難関中学合格へのブレイクスルー

さまざまな困難を乗り越え、
難関校に合格した受験生のブレイクスルーをご紹介。
現状を打開するためにどう考え、 どう行動したのか。
みんなのブレイクスルーをヒントに、あなたも夢の志望校をめざしませんか?

【vol.37】桜蔭中学校に受かる子とは?|桜蔭中学校に強い塾

武藤 加奈さん(仮名)/東京都区立小学校出身の場合

基礎固めだけでは合格できない……!?

武藤さんは、「過去問の成績が安定しない」という悩みを抱えていました。

とても真面目な性格の武藤さんは、受験勉強を計画的に進めており、語彙などの基本的な知識や読解力の土台など、基礎固めは早い段階でしっかりとできている状態でした。

それなのに過去問の点数が伸びなかったのです……。

その原因は、実戦力の不足にありました。

模試や過去問の成績を詳しく分析してみると、後半部分の問題で大きく失点しています。

武藤さんには、問題文・設問・選択肢の全てにおいて、じっくり読み、考え過ぎるクセがありました。

そのため、時間に余裕がなくなり、残り数分で解き終えていない問題をサッと終わらせるという傾向が見られたのです。

じっくり、ていねいに問題を解く姿勢は、決して悪いものではありません。ただし、それが得点に結びつかなければ元も子もありません。

入試で高得点を取るためには、適切な時間配分をしたり解答スピードを速めたりして、制限時間内に問題を解き切るトレーニングが欠かせません。

このような、いわゆる実戦力を鍛えるトレーニングをしていなかったことが、武藤さんの過去問の成績が伸びない原因だったのです。

個別はここでブレイクスルーPoint

「演習モード」と「復習モード」のサイクルで実戦力アップ!
1問1問の精度よりも、全体の得点アップを目指す!

まずは意識改革から始めました。

武藤さんの場合、問題をじっくり解いて確実に正答を導く力は十分にありました。

そこで、その正答力を維持しながら、さらに「テンポよく問題を解き進めて、全体としての得点アップを目指す」という意識を持つように指導していったのです。

具体的には、過去問を解く際に、大問ごとにかける時間を明確に設定して解答用紙の上部に書くように指導し、必ずその時間内に解き切ることを徹底しました。

 

演習ではテンポを重視! 復習ではていねいさを重視!

その一方で、過去問の復習時には、じっくり・ていねいに1問1問を検討するように指導しました。

限られた時間の中で大量の問題を解き切るためには、1問1問じっくり解いているヒマはありません。ある程度の割り切りが必要です。

ただし、制限時間内に問題を解き終えたとしても、答えが間違っていては意味がありません。確実に正答を導くためには、やはり問題文・設問・選択肢の正確な理解が不可欠です。そして正確な理解のためには、ていねいな姿勢が求められます。

過去問演習時にはテンポを重視し、復習時にはていねいさを重視する。そして、ていねいに検討することで養った正答力を、演習時のテンポの中で発揮する。

これを繰り返すことで、制限時間内に確実に高得点を取る実戦力を鍛えていったのです。

もともと基礎が完成していた武藤さん。実戦力が鍛えられてからは成績も急上昇! みごと志望校合格を勝ち取ってくれました。


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