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【2025年度 早稲田大学高等学院中学部】偏差値や入試情報、過去問対策について徹底解説!

【2025年度 早稲田大学高等学院中学部】偏差値や入試情報、過去問対策について徹底解説!

早稲田大学高等学院中学部に入りたい!
学校の基本情報と2026年度入試対策を徹底解説!

早稲田大学初の“附属中”として、中高大一貫教育を実現した早稲田大学高等学院中学部。
多くの中学受験生が夢の志望校として合格をめざしています。

この記事では、早稲田大学高等学院中学部の基本情報をふまえた上で、入試対策としての過去問の使い方について解説します。
現在の実力と志望校のレベルに差がある場合でも、過去問を正しく活用して志望校の出題傾向に沿った対策を進めれば、入試本番までに合格力をつけることは十分に可能です。

夢の早稲田大学高等学院中学部合格に向かって、最後まであきらめることなく対策を進めていきましょう!

記事作成日:2025年7月29日
記事執筆者:TOMAS

【 目 次 】

早稲田大学高等学院中学部について

早稲田大学の附属中として名高い名門男子校。
受験を意識した学習に捉われることなく、発展的・専門的な授業が展開される。
特別な教科に特化することなく、すべての教科を幅広く学び、フラットな教養を身につける。
歴史や伝統を感じられる、校門から続く「欅並木」が有名。

◎ 住所
〒177-0044 東京都練馬区上石神井3-31-1
◎ 最寄り駅
上石神井駅(西武新宿線) 徒歩7分
◎ 早稲田大学高等学院中学部をめざす受験生へ  武沢護校長先生からのメッセージ

(※TOMAS会員誌『スカラ』2021年6月発行号より抜粋)

お子様の中学受験を考えている保護者の方におかれましては、本校のような大学附属校か中高一貫の進学校か、もちろん公立校への進学という選択肢も含めて検討されることでしょう。大学附属校である本校の場合、入試という目的がない以上、学びのモチベーションをどう保つかが肝要です。知的好奇心をもち、本校のあり方に共感してくださる方を、ぜひともお待ちしています。(談)

早稲田大学高等学院中学部の特徴

自立を重んじる校風

知的好奇心と豊かな発想、自己を律する心を持った生徒が集っています。

高い進学実績

基準を満たせば、早稲田大学高等学院に進学することができます。

早稲田大学高等学院中学部の教育理念

早稲田大学の建学の精神にもとづき、健やかな心身、高い知性、豊かな感性を育て、社会に貢献できる人材を育成することを目的としています。

早稲田大学高等学院中学部の学費

早稲田大学高等学院中学部の公式ホームページによれば、2025年度の学費等は次の通りです。

中学部の学費
(1) 入学金 260,000 円
(2) 授業料(年額) 855,000 円(1年次)
(3) 教育環境設備費(年額) 285,000 円
(4) 実験実習料(年額) 14,000 円
(5) 生徒会費(年額) 7,000 円
(6) 日本スポーツ振興センター共済掛金(年額) 500 円

※PC代 約180,000円(2024年度参考)
※別途、宿泊研修費、校外活動費、副教材費がかかります。
※授業料は学年により異なります。

早稲田大学高等学院中学部の奨学金制度

早稲田大学高等学院中学部には下記の奨学金制度があります。
・大隈記念奨学金
・高等学院中学部緊急奨学金
・高等学院同窓会給付奨学金
給付条件および詳細は学校のホームページおよび学校案内パンフレットでご確認ください。

早稲田大学高等学院中学部の入試について

早稲田大学高等学院中学部の偏差値と入試難易度

早稲田大学高等学院中学部の偏差値は64です(2024年度/森上教育研究所調べによる)。中学入試における最難関校のひとつです。

早稲田大学高等学院中学部の入試日程(2026年度)

①出願情報入力・入学検定料支払

2026年1月17日(土)~2026年1月19日(月)【締切日消印有効】
※出願書類を郵送する前に、WEB出願サイトにて登録・出願する必要があります。

②入学試験日

2026年2月1日(日)

