さまざまな困難を乗り越え、
難関校に合格した受験生のブレイクスルーをご紹介。
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【vol.58】桜蔭中学校に受かる子とは?|桜蔭中学校に強い塾
浜田 有香さん(仮名)/東京都私立小学校出身の場合
この問題、どこからどう手をつければいいの……?
桜蔭中学校を目指す浜田さんは、算数が苦手科目でした。
特に、「場合の数」「規則性」「速さ」「立体図形」については、入試で難問が多く出題されるテーマですが、浜田さんはこのような問題にまったく太刀打ちできなかったのです。
過去問を解き始めたころは、このテーマで難問が出題されると、大問ごとごっそり失点してしまうこともありました。
「どこからどう手をつけていいか分からない」とパニック状態になることも……。
そこで彼女の過去問演習の結果を詳しく分析することに。
すると、途中計算式がまったく書けていないことが判明しました。
桜蔭中学校の入試問題では、解答欄に途中計算式を書く欄がありますが、浜田さんはこの途中計算式をまともに書けない状況だったのです。
これは、解き始める前の段階でつまずいてしまっている、つまり問題文の条件整理がきちんとできていないことを意味します。
問題文をきちんと解読し、解答の方針を導き出せないから、「どこからどう手をつけていいのか分からない」状態に陥り、大量失点してしまう……。
浜田さんが算数の苦手を克服し、桜蔭中学校に合格するためには、「条件整理の力」を鍛えることが必要でした。
問題文のどこに着目すべきかを徹底指導!
とにかく、問題文の条件整理の方法を分野ごとに細かく指導していきました。
「場合の数」や「規則性」については、問題文を読んでやみくもにパターンを調べるクセがあったので、着眼点をしっかり定めてから解答に着手するためのコツを伝授し、演習を積ませました。
また、難しい問題では、枝問が誘導になっていることが多いので、それを意識しながら問題を解くよう指導しました。
頭だけで考えない! 手を動かそう!
浜田さんは、問題文を解読するときに、図を書くといった「手を動かす」作業をあまりしない生徒でした。
しかし、「速さ」の問題ではダイヤグラムを書いたり、「立体図形」の問題では断面図を書いたりすることは、解答の糸口を見つけるために必要な作業です。
このことを本人に伝え、問題を解くときは「手を動かす」ことを徹底させました。
これらの対策の結果、「どこからどう手をつけていいのか分からない」状態になることは減り、算数に対する苦手意識も克服することに成功。難しい問題でも最後まで完答できる実力をつけてくれました。
6年生の夏ごろまでには基本事項の対策も十分に終わらせていたので、その後は上位校の問題をテーマごとに集めて演習を徹底。
入試直前期には、こちらで想定していた解法よりも上手に問題を解くこともあるなど、めきめきと実力を上げていき、自信を持って入試本番を迎えることができました。
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