校・高等学校の公式ホームページによれば、2023年度の学費等は次の通りです。

中学校の学費
中学校1年 中学校2年 中学校3年
(1) 入学金 300,000 円 0 円 0 円
(2) 授業料(年額) 516,000 円 516,000 円 516,000 円
(3) 施設設備費(年額) 250,000 円 0 円 0 円
(4) 施設設備維持費(年額) 138,000 円 138,000 円 138,000 円
(5) 実験実習費(年額) 5,000 円 5,000 円 5,000 円
(6) 冷暖房費(年額) 15,000 円 15,000 円 15,000 円
(7) 生徒会費(年額) 8,400 円 8,400 円 8,400 円
(8) 奨学会費(年額) 12,000 円 12,000 円 12,000 円
(9) 旅行積立金(年額) 40,000 円 40,000 円 40,000 円
(10) 学年費(年額) 20,000 円 20,000 円 20,000 円
高等学校の学費
高校1年 高校2年 高校3年
(1) 入学金 300,000 円 0 円 0 円
(2) 授業料(年額) 528,000 円 528,000 円 528,000 円
(3) 施設設備費(年額) 150,000 円 0 円 0 円
(4) 施設設備維持費(年額) 138,000 円 138,000 円 138,000 円
(5) 実験実習費(年額) 5,000 円 5,000 円 5,000 円
(6) 冷暖房費(年額) 15,000 円 15,000 円 15,000 円
(7) 生徒会費(年額) 8,400 円 8,400 円 8,400 円
(8) 奨学会費(年額) 12,000 円 12,000 円 12,000 円
(9) 旅行積立金(年額) 40,000 円 40,000 円 40,000 円
(10) 学年費(年額) 15,000 円 15,000 円 0 円

※学年費は2023年度前期分のみの金額を反映しており、必要に応じて後期にも引落しをさせていただくことがあります。

※上記の各金額は参考です。改訂されることがあります。

フェリス女学院中学校・高等学校の奨学金制度

入学後、ご家庭の事情により学費の支弁が困難になった生徒に対し、本校独自の奨学金制度として、奨学会が運営する「奨学会奨学金」、学校が運営する「江口奨学金」貸与制度があります。これらの奨学金制度を利用することによって、校納金のほとんどの額をまかなうことが可能です。その他、公的な学費軽減制度もあります。

フェリス女学院中学校・高等学校の大学進学実績

フェリス女学院中学校・高等学校は2023年5月12日、2023年度大学入試の結果を公表しました。東大合格者数は、9名でした。国公立大学の合格者は44名、海外大学は3名合格しました。

フェリス女学院中学校・高等学校の主な2023年度大学進学実績
東大 京大 一橋大 東工大 海外
2023 9 4 1 4 3
2022 10 1 6 5 3
フェリス女学院中学校・高等学校の主な2023年度大学進学実績
慶應 早稲田 上智 東京理科
2023 49 77 47 35
2022 69 81 37 52

フェリス女学院中学校の入試について

フェリス女学院中学校の偏差値と入試難易度

フェリス女学院中学校の2023年度偏差値は65です(森上教育研究所調べによる)。中学入試における難関校のひとつです。

フェリス女学院中学校の入試日程(2024年度)

①出願情報入力・入学検定料支払

2024年1月6日(土)~2024年1月14日(日) 〈インターネット出願〉

②入学試験日

2024年2月1日(木)

③合格発表日

2024年2月2日(金)インターネット上に発表

④入学手続き期間

1次手続き(入学金納入) 2024年2月3日(土)
2次手続き(施設設備費納入) 2024年2月9日(金)

⑤中学校説明会

2023年11月11日(土)
※対象:小1~6の保護者
定員制・事前申込制

フェリス女学院中学校入試の受験者数と合格者数・実倍率

フェリス女学院中学校の受験者数と合格者数・実倍率は下記の通りです。

2023年度入試
定員数 偏差値 偏差値
前年差
受験者 受験者
前年差
合格者 合格者
前年差
実倍率
180 65 0 432 ▲3 200 0 2.16
※2023年2月時点

