週末おでかけ情報
【週末おでかけ情報】生き物に学び、くらしに活かす―博物館とバイオミメティクス
schola編集部おすすめ!学習に役立つおでかけスポットをご紹介します。
6月12日まで開催の企画展
「生き物に学び、くらしに活かす―
博物館とバイオミメティクス」
さまざま生き物をヒントに開発された技術を紹介する企画展「生き物に学び、くらしに活かす―博物館とバイオミメティクス」が、東京上野の国立科学博物館で開催中です。
バイオミメティクスとは、生物学と工学が連携・協働し、生物に学びながら私たちのくらしをより良くすることを目指す新しい学問です。
たとえば、ハスの葉が水をはじくしくみは汚れがつきにくい外壁材の開発に利用されています。従来はモノづくりへの活用が中心でしたが、最近は、シロアリの巣の空気循環構造を建物の省エネルギー空調システムに活かすなど、社会問題の解決や新しい人間社会のあり方につなげるべく、より広い視野で研究が進められています。
当企画展では、昆虫・魚類・鳥類を中心に、バイオミメティクスの実例とそのモデルとなった生物を紹介しています。
たとえば、タコの吸盤をヒントに開発されたバスケットボール用のシューズは、靴底全体が適度に床に吸いつくのでスリップしにくくなります。
また、クジラのヒレをヒントに開発された風力発電機の回転翼は、ふちにギザギザをつけることで効率的な発電を可能にします。
私たちのまわりにある様々なものが、生き物からヒントを得て開発されていることがわかる大変有意義な内容です。
ご家族やお友達と足を運んでみてはいかがでしょか?
生き物に学び、くらしに活かす
―博物館とバイオミメティクス
開催期間:2016.6/12(日)まで
会館時間:午前9時~午後5時(金曜日は午後8時まで)
※入館は各閉館時刻の30分前まで
会場:国立科学博物館(東京・上野)日本館1階 企画展示室・中央ホール
料金:■一般・大学生620円 (20名以上の団体は310円) ■小学生・中学生・高校生 無料
ウェブサイト http://www.kahaku.go.jp/event/2016/03biomimetics/
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