【開催レポート】「2016高校入試分析報告会」1
高校入試は「計算」「英単語」の
基礎力で差がつく!
~TOMAS主催「2016高校入試分析報告会」レポート~
3月20日(日)、新宿のハイアットリージェンシー東京にて、TOMAS主催の「2016年度高校入試分析報告会」が開催されました。今年受験を迎える新中3生はもちろん、新中2生や新中1生、さらにはすでに高校受験を視野に入れている新小6生も参加していました。
高校入試に向けていち早く取り組むべきは「計算」「英単語」の2つ
超基礎計算の足し算の問題用紙。3分で190点取った生徒の実演映像が流されましたが、そのスピードに会場から驚きの声が…!
第1部の前半は、TOMAS入試対策本部の伊藤先生による基調講演。「高校入試における『基礎』の重要性」というテーマでした。高校受験に向けて、いち早く取り組むべきもの、それは「計算力」「英単語」であり、勉強次第で大きな学力の差を生む原因となるそうです。
TOMASでは「超基礎計算」という、小学生でも解ける1~2桁の四則演算を短時間で大量に解かせるカリキュラムがあります。3分間で200問の問題用紙をひたすら解く非常にシンプルな計算ドリルである。最初は100点に満たない生徒であっても、訓練次第で180点を超えることができるといいます。
数学において受験勉強に必要なのは、たくさんの問題にあたること。計算が早ければその分、1問にかける時間が少なくなり、同じ期間受験勉強をしていても、演習量に差が出るということです。ただ計算のスピードを上げるのは、一朝一夕ではできません。日々の継続と努力が必要となります。逆にいえば、努力次第で確実に効果が上がる力であるといえます。
同様に定着に時間がかかるのが英単語。伊藤先生は開成などの最難関国私立・早慶・MARCH附属校の入試問題を分析し、4つのレベル別英単語教材(『昇級昇段式 英単語ターゲット1400』(文理)、『英単語ターゲット1200』、『英単語ターゲット1400』、『英単語ターゲット1900』(3冊とも旺文社)の見出し語として掲載されている単語がどのくらい登場しているか、それによって各学校でどのレベルの英単語までを覚える必要があるかをデータにまとめました。
そこで筑駒や学芸大附などの国立高よりも開成や慶應、MARCH附属などの私立高の方がハイレベルな英単語力を要求していると分析し、特に開成・早慶レベルをめざすなら大学入試におけるセンター試験、中堅私大レベルと遜色ない英単語力が必要とのこと。それを身につけるためには、毎日の地道な努力が欠かせず、まずは自分の現状にあった英単語教材からスタートし、自分が目標とする志望校にあった英単語教材へ順にステップアップしながら身につけることが重要とのことです。
計算力も英単語力も努力すれば誰にでも身につけられるので、誰にでもできることを誰にも負けないレベルにまで鍛えられるか、ということが一番重要という結論でした。
難関校合格の先輩から後輩へアドバイス
登壇者は5名とも中3の夏まで部活や生徒会に全力投球だったという。卓球の全国大会で準優勝を果たした猛者も。
第1部の後半は、TOMASから難関校に合格した5名の生徒と担任によるパネルディスカッション。登壇者の合格校は下記の通り。
A君 慶應義塾高 |
B君 慶應義塾高 |
C君 早大高等学院 |
Dさん 豊島岡女子学園高 |
Eさん 都立西高 |
計5名の合格者が登壇したが、それぞれが部活や生徒会、習い事など学業以外にも一生懸命に取り組み、5人とも受験に本腰を入れ始めたのは中3の夏頃。そのうち3名の生徒は夏合宿への参加が受験へのモチベーションにつながったといいます。
豊島岡女子に合格した生徒は、夏合宿で「超基礎計算」の点数が初日と最終日で飛躍的に伸び、「自分でもやればできるんだ」と強く感じたそうです。
最後に会場の後輩にアドバイス。
A君:間違った問題は復習。3~4回はやった。できていないところはチェックしていた。過去問解くと傾向がわかるので、早いうちから対策したほうがいい。
B君:やるべきことをすべて先生に聴いていた。過去問でわからないところは全部先生にきいて覚えていた。先生は教え方がうまい。先生に聴くことが重要。
C君:苦手なところを潰していく。夢とかなくて、とりあえず高校に合格したいとかんがえていた。自習室でひたすら量をこなした。量より質というけど、量あっての質だと思う。
Dさん:基礎はとても大事。授業でやる問題はとても大事で、すぐ復習をしていた。基礎もなっていないのに応用にやって成績が落ち込むこともあった。応用は基礎の後でいい。基礎はずっとやり続けた。
Eさん:過去問を解いてなかった。それぞれの学校の特徴があるので、沢山解くべき。だからスタートは早い方がよい。今から基礎固めをやったほうがいい。春からやっておけばよかったと後悔した。
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