
最難関中合格者の過去問演習法

【最難関中合格者の過去問演習法⑧】 麻布中合格者の過去問演習法
筑駒・開成・桜蔭―――最難関中に合格した生徒たちは、
どのように過去問に取り組んだのか。始めた時期や解いた年数、
意識したポイントなど、合格につながった戦略・工夫を紹介します。
【case8】
麻布中合格者の過去問演習法
Yさん(都内公立小出身)の場合
計算問題の精度を上げることが
得点アップにつながった
プロフィール
小4からTOMASで受験勉強をスタートし、麻布中に合格。進学後は気の合う友人に囲まれ、充実した学校生活を送っている。世界の地理と歴史を融合した「世界」という授業がお気に入り。
小6偏差値推移

基礎力を問う模試の成績は、1年間を通して安定していました。唯一スランプを感じたのは、6年生の夏明けに受けた麻布中の学校別模試。得点を見たお父様は、「志望校を変更した方がよいのでは」と真剣に悩み、麻布中以外の学校別模試の受験をすすめました。そうして受けた模試で、Yさんは高得点を連発。失いかけていた自信を取り戻し、「2月1日は絶対に麻布中を受験する」と親子で決意を固めました。
| 日程 | 学校名 |
|---|---|
| 1月① | 栄東中(東大) |
| 1月② | 渋谷教育学園幕張中 |
| 2/1 | 麻布中 |
| 2/2 | 渋谷教育学園渋谷中 |
| 2/3 | 海城中 |
過去問演習スケジュール
ポイントは計算の精度
過去問演習は小5の夏からスタート。中堅校を中心に、じわじわレベルを上げていきました。麻布中の過去問を初めて解いたときは5割程度の得点でしたが、11月ごろに急成長。一気に7割~8割程度まで得点を伸ばすことができました。
過去問演習で意識したのは、計算問題の精度です。「計算問題を確実に正解できれば、ほかを落としてもある程度得点できる」と考え、集中して取り組みました。結果として計算問題だけでなく、難問の途中にある計算の精度も向上。完答できる問題が増え、得点アップにつながりました。
| 時期 | 演習内容 |
|---|---|
| 4月~8月 | 海城中、渋谷教育渋谷中など、第二志望群をスタート。 |
| 9月~11月 | 第一志望である麻布中をスタート。 |
| 12月 | 麻布中に加え、急遽受験することが決まった渋谷教育幕張中を集中して対策。 |
| 1月 | 併願校の入試がスタート。渋谷教育幕張中に合格したことで勢いがついた。 |
| 2月 | 合格! |
学習のポイント
計画的なスケジュールで
やり残しゼロ!
直前期は科目別の勉強内容を月ごとにまとめ、1日のスケジュールに落とし込んでいきました。「お父さんが毎日のスケジュールを立ててくれたので、何をどう勉強するかを迷わずに決められました」とYさん。過去問や模試は見直しまでを1セットで設定し、解きっぱなしにならないように注意しました。
家族のサポート
学習予定を毎日ノートに
まとめてくれた
「関東の受験事情を知らず、麻布中の偏差値調査からスタートした」と振り返るお父様。受験勉強が始まると、学習予定を毎日ノートに書いて、Yさんと共有しました。3年間で要したノートは10冊以上。家族一丸のチーム戦で、合格を掴みとりました。
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