千葉大学
基本情報
試験時間:80分/問題数:大問3題
試験時間:80分/問題数:大問3題
分析担当
波多野 瑞
波多野 瑞
出題内容・難易度
大問 | 出題内容 | 出題形式 | 難易度 |
---|---|---|---|
1 | 《英作文》 問1 上下の文を指定の英単語を用いて同意の文にする3~5語の空所補充書き換え(10問) 問2「外国人学生が日本での買い物に苦労した経験」についての会話文の流れに応じて指定の英単語、語数で空所補充完成(10問) |
記述 (空所 補充) |
標準 |
2 | 《長文読解》「最高の幸せを感じる時」についての英文 問1 選択肢が与えられた本文要約空所補充完成(5問) 問2 内容真偽(3問) 問3 段落要旨選択(4問) |
記述・ 客観 |
標準 |
3 | 《長文読解》「遺伝子変異による先天性無痛症の女性」についての英文 問1 下線部の省略補足完成 問2~問5 和訳2問 論述説明2問 |
論述 | 標準 |
問題分析
- 問1、問2共に普段から基本的な英作文トレーニングを心がけていれば容易に高得点がとれるが、その一方で差のつきやすい問題でもある。
- 幸福を感じる時についての読み易い英文で問1は全文の要約の空所補充であるが語形変化は要求されていないので完答が必須であろう。問2、問3も平易な問題である。
- 医系の内容であるが、医学単語は注釈があるので読み易い。問1は最近出題頻度が上がっている省略補足完成問題である。問2、問5は千葉大頻出の記述説明の該当箇所が離れたところにあるので的確に把握すること。和訳は構文、単語共に平易で文脈をおさえれば確実に得点できる。
総評
大問は3題構成で例年通りであるが、大問Ⅰが英作文となった。千葉大学の英語は一見すると易しく見えるが、実際に高得点をあげるには「構文力」「予測と修正」に基づく長文速読力、正確な論述力、さらに、やさしいがミスのない英文をきちんと書ける能力が必要となる。ハイレベルな基礎学力をつけるためには、長文全訳にトライするのもよいだろう。単語熟語の学習は、最初から言い換え・同意表現を意識しながら効率よく学習して行くことで、論述対策になるばかりか難関私大医学部の典型的出題の準備にもなろう。