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【vol.19】桐朋中学校に受かる子とは?|桐朋中学校に強い塾
永田大輝くん(仮名)/東京都区立小学校出身の場合
知識は覚えているけど、説明しろと言われると……
アメリカに住んでいた経験を持つ永田くん。彼の苦手科目は国語と社会でした。
国語については、単純に語彙力の不足が成績の伸び悩みに影響していました。
一つひとつの単語・熟語などについて、その意味を自分の言葉で説明できるまで深く理解していない状態だったのです。
また、社会については、基本的な知識はある程度覚えているものの、知識どうしのつながりなどの整理が甘く、それぞれの知識について自分の言葉では上手に説明できずにいました。
永田くんの志望する桐朋中学校の社会では、歴史で「なぜ」や「影響」を説明したり、地理でデータから読み取れる情報を説明したりする「記述問題」が一部出題されます。
たとえば2014年度の歴史の問題では、
「第一次世界大戦は日本の経済や国民の生活にどのような影響をあたえたか、説明しなさい」
という問題が出題されています。
「第一次世界大戦」という言葉だけを暗記していても、その周辺知識や、経済・生活にあたえた影響について深く理解していなければ、この問題を解くことはできません。
永田くんには、言葉を暗記するだけではなく、その内容にまで深く理解する勉強をしていくことが必要でした。
自分の言葉で説明できるまで語彙力を徹底強化!
国語の語彙力については、毎回の授業で語彙力テストを行って強化をはかりました。
その際、「自分の言葉で説明する」ことを意識し、まずは一つひとつの語彙について、その意味や言葉の由来(故事成語の場合など)を自分で調べさせ、調べた結果を説明してもらいました。
このトレーニングにより、受験本番までには合格に必要な語彙力をマスターすることができました。
知識どうしのつながりや「なぜ」「影響」を理解する!
社会については、知識どうしのつながりや「なぜ」「影響」について深く理解することを意識して、勉強を進めさせました。
たとえば、先ほど取り上げた2014年度の入試問題では、「第一次世界大戦」「大戦景気」「成金」などの知識を知った上で、
「第一次世界大戦→ヨーロッパ諸国が工業生産を縮小→日本は大戦景気となった→海運業者などが成長→成金が登場した」
といったように、それぞれの知識のつながりについて理解する必要がありました。
永田くんには、このように知識どうしをつなげていく勉強を徹底してもらったのです。
その結果、しだいに社会の成績も安定して上位をキープできるようになり、直前期には社会が得意科目になるまで成長してくれました。
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