

さまざまな困難を乗り越え、
難関校に合格した受験生のブレイクスルーをご紹介。
現状を打開するためにどう考え、 どう行動したのか。
みんなのブレイクスルーをヒントに、あなたも夢の志望校をめざしませんか?
【vol.4】開成中学校に受かる子とは?|開成中学校に強い塾
山村瑛二くん(仮名)/出身校 都内公立小学校の場合
公式は覚えた。計算力もある。でも「解き方」が全然わからない……
「公式は覚えたし、正確に計算する力にも自信がある。でも、志望校の入試問題を見ると、解き方が全然わからない」
難関校の開成中学校を志望する山村くんは、このような悩みを抱えていました。特に、図形問題。実際に問題を解くところを見てみると、ただ問題文とにらめっこしているだけで、いっこうに答案を作成しはじめることができない状態だったのです。
図形問題だけとは限りませんが、特に難関校の入試問題は、問題文を見ただけですぐに正解にたどり着くことなどできません。
問題文を見て、そこから解答のヒントを自分で発見する「発想力」、そして見つけたヒントをもとにして解答を導き出す「展開力」がなければ、決して正解することはできないのです。
開成中学校の算数の答案用紙には、「式や図や計算などは、すべて解答用紙のその問題の場所にかきなさい」という指定があります。このことは、問題を作っている人が、受験生がどのようにしてその問題を解いたか、つまり「発想力」と「展開力」を試そうとしていることを如実に物語っています。
山村くんにとって、この2つの力のうち、特に「発想力」を鍛えることが最優先課題でした。
とにかく書き込み。その中で解答のヒントを発見する!
「発想力」の根本にあるのは「考える力」です。正確に計算できるだけでは、難関校の入試問題には太刀打ちできません。「考える力」があって初めて正解を導き出すことができるのです。山村くんには、この「考える力」を鍛えるためのトレーニングを徹底的に行ってもらいました。
具体的には、とにかく図形問題に書き込みをさせていきました。問題文とにらめっこしているだけでは、何もはじまりません。
まずは、問題文の中であらかじめ与えられている条件を図に書き込みます。
次に、それらの条件を単純に計算したり組み合わせたりすることで新たな条件を見つけ、それをまた図に書き込んでいきます。
このような作業をしていくと、「条件を書き込む」→「条件を組み合わせて新たな条件を見つける」→「見つけた条件をまた書き込む」→「条件を組み合わせてまた新たな条件を見つける」という好循環が生まれます。
この好循環によって、問題に対する情報を目に見える形で増やしていき、その中から解答のヒントを発見するのです。
また、すでに得られた条件だけで新しい条件を見つけられない場合には、補助線を引くことで条件を導き出す方法なども指導しました。
このトレーニングで「考える力」を鍛え、「発想力」を身につけたことは、山村くんにとって大きなターニングポイントとなりました。その後は順調に課題を克服し、念願の志望校合格をつかみとってくれました。
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