③合格発表日

2026年2月3日(火)受験ポータルサイトUCARO上に発表

④入学手続き期間

合格者は、2月4日(水)に高等学院にて入学手続きを行う。
※①~④の最新情報は学校のホームページをご確認ください。

⑤中学校説明会

2025年6月22日(日)・9月14日(日)・10月26日(日)
※最新情報は学校のホームページをご確認ください。

早稲田大学高等学院中学部入試の受験者数と合格者数・実倍率

早稲田大学高等学院中学部の受験者数と合格者数・実倍率は下記の通りです。

2025年度入試
定員数 偏差値 偏差値
前年差
受験者 受験者
前年差
合格者 合格者
前年差
実倍率
120 64 0 366 ▲14 126 ▲3 2.9
※偏差値は2024年度の情報です。

早稲田大学高等学院中学部入試の受験科目・科目別配点と試験時間

早稲田大学高等学院中学部の受験科目・科目別配点と試験時間は下記の通りです。

科目 満点 試験時間
国語 100点 50分
算数 100点 50分
理科 80点 40分
社会 80点 40分

早稲田大学高等学院中学部入試の攻略方法

早稲田大学高等学院中学部の国語で合格点をとるポイント

ちょっと背伸びをした読書をしよう

哲学や科学、文化など抽象的な論説文を読んで慣れておくと、難解そうな言葉が出てきても臆せず類推して内容をつかむことができます。読解の勉強では、段落ごとに要点をつかむだけでなく、「同じことを言い換えている箇所」に注意し、印をつける習慣をつけておきましょう。部分的な理解だけでなく、文章全体のテーマや論の組み立てを意識して読む練習をしましょう。また、漢字や語句の出題も多めなので、しっかりと対策しておきましょう。

早稲田大学高等学院中学部の算数で合格点をとるポイント

持っている知識をどう活かすか

後半の大問は長い条件がつくことが多いです。長い条件や思いがけない条件がつくと未知の問題に出会ったような気になるかもしれませんが、慌てないでしっかり条件を整理していきましょう。自分の持っている知識で何とかなるはずです。そのためには日頃の勉強で、長い条件がついた問題や初見の問題で訓練することによって、条件の整理の仕方や自分の知識の活かし方を養っていくことが大切です。様々なパターンを経験し、対応力をつけましょう。

早稲田大学高等学院中学部の理科で合格点をとるポイント

正確な知識と実戦演習の積み重ね

正確な知識を身につけることが、本校理科攻略の第一歩となります。 特に生物分野の学習においては、カラーの資料集や図鑑を利用して、その特徴を目に焼き付けながら覚えることを心がけましょう。物理・化学分野の学習では、水溶液の化学変化やてこ・滑車・振り子など力学系の問題を中心に、計算問題および実験の結果について考察するタイプの問題演習に時間をかけましょう。多少難しい問題にもチャレンジしましょう。

早稲田大学高等学院中学部の社会で合格点をとるポイント

地理・時事への関心拡大と記述訓練

テキストを超えて広範に出題される地理的・時事的知識を万全にすることは難しいです。テキストなどで基礎的知識を固めるとともに、ニュースを見るなどして日頃から関心を広げていくことで、 初見対応力を上げることは可能です。また、過去問をできるだけこなして形式やレベルに慣れ、新たな知識を吸収するとともに、論点提示と事実誤認に注意して記述訓練を重ねる必要があります。

早稲田大学高等学院中学部入試の過去問

過去問は何年分、いつから解く?

過去問演習は小6の9月から本格的に始めるのが一般的です。
とはいえ、単元学習が終わっていないのに焦って過去問に取り組んでも、自信を失うだけになりかねません。11月でも決して遅くはありませんので、基礎をしっかりと固めてから取り組むことをおすすめします。

逆に基礎がほぼ完成している場合や、難関校を志望している受験生であれば、夏休みから過去問に挑戦してみましょう。志望校の出題傾向を早目に把握することで、秋からの対策を有利に進めることができるだけでなく、志望校のレベルと現在の力のギャップを知ることで目標が明確になり、学習のモチベーションにもつながります。

初めて過去問に取り組む際は、第二志望校から始めるとよいでしょう。早稲田大学高等学院中学部が第一志望なら、ほかの大学附属中や栄東中などから取り組み、段階的にレベルアップしていきます。

解く年数の目安は10年分です。早稲田大学高等学院中学部をねらうなら、ライバルを圧倒するほどやり込んで差をつけたいところです。特に重要なのが算数の過去問演習です。難関中入試は算数で大きく差がつき、算数が合否を分けると言っても過言ではありません。算数の過去問は遅くても9月から始め、第一志望校は10年分、第二志望校は5年分、第三志望校以降は3年分を目安に解きましょう。国語も同様に第一志望校は10年分が目安です。

社会については、時事問題などは古い年度になると参考にならないため、5年分が目安になります。理科も5年分を目安に解きましょう。

過去問の復習法はどうする?

