
最難関中合格者の過去問演習法

【最難関中合格者の過去問演習法⑩】 慶應義塾湘南藤沢中合格者の過去問演習法
筑駒・開成・桜蔭―――最難関中に合格した生徒たちは、
どのように過去問に取り組んだのか。始めた時期や解いた年数、
意識したポイントなど、合格につながった戦略・工夫を紹介します。
【case10】
慶應義塾湘南藤沢中合格者の過去問演習法
Rさん(神奈川県内公立小出身)の場合
できるだけ本番と同じ状況を作り、
過去問を大量に解く
プロフィール
小3からTOMASに通い、慶應義塾湘南藤沢中、女子学院中に合格。進学後も継続して、TOMASで英語などを受講している。部活動では女子サッカー部に所属。部活と勉強を両立させ、充実した学校生活を送っている。
小6偏差値推移

夏ごろまでは順調でしたが、10月~11月にスランプに陥りました。不安で一杯でしたが、自分とTOMASの先生を信じて猛勉強した結果、合格することができました。「あのとき諦めなくて本当によかった」と振り返りました。
| 日程 | 学校名 |
|---|---|
| 1月① | 栄東中(東大) |
| 1月② | 浦和明の星女子中 |
| 2/1 | 女子学院中 |
| 2/2 | 午前・慶應義塾湘南藤沢中(一次) |
| 2/2 | 午後・中央大附属横浜中 |
| 2/4 | 慶應義塾湘南藤沢中(二次) |
過去問演習スケジュール
本番と同じ状況を再現して演習
第一志望を慶應義塾湘南藤沢中に決めたのは小6の夏。見学会で学校の雰囲気に惹かれ、「私、ここに入るんだろうな」と直感しました。
第一志望を決めたのち、9月から過去問演習に取り組み始めました。初めて解いたときの得点率は、6割5分ほど。一見、まずまずの数字に思えますが、慶應義塾湘南藤沢中は合格者最低点や平均点を公表していないので、合格への距離がどのくらいなのかわからず、Rさんは不安で一杯でした。そのため、自分で「8割~9割程度を安定して取れるようになる」という目標を設定して、その後も演習を続けました。
過去問演習で意識したのは、なるべく本番と同じ状況を作ることでした。実際の試験と同じ時刻から始めて同じ時刻に終える、机の上には筆記用具しか出さないなど、できることはすべて再現。このやり方を徹底したことで、本番と同様の緊張感をもって過去問演習に取り組むことができました。
目標の点数が安定して取れるようになったのは11月ごろ、過去問の2周目に取り組んでいたころだと言います。
第一志望である慶應義塾湘南藤沢中の過去問は、10年分を計3回ずつ演習。量をこなしたことで、「本番では緊張せずにスムーズに解答できた」と振り返ります。特に例年、国語で出題される「自分の考えを書きなさい」という問題にも動じずに解答できました。
一方、女子学院中の入試本番では、算数が過去問より難しく感じたのだそう。合否には影響しませんでしたが、「過去問演習のときから本番はもっと難しいかもしれないと想定していれば、慌てないで済んだかもしれない」と思い返していました。
| 時期 | 演習内容 |
|---|---|
| 9月~12月 | 慶應義塾湘南藤沢中・女子学院中の過去問をスタート。12月ごろまでに、10年分を1回ずつ解いた。社会については時事問題を考慮して、3年分を解いた。 |
| 1月初旬~ | 慶應義塾湘南藤沢中・女子学院中の過去問2周目を実施、手ごたえを感じ始める。埼玉入試の2校については、試験数日前から3年分の過去問を解いた。 |
| 1月末 | 慶應湘南藤沢中・女子学院中の過去問3周目。試験直前のため、今回は直近2~3年分に絞って解いた。併願校の中央大附属横浜中の過去問は3年分解いた。 |
| 2月 | 慶應義塾湘南藤沢中に合格! そのほかの併願校も全勝で締めくくった。 |
学習のポイント
受験学年までに基礎を
固められたことが最大の勝因
直前期に過去問演習に注力できた要因は、あらかじめ基礎を固められていたこと。小3のころからTOMASに通い、しっかりと基礎を固めることができたので、落ち着いて過去問演習に取り組むことができました。
受験生へのアドバイス
基礎を固めて過去問の量をこなす

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