大学入試の英語が大きく変わる
中学から「使える」英語を学ぼう

大学入試の英語が大きく変わる<br>中学から「使える」英語を学ぼう

この連載では、2020年の大学入試改革を受けて、私立中学・高校がどのような取り組みを展開しているのかをお伝えします。

今後の学習や過ごし方のヒントになれば幸いです。

 

さて、2020年に大学入試が変わることは、ニュース等でご存じの方も多いと思います。

従来のセンター試験から新たに「大学入学共通テスト」が導入されます。

中でも、英語は英検などの民間の資格・検定試験を活用するという大きな変更点があるため、早いうちから対策を練っておくことが重要です。

●大学入試で「4技能」が問われる

グローバル化が進む社会の中で、英語の学習はより実用的、実践的な力を育むことが求められています。

これまでの大学入試は、主に「読む(リーディング)」「聞く(リスニング)」の2つの力が試されていました。

新テストでは、「話す(スピーキング)」「書く(ライティング)」の力を含めた4つの英語運用能力(「4技能」と呼ばれます)が評価されることになります。

 

しかし、一度に大勢の受験生が受ける大学入学共通テストで、4技能を測定するのは困難です。

そこで、民間の英語の資格や検定試験を大学入試の出願の際に活用することが決まったのです。

大学入試センターは2018年3月に、どのような民間資格・検定を対象とするかを発表しました。

それが次の8種類のテストです。

  • ケンブリッジ英語検定
  • 実用英語技能検定(英検)
  • GTEC(ジーテック)
  • IELTS(アイエルツ)
  • TEAP(ティープ)
  • TEAP CBT
  • TOEFL iBTテスト
  • TOEIC L&R および TOEIC S&W

これらは民間で行われている英語の資格・検定試験で、海外留学の準備、日本の大学などでのクラス分け、自分で学んだ英語の力を試す目的で活用されてきました。

読者のみなさんの中には、受験した経験のある方も多いでしょう。

 

2020年からの入試では、高校3年生以降の4月から12月のあいだに民間資格・検定試験を受験し、その2回までのスコアを大学に提出します。

大学によりそのスコアの扱い方は異なり、出願資格に一定基準のスコアを求める大学や、合否判定の一部に利用する、一定のスコアを入試の英語の試験に置き換えるなど、さまざまです。

 

このように、大学入試でトータルに「使える英語力」を試すことになれば、中学や高校での英語の授業も4技能を中心としたものに変わることが見込まれます。

また、小学校5・6年生では、2020年から英語が必修化されます。

グローバル化に対応できる人材育成のため、英語を使いこなせる子どもたちを育てる教育の一貫した流れができ上がりつつあるのです。

●私立中高のさまざまな取り組み

英語の「読む・聞く・話す・書く」の4技能を高めるには、単語や文法を覚えるだけでなく、「実際に使ってみてコミュニケーションをとる」経験が必要です。

特に、日本の子どもが弱いとされる「話す」力を向上させるには、英語の先生やネイティブの先生と直接話す機会や海外交流など、実際にコミュニケーションする場が求められます。

 

私立中学・高校もこうした流れを受け、授業改革を進めています。

これまで文法学習や和訳が中心だった授業に代わり、コミュニケーション重視の授業が広がっています。

取り組みは学校ごとにさまざまですが、次のような工夫がされています。

・オールイングリッシュの授業

中学校段階では一部日本語を交えるところもありますが、日本人の先生も積極的に英語で授業を進めています。

ネイティブの先生の授業ではオールイングリッシュが基本で、まず耳から英語に慣れていきます。

・少人数制・習熟度別授業

小学校での英語教育の取り組みにまだばらつきがあること、帰国子女などすでにある程度英語が身に付いている生徒もいることなどから、少人数制や習熟度別の授業が積極的に行われています。

英語の能力が特に高い生徒は、「取り出し授業」という、よりハイレベルな授業を受けられることもあります。

・オンライン英会話

「会話量」を確保する目的で、オンライン英会話レッスンを取り入れる学校も増えてきました。

タブレット端末で海外のネイティブの先生とコミュニケーションし、マンツーマンでレッスンします。


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