フェリス女学院中学校入試の受験教科 科目別配点と試験時間

フェリス女学院中学校の受験教科 科目別配点と試験時間は下記の通りです。

科目 満点 試験時間
国語 100点 50分
算数 100点 50分
理科 60点 30分
社会 60点 30分
人物考査 10分

フェリス女学院中学校入試の攻略方法

フェリス女学院中学校の国語で合格点をとるポイント

スピードを求められる
フェリス女学院中学校の国語は、例年、<大問1・物語文><大問2・説明文><大問3・文法><大問4・漢字>で構成されています。物語文は7000字超の長文で、小問も多く33問。説明文は1500字程度。40~60字程度の記述、さらに自己の考えを書く200字程度の作文が出されます。読む速さとともに、選択肢への判断を出すまでの速さ、記述解答をまとめる速さが求められます。

フェリス女学院中学校の算数で合格点をとるポイント

図や式、考え方を整理し表現する訓練をつむ
フェリス女学院中学校の算数は、例年5題構成で、式や考え方を問題用紙に書かせる形式です。平面・立体図形、割合と比、速さ、数の性質などが頻出。思考力を問う問題や本校らしいオリジナリティに富んだ出題も多いため、初見問題への解答を通じて思考力を深めましょう。

フェリス女学院中学校の理科で合格点をとるポイント

普段から知識に幅を持たせる意識づけが大切
フェリス女学院中学校の理科は、例年、大問4~5題、30~40の記入箇所を30分で解答という多問即答形式です。基本知識を分野横断的に関連付けたうえで、問題の本質部分を論理的に理解することを心がけましょう。

フェリス女学院中学校の社会で合格点をとるポイント

地理・歴史中心に公民にも注意が必要
フェリス女学院中学校の社会は、平均45問と問題数が多く、地理・歴史中心に出題されます。公民分野の出題も2023年度はあったので、きちんと学習を重ねましょう。資料から問題点を的確に発見し、自分なりの解決策をまとめる練習も行うことが大切です。

フェリス女学院中学校入試の過去問

過去問は何年分、いつから解く?

過去問演習は小6の9月から本格的に始めるのが一般的です。
とはいえ、単元学習が終わっていないのに焦って過去問に取り組んでも、自信を失うだけになりかねません。11月でも決して遅くはありませんので、基礎をしっかりと固めてから取り組むことをおすすめします。

逆に基礎がほぼ完成している場合や、難関校を志望している受験生であれば、夏休みから過去問に挑戦してみましょう。志望校の出題傾向を早目に把握することで、秋からの対策を有利に進めることができるだけでなく、志望校のレベルと現在の力のギャップを知ることで目標が明確になり、学習のモチベーションにもつながります。

初めて過去問に取り組む際は、第二志望校から始めるとよいでしょう。フェリス女学院が第一志望なら、浦和明の星女子中や湘南白百合学園中などから取り組み、段階的にレベルアップしていきます。

解く年数の目安は10年分です。フェリス女学院をねらうなら、ライバルを圧倒するほどやり込んで差をつけたいところです。特に重要なのが算数の過去問演習です。難関中入試は算数で大きく差がつき、算数が合否を分けると言っても過言ではありません。算数の過去問は遅くても9月から始め、第一志望校は10年分、第二志望校は5年分、第三志望校以降は3年分を目安に解きましょう。国語も同様に第一志望校は10年分が目安です。

社会については、時事問題などは古い年度になると参考にならないため、5年分が目安になります。理科も5年分を目安に解きましょう。

過去問の復習法はどうする?

