
中学入試最新情報

【2025年度 海城中学校】偏差値や入試情報、過去問対策について徹底解説!
海城中学校に入りたい!
学校の基本情報と2026年度入試対策を徹底解説!
約1割が東大に合格する名門男子校の海城中学校。
多くの中学受験生が夢の志望校として合格をめざしています。
この記事では、海城中学校の基本情報をふまえた上で、入試対策としての過去問の使い方について解説します。
現在の実力と志望校のレベルに差がある場合でも、過去問を正しく活用して志望校の出題傾向に沿った対策を進めれば、入試本番までに合格力をつけることは十分に可能です。
夢の海城中学校合格に向かって、最後まであきらめることなく対策を進めていきましょう!
記事作成日:2025年7月29日
記事執筆者:TOMAS
【 目 次 】
- 海城中学校・高等学校について
- 海城中学校・高等学校の特徴
- 海城中学校・高等学校の教育理念
- 海城中学校・高等学校の学費
- 海城中学校・高等学校の大学合格実績
- 海城中学校の入試について
- 海城中学校の偏差値と入試難易度
- 海城中学校の入試日程
- 海城中学校の受験者数と合格者数・実倍率
- 海城中学校入試の受験科目・科目別配点と試験時間
- 海城中学校入試の攻略方法
- 海城中学校入試の過去問
- 海城中学校を受験するならTOMAS
- TOMASは、個別なのに進学塾
- TOMASは、本物の個別指導の力を証明!
- まとめ
海城中学校・高等学校について
海軍予備校を前身とする伝統ある中高一貫の男子校。
建学の精神は「国家・社会に有為な人材の育成」。3年間かけて社会科を中心とした卒業論文を作成する。9月に行われる海城祭(文化祭)は特に有名で、約1万7千人の来場者を誇る(2024年)。
- ◎ 住所
- 〒169-0072 東京都新宿区大久保3-6-1
- ◎ 最寄り駅
- 新大久保駅(JR山手線) 徒歩5分
西早稲田駅(地下鉄副都心線)徒歩8分
海城中学校・高等学校の特徴
個性を尊重し合う校風
野球部やサッカー部をはじめ、弓道部やラクロス部などの運動部や古典芸能部や、競技かるた部などの文化部も充実しており、各々が個性を出せる環境が整っています。
高い進学実績
卒業生の約1割が東大合格。国公立大や早慶などの難関私大、医学部にも数多く合格しています。海外大学への合格者もいます。
海城中学校・高等学校の教育理念
リベラルでフェアな精神を持った「新しい紳士」の育成を教育理念として掲げています。地球規模の課題を解決できるよう自分で考え、判断、行動する人材を育てます。
海城中学校の学費
海城中学校の公式ホームページによれば、2025年度の学費等は次の通りです。
(1) 入学金 | 300,000 円 | ||
---|---|---|---|
第1学期分 | 第2学期分 | 第3学期分 | |
(2) 授業料 | 215,000 円 | 172,000 円 | 129,000 円 |
(3) 施設・設備費 | 180,000 円 | ||
(4) 教育充実費 | 50,000 円 | ||
(5) 教育維持費 | 20,000 円 | 16,000 円 | 12,000 円 |
(6) 生徒会入会金(初年度のみ) | 200 円 | ||
(7) PTA入会金(初年度のみ) | 2,800 円 | ||
(8) 後援会入会金(初年度のみ) | 4,200 円 | ||
(9) 生徒会費 | 2,500 円 | 2,000 円 | 1,500 円 |
(10) PTA会費 | 1,770 円 | 1,400 円 | 1,050 円 |
(11) 後援会費 | 2,825 円 | 2,260 円 | 1,695 円 |
(12) PTA特別会費(記念事業費) | 5,000 円 | 4,000 円 | 3,000 円 |
(13) 日本スポーツ振興センター共済掛金 | 460 円 | ||
(14) 海城学園安全会費 | 1,500 円 |
※積立金(遠足・修学旅行・教材等) 15,500円/月
海城中学校・高等学校の大学合格実績
東大 | 京大 | 一橋大 | 東工大 | 東京 医科歯科大 |
東京科学大 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2025 | 49 | 6 | 13 | – | – | 9 |
2024 | 49 | 7 | 20 | 11 | 2 | – |
慶應 | 早稲田 | 上智 | 国公立 大医学部 |
私立大医学部 | 海外大 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2025 | 119 | 141 | 20 | 48 | 98 | 11 |
2024 | 132 | 141 | 34 | 58 | 108 | 12 |
2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 2025 | |
---|---|---|---|---|---|
合格者数(合計) | 47 | 57 | 43 | 49 | 49 |
合格者数(現役) | 43 | 46 | 31 | 42 | 41 |
合格者数(既卒) | 4 | 11 | 12 | 7 | 8 |
海城中36名合格!
