日本医科大学
[ 一般前期 ]
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基本情報
試験時間:90分/問題数:大問4題
試験時間:90分/問題数:大問4題
分析担当
波多野 瑞
波多野 瑞
出題内容・難易度
大問 | 出題内容 | 出題形式 | 難易度 |
---|---|---|---|
1 | 発音・アクセント&共通語・表現選択 | 選択 | 標準 |
2 | 長文客観「確証バイアス」 | 選択 | 標準 |
3 | 自由英作文[2]を題材に知識人が「確証バイアス」の犠牲にならない方策について | 記述 | 標準 |
4 |
Text A 長文総合「ハンチントン舞踏病」と「オーストリッチ効果」 Text B 「医師と患者の関係」 |
記述&空所補充・語形変化他 | 標準 |
問題分析
- 単語の発音・アクセント4問、共通語3問、表現選択3問で、「正しいものを全て選べ」という指示があるものもあり、完答するには正確な知識が必要である。
- 「確証バイアス」についての英文で全問客観選択。空所補充は適切な表現とセンテンスを入れるものである。単語の言い換え選択は例年通りの頻出単語。本問にも「正しいものを全て選べ」の指示がある設問があるので要注意。パラグラフごとにトピックのメモをとるのも正答率向上の有効な対策である。
- [2]の「確証バイアス」を題材にした英作文で、本文の正確な内容理解と記述力が要求される。
- 本年はText AとText Bに分かれており、それぞれ「ハンチントン舞踏病」と早期診断の是非を「オーストリッチ効果」をもち出して説明するものと、「医師と患者の関係」についての記述である。Text Aは例年通り空所補充問題や動詞を変化させる出題で、解答の根拠の記述説明が求められる。Text Bも解答及びその根拠の記述説明が求められる。
総評
全体的に難易度は一昨年よりかなり易化した昨年と同水準であるが、大学側の要求水準は変化していない。合格のためには、まず長文速読力養成のためのセンスグループ・リーディング、パラグラフリーディングを体系立てて学習するとともに、正確な構文力の強化と記述の練習を心掛けたい。単なる「全訳」と「解釈」の違いを意識した学習が必要である。また、英作文対策としては、書き出しの定型表現やディスコースマーカーの知識と活用法を早い時期から準備しておくことも大切である。