


「好き」と「得意」が違う場合は、どちらを優先するべきか?
多くの場合、「得意」と「好き」は同じことが多いと思います。例えば、算数が得意な子は算数が好きというように。
でも、ときにはそうでないこともあるので気をつける必要があります。
今40代のSさんは小学生のとき走るのが非常に速かったそうです。鬼ごっこでも速いし、運動会ではいつも一番でした。それで、親と先生の勧めで陸上教室に入りました。そして、いろいろな大会で優勝したりしました。
でも、本当は、本人は走るのが好きではなかったそうです。
周りの勧めもあり中学では陸上部に入ったのですが、あまりやる気はなかったそうです。だんだん休みがちになり、期待していた親や先生にいろいろ言われて、メンタルも不調になりました。
本人が好きなのは釣りやアウトドア活動で、楽器の演奏にも興味があったそうです。
それで、高校では吹奏楽部に入り、陸上には関わらないようにしたそうです。
大学に入ってからは釣りも含めてアウトドア活動ができるサークルに入って楽しみました。そして今も熱中しています。
このように、周りの人は「得意だから好きだろう。もっとがんばらせよう」と考えがちですが、必ずしもそうではないので気をつけましょう。
本人の「好き」「やりたい」を応援してあげることが大切だと思います。
好きだけど得意ではないこともある
もう一つ別の事例を紹介します。Aさんの小学生の長男は、スイミングスクールに通っていて水泳が大好きです。でも、一向に上達しなくて、後で入ってきた子たちにも級が抜かれていきます。
でも、本人はぜんぜん気にしていなくて、泳ぐのが好きで楽しいといって嬉々として通っています。
Aさんは「もっと他に向いているものをやらせた方がいいのでは? 成果の出ることに時間をかけたほうがいいのでは?」と悩んでいました。
でも、私は「本人が好きでやりたがっていることを応援した方がいいですよ。よい結果を出すとか将来に役立たせるとか、そういうことよりも今純粋に本人が楽しめることを優先した方がいいですよ」とお伝えしました。
なぜなら、人間にとって自分が好きなことをやっている時間が一番幸せで、こういう時間が長ければ長いほど幸福度が上がるからです。
好きなことをやれているとハピネス・アドバンテージが働く
幸福度が上がると、いわゆるハピネス・アドバンテージが働いて、多くのよい波及効果が生まれます。
好きなことをやれていると気持ちに張り合いが出てきて、他のことにもがんばるエネルギーがわいてきます。勉強への集中力も上がります。
気持ちが満たされているのでメンタルが安定し、他者にも優しい気持ちで接することができるようになります。
好きなことをやれることで生きる喜びを味わうことができ、それが生きる力につながります。
特に子どものときにこういう経験をすることが大事で、こういう経験がある人は、自分が好きなことややりたいことを自分で見つけて、どんどんやれるようになります。
このような主体的な自己実現力がつくと、自分の人生を前向きに切り開いていくことができるようになります。
子どものときにこういう経験が少なくて、親や先生からやらされることのほうが多かったりすると、こういう力がつきにくくなります。
大人でも、自分が何をやりたいのかわからないという人はけっこういますが、それはもしかしたら子どものころからやらされることが多すぎたせいかもしれません。
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