過去問演習で大切なのは、「やりっぱなしにしない」ことに尽きます。

間違えた問題は、なぜ間違えたのかを分析するところまでやるということです。ミスの原因が知識不足であれば、その単元の知識をチェックし直します。思考系の問題であれば、どの過程でミスがあったのかを確認し、条件の読み飛ばし、計算ミス、途中式の書き方など、失点原因別の対策が必要です。

近年はグラフや作図など、書かせる問題が増える傾向があります。自分ではきちんと書いたつもりでも採点官が点をつけられない答案になっていることが多々あります。「わかっている」ことを採点官にそのまま伝えられる答案づくりを心がけましょう。

とはいえ、記述答案の採点・添削指導は、集団指導の塾ではなかなか対応が難しいものです。過去問演習においては、個別指導塾などの力を借りるのも一つの方法です。

もう一つ大切なのは、過去問の解き直しをする際は、「振り返りノート」を作ること。模試も含めて、間違えた問題を時系列でノートに貼っていき、自分の解答や間違えたポイントなどをまとめます。

努力しているにもかかわらず、なかなか点数に反映されないという受験生は、どこに何があるのか整理できていないことが原因になっているケースが多くあります。振り返りノートをまとめることで、「大切なことはすべてこのノートに集約されている状態」を作ることができます。復習の効率が格段に上がるだけでなく、ノートを見直すことが精神的な支えにもなるでしょう。

過去問がなかなか解けないときは?

なぜ解けないのか、原因を分析しましょう。単元学習が十分にできておらず、知識が足りないために解けないのであれば、その単元に戻って復習し直すことが必要です。失点が目立っているようなら、どの過程でミスがあったのかを確認します。前段でも述べましたが、失点の原因が計算ミスなのか、条件の読み飛ばしなのか、あるいは途中式の書き方なのを見極め、原因別に弱点を補強することで、徐々に得点が安定してきます。

合格したお子さんも、最初に解いたときの得点率は5割以下というのが珍しくありません。解けないからといって焦らず、数を重ねて復習をしっかりと行うことで、12~1月には手応えが得られるはずです。

また、難問揃いの過去問を解いていると、簡単な問題を難しく考えてしまい、ミスが目立ってくるケースもあります。過去問演習と並行して、計算や漢字などの基礎も毎日欠かさず継続してください。

早稲田大学高等学院中学部を受験するならTOMAS

TOMASは、個別なのに進学塾

個別指導というと、学校や塾でわからなかったことを教えてもらう「補習塾」のイメージが強いのではないでしょうか。 しかしTOMASは、個別指導でありながらハイレベルな進学指導を行い、難関校への高い合格実績を出しています。 個別なのに進学塾は、TOMASだけ。
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TOMASは、本物の個別指導の力を証明!

開成14名、筑駒1名、麻布19名、駒場東邦22名、桜蔭10名、女子学院16名など難関中合格者を2025年度も多数輩出し、TOMASの「本物の個別指導」の力を証明しました。
2025年度の合格実績

まとめ

繰り返しになりますが、保護者の皆さんに心掛けていただきたいのは、点数に一喜一憂しないこと。最大の目的である「志望校の出題傾向を理解・体得すること」を忘れずに、いつどの年度を解くか、過去問演習スケジュールを綿密に組んでみましょう。第3志望校まで解き切るためには、保護者の皆さんのスケジュール管理が非常に重要になってきます。

また、お子さんが過去問を解く際には、ストップウォッチなどを用意し、時間をきっちり計って挑ませてください。入試本番では4科目タテに続けて受験します。途中で息切れしないように集中力を持続させる訓練も必要です。日曜日などに4科目続けて過去問に取り組んでみるとよいでしょう。

入試当日はわずか12歳にして一人で戦わなければなりません。普段から本番同様の環境で解く体験を積むことで徐々に自信をつけ、さらに1月入試で実戦を経験し、2月の本命校入試につなげていきましょう。

執筆:TOMAS
TOMASは、御三家・最難関中に強い完全1対1の進学個別指導塾です。一人ひとりの過去問演習カリキュラムや併願戦略を作成し、難関中合格へ導きます。

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