さまざまな困難を乗り越え、
難関校に合格した受験生のブレイクスルーをご紹介。
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【vol.17】開成中学校に受かる子とは?|開成中学校に強い塾
岡本和也くん(仮名)/東京都区立小学校出身の場合
難関校合格には「語彙力強化」と「記述対策」が必要!
「第一志望校の開成中学校のレベルと、今の自分の成績のギャップを埋めたい」と、岡本くんがTOMASに来校したのは小学6年生の1学期でした。
「一生懸命勉強はしているのに、成績が上がらない……」
岡本くんはそんな悩みを抱えていました。
特に国語では、開成中学校の入試問題の中心である記述問題で、満足のいく答案を書くことができなかったのです。
記述問題で満足のいく答案を書けない理由は2つありました。
1つは、語彙力の不足です。
当たり前のことですが、国語の読解問題は、問題文を正確に読めていなければ解けません。
特に難関校の問題文では、抽象的な熟語やことわざ・故事成語がよく出てきますから、文章読解のための語彙力強化は絶対に必要です。
岡本くんは語彙力が不足していたため、問題文の内容が理解できず、その結果として問題も解けなかったのです。
もう1つは、記述問題の答案作成に慣れていなかったことです。
これは語彙力不足が原因で文章読解が不完全だったことにより、答案作成の段階に入れていなかったことが大きな原因でした。
ですから、まずは語彙力を強化して、その後に記述対策を徹底する。
この2つを行うことが彼の課題でした。
語彙力強化は地道に徹底的に!
語彙力については、確認テストなどを通じてひたすら強化をはかりました。この時、丸暗記に止まらずに深く理解することを重視しました。
単語や熟語などをせっかく覚えても、それがただの丸暗記では文章読解において効果を発揮しません。
その言葉がどのような意味・由来を持ち、文章の中でどのような使われ方をするのかを理解してはじめて、語彙力は文章読解のための強力な武器となるのです。
ですから、普段の勉強から辞書などを活用して言葉の意味や由来を調べ、さらに例文を確認しながら語彙力を強化するよう指導していきました。
満足のいく答案が書けるまで何度も書き直す!
語彙力を鍛え、文章読解の力がついてきてからは、記述問題の答案作成の方法を指導していきました。
設問を読んで、「何を答えればいいのか」を明らかにする。
問題文の中から、答案作成の根拠となる部分を見つけ出す。
問題文から抜き出した根拠を整理し、答案を作成する。
この作業をていねいに行い、満足のいく答案を書けるようになるまで添削を繰り返しながら何度も書き直すことで、じょじょに精度を上げていきました。
1学期は成績が上がらず、落ち込んでいる姿をよく見かけましたが、最後まで諦めずに頑張る姿は印象的でした。
2学期からはその頑張りが成績アップにつながり始め、結果、第一志望校合格を勝ち取ることができました。
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