2025年度のTOMAS合格実績はこちら
海城中学校の入試について
海城中学校の偏差値と入試難易度
海城中学校の偏差値は62~66です(2024年度/森上教育研究所調べによる)。中学入試における難関校のひとつです。
海城中学校の入試日程(2026年度)
①出願情報入力・入学検定料支払
【一般入試】2026年1月10日(土)~2026年1月25日(日)〈インターネット出願〉
※出願後、6年次成績通知表のコピーを郵送。
2026年1月27日(火)必着。
【帰国生入試】2025年12月1日(月)~2025年12月15日(月)〈インターネット出願〉
※出願後、海外生活証明書・面接カードを郵送するかPDFファイルをメールで提出。
2025年12月16日(火)必着。
②入学試験日
【一般入試 ①】2026年2月1日(日)
【一般入試 ②】2026年2月3日(火)
【帰国生入試】2026年1月7日(火)
③合格発表日
【一般入試 ①】2026年2月2日(月) 12時インターネット発表
【一般入試 ②】2026年2月4日(水) 12時インターネット発表
【帰国生入試】2026年1月8日(木) 9時インターネット発表
④入学手続き期間
【一般入試①】合格者は、入学手続金を2026年2月2日(月)12時~16時の間に納入。
【一般入試②】合格者は、入学手続金を2026年2月4日(水)12時~16時の間に納入。
【帰国生入試】合格者は、入学手続金を2026年1月8日(木)9時~13時の間に納入。
※インターネット決済
⑤中学校説明会
いわゆる学校説明会(講堂での一斉形式の説明)は行っていませんが、校長挨拶・学校概要・入試のポイントなどは公式ホームページにて動画で配信しています。
また、海城生や海城の先生方と交流できるオープンキャンパスを開催しています。
夏のオープンキャンパス
2025年8月23日(土)・24日(日)
秋のミニ・オープンキャンパス
2025年10月4日(土)・11月8日(土)
海城中学校入試の受験者数と合格者数・実倍率
海城中学校の受験者数と合格者数・実倍率は下記の通りです。
定員数 | 偏差値 | 偏差値 前年差 |
受験者 | 受験者 前年差 |
合格者 | 合格者 前年差 |
実倍率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
一般① | 145 | 63 | ▲1 | 509 | 32 | 171 | 11 | 3.0 |
一般② | 145 | 66 | 0 | 1021 | 16 | 351 | 6 | 2.9 |
帰国生 | 30 | 62 | 0 | 172 | 26 | 55 | 1 | 3.1 |
※偏差値は2024年度の情報です。 |
海城中学校入試の受験科目・科目別配点と試験時間
海城中学校の受験科目・科目別配点と試験時間は下記の通りです。
科目 | 満点 | 試験時間 |
---|---|---|
国語 | 120点 | 50分 |
算数 | 120点 | 50分 |
理科 | 80点 | 45分 |
社会 | 80点 | 45分 |
科目 | 満点 | 試験時間 |
---|---|---|
国語 | 120点 | 50分 |
算数 | 120点 | 60分 |
面接 | – | 10分程度 |
科目 | 満点 | 試験時間 |
---|---|---|
国語 | 60点 | 50分 |
算数 | 120点 | 60分 |
英語 | 60点 | 40分 |
面接 | – | 10分程度 |
海城中学校入試の攻略方法
海城中学校の国語で合格点をとるポイント
論説、文学的文章。高い読解力、記述力が試される。
海城中学校の算数で合格点をとるポイント
オーソドックスな形式だが、丁寧な思考が必要。
海城中学校の理科で合格点をとるポイント
複雑な問題に対して、正確な計算処理が重要。
海城中学校の社会で合格点をとるポイント
70~150字の記述が合計3問。資料を正確に読み取ろう。
海城中学校入試の過去問
過去問は何年分、いつから解く?
過去問演習は小6の9月から本格的に始めるのが一般的です。
とはいえ、単元学習が終わっていないのに焦って過去問に取り組んでも、自信を失うだけになりかねません。11月でも決して遅くはありませんので、基礎をしっかりと固めてから取り組むことをおすすめします。
逆に基礎がほぼ完成している場合や、難関校を志望している受験生であれば、夏休みから過去問に挑戦してみましょう。志望校の出題傾向を早目に把握することで、秋からの対策を有利に進めることができるだけでなく、志望校のレベルと現在の力のギャップを知ることで目標が明確になり、学習のモチベーションにもつながります。
初めて過去問に取り組む際は、第二志望校から始めるとよいでしょう。海城が第一志望なら、立教新座中や本郷中などから取り組み、段階的にレベルアップしていきます。
解く年数の目安は10年分です。海城をねらうなら、ライバルを圧倒するほどやり込んで差をつけたいところです。特に重要なのが算数の過去問演習です。難関中入試は算数で大きく差がつき、算数が合否を分けると言っても過言ではありません。算数の過去問は遅くても9月から始め、第一志望校は10年分、第二志望校は5年分、第三志望校以降は3年分を目安に解きましょう。国語も同様に第一志望校は10年分が目安です。
社会については、時事問題などは古い年度になると参考にならないため、5年分が目安になります。理科も5年分を目安に解きましょう。
過去問の復習法はどうする?
