


受験期の通常授業での塾弁を考える
中学受験塾では4月を待たずして新年度が始まっています。
大手塾のカリキュラムは3年間で完結するように作られているので、小学3年生の2月からスタートするのが一般的なのです。
入塾あるいは学年が上がった直後は新学年の学習内容、通塾日などのペース配分に悩むご家庭が多くなる時期ではあるのですが、最初の数か月は慣れるための助走期間でもあります。
徐々に学校も含めた生活スケジュールがうまく回っていくように、ご家庭でもトライ&エラーを繰り返してみてください。
このように、この時期の保護者のお悩みには新単元に関する勉強方法とスケジュール管理がありますが、もうひとつ、お母さんの頭を悩ませるものとして「お弁当問題」があります。
言うまでもなく、食は健康の基本のひとつ。お子さんの体調管理や学習効率に大きく関わるため、なるべく栄養があるものを食べさせたいというのは切なる親心です。
さらに、塾弁はお子さんが唯一リラックスできる時間であり、エネルギー補給の場となりますから、なるべく元気が出るような食事を提供したいという保護者の思いはもっともなことです。
しかし、昨今では共働きのご家庭が激増しています。それゆえ、朝の忙しい時間や仕事帰りに、お子さんが塾で食べるお弁当を用意することに悩む親御さんが多いのも事実です。
夕食を塾の前後で分けるという作戦
忙しい親御さんに配慮して、塾や校舎によってはデリバリーやミールサービスを提供しているケースもありますが、コロナ禍以降、サピックスやグノーブルのように感染症対策と授業の効率化という観点から、食事タイムを設けない塾も増えています。
サピックスの先生によると「お弁当タイムを設けて帰宅時間が遅くなるよりも、その時間分、早く帰してほしい」という保護者の声のほうが大きいのだそうです。お弁当を作る手間を省けることと、家族で夕飯を囲むことができる両方のメリットがあると聞きました。
しかし、どの塾であっても、この「食事をいつとるのか問題」は、学年が上がるごとにシビアになってきます。
6年生になると、平日の通常授業の終了時刻が21時を越すのがむしろ普通だからです。帰宅後に食事をとるとなると胃腸に負担をかける可能性がある。しかし、空腹のまま眠らせることもできないなどの問題が生じ、保護者を悩ませがちです。
それゆえ、多くのご家庭では、夕食を塾の前後で分けるという作戦を取ることが多いようです。
塾の前におにぎりやサンドイッチなどのエネルギーになるような炭水化物中心の軽食をとっておき、帰宅後に消化の良いおかずを食べるという方法です。この方法は空腹による集中力の低下を防ぐと同時に夜遅い食事の量を減らせるというメリットがあります。
もっとも、食事休憩タイムが設けられている塾であってもその時間は短いです(15分から長くても30分が主流)。
そのため、早食いになる、あるいは満腹になって眠くなってしまうケースがあり、食事タイムあり・なしにかかわらず、おにぎりやサンドイッチ、ゼリー飲料などの軽食を短い休憩時間中に食す子どもたちのほうが多いのが実情かと思われます。
大事なのは、親が無理をしないこと
食の事情は個人によっても家庭によっても、一人ひとり大きく異なります。正直、「これが正解」というものはないに等しいかと思います。
その中で大切にすべきは、お子さんの状況やご家庭の都合に合わせて柔軟に対応するということです。つまり「親が無理をしない」。
長期休み以外は、通塾日は毎日ではありませんので「365日、完璧な食事をとらせなければ!」とプレッシャーに感じる必要はありません。
親は仕事や家事や子育てのバランスの中で、最大限、頑張っているのですから、疲れている時くらい力を抜きましょう。
手作りにこだわることなく市販品や冷凍食品、コンビニ弁当もOK! 時短かつバランスのとれた食事は外注でも可能です。
そう言えば思い出しました。私も塾弁には悩んだひとりですが、学年が上がるに従い、気付くと手抜きになっていました。
疲労度MAXの時や、お弁当の準備が間に合わない日、さらにやる気が失われた際には躊躇なく子どもにワンコインを渡していたのです。
子どもは塾前に、コンビニやハンバーガーショップなどで、好きなものを自分の意思で買えるので、むしろ大喜びでした。母の心尽くしのお弁当よりも、はるかにテンションが高かったので、複雑な気持ちで眺めていましたね(笑)。
わが子が中学生当時に、その頃のことを聞いたところ、「お金を渡されて自分で買い食いをするのは、何だか大人の階段を上がった気がして単純に嬉しかった」と答えました。
「そんなもんか……」と思いましたが、今となっては、それもいい思い出です。
もちろん、栄養が偏らないようにすることは必要ですが、1日単位で考えるのではなく、1週間の中でバランスがとれれば良いと、柔軟に対応することも大事です。
子どもの塾弁でお母さんが疲れ果ててしまうほうがむしろ問題。もしお子さんがコンビニ等で、自分で食を選ぶことがあるのならば、ここはお子さんと一緒に食についての話をするチャンスと捉えてください。「健康な身体作りと食」について親子で学べたならば、子どもにとっては一生の財産になり得ます。
「食生活と睡眠時間の管理」は受験生の健康維持のために非常に重要なテーマですので、お弁当問題の悩みも深いですが、お母さんである自分が今悩んでいることは、他の子のお母さんの悩みでもある場合がほとんどなんですね。
ですから、自分だけと思わず、どんな悩みでも、まずは利用している塾に相談してみてくださいね。
他のご家庭がこの問題をどう解決してきたのかを教えてもらうことで、悩みが軽くなる可能性が高くなりますよ。
この「相談してみる」という行動が塾との信頼関係を築いていくことにもつながっていくので、「こんなことで相談するのも……」と思わずに、悩んだら「塾にGO!」をお勧めします。
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