過去問演習で大切なのは、「やりっぱなしにしない」ことに尽きます。

間違えた問題は、なぜ間違えたのかを分析するところまでやるということです。ミスの原因が知識不足であれば、その単元の知識をチェックし直します。思考系の問題であれば、どの過程でミスがあったのかを確認し、条件の読み飛ばし、計算ミス、途中式の書き方など、失点原因別の対策が必要です。

近年はグラフや作図など、書かせる問題が増える傾向があります。自分ではきちんと書いたつもりでも採点官が点をつけられない答案になっていることが多々あります。「わかっている」ことを採点官にそのまま伝えられる答案づくりを心がけましょう。

とはいえ、記述答案の採点・添削指導は、集団指導の塾ではなかなか対応が難しいものです。過去問演習においては、個別指導塾などの力を借りるのも一つの方法です。

もう一つ大切なのは、過去問の解き直しをする際は、「振り返りノート」を作ること。模試も含めて、間違えた問題を時系列でノートに貼っていき、自分の解答や間違えたポイントなどをまとめます。

努力しているにもかかわらず、なかなか点数に反映されないという受験生は、どこに何があるのか整理できていないことが原因になっているケースが多くあります。振り返りノートをまとめることで、「大切なことはすべてこのノートに集約されている状態」を作ることができます。復習の効率が格段に上がるだけでなく、ノートを見直すことが精神的な支えにもなるでしょう。

過去問がなかなか解けないときは?

なぜ解けないのか、原因を分析しましょう。単元学習が十分にできておらず、知識が足りないために解けないのであれば、その単元に戻って復習し直すことが必要です。失点が目立っているようなら、どの過程でミスがあったのかを確認します。前段でも述べましたが、失点の原因が計算ミスなのか、条件の読み飛ばしなのか、あるいは途中式の書き方なのを見極め、原因別に弱点を補強することで、徐々に得点が安定してきます。

合格したお子さんも、最初に解いたときの得点率は5割以下というのが珍しくありません。解けないからといって焦らず、数を重ねて復習をしっかりと行うことで、12~1月には手応えが得られるはずです。

また、難問揃いの過去問を解いていると、簡単な問題を難しく考えてしまい、ミスが目立ってくるケースもあります。過去問演習と並行して、計算や漢字などの基礎も毎日欠かさず継続してください。

フェリス女学院中学校を受験するならTOMAS

TOMASは、個別なのに進学塾

個別指導というと、学校や塾でわからなかったことを教えてもらう「補習塾」のイメージが強いのではないでしょうか。 しかしTOMASは、個別指導でありながらハイレベルな進学指導を行い、難関校への高い合格実績を出しています。 個別なのに進学塾は、TOMASだけ。

TOMASは、本物の個別指導の力を証明!

開成14名、筑駒2名、麻布15名、駒場東邦22名、桜蔭4名、女子学院10名など難関合格者を2023年度も多数輩出し、TOMASの「本物の個別指導」の力を証明しました。
2023年度の合格実績

まとめ

繰り返しになりますが、保護者の皆さんに心掛けていただきたいのは、点数に一喜一憂しないこと。最大の目的である「志望校の出題傾向を理解・体得すること」を忘れずに、いつどの年度を解くか、過去問演習スケジュールを綿密に組んでみましょう。第3志望校まで解き切るためには、保護者の皆さんのスケジュール管理が非常に重要になってきます。

また、お子さんが過去問を解く際には、ストップウォッチなどを用意し、時間をきっちり計って挑ませてください。入試本番では4科目タテに続けて受験します。途中で息切れしないように集中力を持続させる訓練も必要です。日曜日などに4科目続けて過去問に取り組んでみるとよいでしょう。

入試当日はわずか12歳にして一人で戦わなければなりません。普段から本番同様の環境で解く体験を積むことで徐々に自信をつけ、さらに1月入試で実戦を経験し、2月の本命校入試につなげていきましょう。

執筆:TOMAS
TOMASは、御三家・最難関中に強い完全1対1の進学個別指導塾です。一人ひとりの過去問演習カリキュラムや併願戦略を作成し、難関中合格へ導きます。

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