過去問演習で大切なのは、「やりっぱなしにしない」ことに尽きます。
間違えた問題は、なぜ間違えたのかを分析するところまでやるということです。ミスの原因が知識不足であれば、その単元の知識をチェックし直します。思考系の問題であれば、どの過程でミスがあったのかを確認し、条件の読み飛ばし、計算ミス、途中式の書き方など、失点原因別の対策が必要です。
近年はグラフや作図など、書かせる問題が増える傾向があります。自分ではきちんと書いたつもりでも採点官が点をつけられない答案になっていることが多々あります。「わかっている」ことを採点官にそのまま伝えられる答案づくりを心がけましょう。
とはいえ、記述答案の採点・添削指導は、集団指導の塾ではなかなか対応が難しいものです。過去問演習においては、個別指導塾などの力を借りるのも一つの方法です。
もう一つ大切なのは、過去問の解き直しをする際は、「振り返りノート」を作ること。模試も含めて、間違えた問題を時系列でノートに貼っていき、自分の解答や間違えたポイントなどをまとめます。
努力しているにもかかわらず、なかなか点数に反映されないという受験生は、どこに何があるのか整理できていないことが原因になっているケースが多くあります。振り返りノートをまとめることで、「大切なことはすべてこのノートに集約されている状態」を作ることができます。復習の効率が格段に上がるだけでなく、ノートを見直すことが精神的な支えにもなるでしょう。
過去問がなかなか解けないときは?
なぜ解けないのか、原因を分析しましょう。単元学習が十分にできておらず、知識が足りないために解けないのであれば、その単元に戻って復習し直すことが必要です。失点が目立っているようなら、どの過程でミスがあったのかを確認します。前段でも述べましたが、失点の原因が計算ミスなのか、条件の読み飛ばしなのか、あるいは途中式の書き方なのを見極め、原因別に弱点を補強することで、徐々に得点が安定してきます。
合格したお子さんも、最初に解いたときの得点率は5割以下というのが珍しくありません。解けないからといって焦らず、数を重ねて復習をしっかりと行うことで、12~1月には手応えが得られるはずです。
また、難問揃いの過去問を解いていると、簡単な問題を難しく考えてしまい、ミスが目立ってくるケースもあります。過去問演習と並行して、計算や漢字などの基礎も毎日欠かさず継続してください。
海城中学校を受験するならTOMAS
TOMASは、個別なのに進学塾
個別指導というと、学校や塾でわからなかったことを教えてもらう「補習塾」のイメージが強いのではないでしょうか。 しかしTOMASは、個別指導でありながらハイレベルな進学指導を行い、難関校への高い合格実績を出しています。 個別なのに進学塾は、TOMASだけ。
TOMASの中学受験はこちら
TOMASは、本物の個別指導の力を証明!
開成14名、筑駒1名、麻布19名、駒場東邦22名、桜蔭10名、女子学院16名など難関中合格者を2025年度も多数輩出し、TOMASの「本物の個別指導」の力を証明しました。
まとめ
繰り返しになりますが、保護者の皆さんに心掛けていただきたいのは、点数に一喜一憂しないこと。最大の目的である「志望校の出題傾向を理解・体得すること」を忘れずに、いつどの年度を解くか、過去問演習スケジュールを綿密に組んでみましょう。第3志望校まで解き切るためには、保護者の皆さんのスケジュール管理が非常に重要になってきます。
また、お子さんが過去問を解く際には、ストップウォッチなどを用意し、時間をきっちり計って挑ませてください。入試本番では4科目タテに続けて受験します。途中で息切れしないように集中力を持続させる訓練も必要です。日曜日などに4科目続けて過去問に取り組んでみるとよいでしょう。
入試当日はわずか12歳にして一人で戦わなければなりません。普段から本番同様の環境で解く体験を積むことで徐々に自信をつけ、さらに1月入試で実戦を経験し、2月の本命校入試につなげていきましょう。
TOMASは、御三家・最難関中に強い完全1対1の進学個別指導塾です。一人ひとりの過去問演習カリキュラムや併願戦略を作成し、難関中合格へ導きます。
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