中学受験基本シリーズ

中学受験の勉強時間は? 時間をどう確保する?

中学受験の勉強時間は? 時間をどう確保する?

難関中学に合格するには、毎日どれくらいの勉強時間を確保すべきなのでしょうか。その目安とともに、受験勉強を効率よく進めて質を高めるために意識しておきたいポイントをお伝えします。

✔この記事を読んでほしい方

  • 難関中学に合格するために必要な勉強時間を知りたい保護者の方
  • 現在の勉強時間では足りないのではないかと不安に感じている保護者の方
  • 勉強しているのに、なかなか結果に結びつかない受験生の保護者の方

中学受験で難関中に合格した小学生の勉強時間

小6の勉強時間は平日3~5時間、休日8~10時間程度

小6になると、ほぼ毎日塾に通う受験生も少なくないでしょう。塾の授業がある日はあまり自習時間がとれないかもしれませんが、授業時間も含めて平日はだいたい3~5時間を勉強に費やす受験生が多いようです。休日は食事や入浴などを除き、基本的には一日中勉強をする受験生が多いため、1日の勉強時間は8~10時間ほどが平均的といえます。

がむしゃらに長く勉強すればよいというわけではありませんが、ある程度の演習量を確保することもやはり大切です。限られた時間の中で集中して勉強の質を高めながらも、難関中に合格する受験生たちは毎日起きている時間の大半を勉強に費やしていることは間違いありません。

小4・小5の勉強時間は平日1~3時間、休日2~3時間程度

受験学年ではない小4・小5の場合、塾と習い事などを両立している受験生も少なくないでしょう。このように勉強だけに専念できる時間が限られているケースはもちろん、長い受験生活を考慮して、途中で息切れすることがないようにペース配分を検討する必要があります。そのため、平日は1~3時間、休日も2~3時間程度の勉強時間を継続的に確保し、時間の長さ以上に勉強の習慣づけを徹底することをおすすめします。

効率のよい受験勉強のために大切な3つのポイント

ポイント1:睡眠時間を削ることは望ましくない

特に小6になると、入試が近づいている焦りから「もっと勉強しないと!」と、つい無理をしてしまう受験生もいるかもしれません。だからといって睡眠時間を削ることは集中力の低下を招くうえに、体調に悪影響をおよぼすリスクもあります。無理をして体調を崩し、2~3日でも勉強ができなくなってしまえば、それが後々大きなビハインドになってしまうこともあるでしょう。

特に夏休みなどの長期休み中は、過ごし方の自由度が高い分、生活リズムが崩れがちになる傾向があります。なるべく毎日の起床時間と就寝時間を決めて、その日のうちにノルマとしていた勉強が終わらなかったとしても必ず7~8時間は睡眠を確保できるように心がけてください。

ポイント2:適度な息抜きをしながらメリハリをつける

いかに効率のよい学習ができるかを考えるにあたって、テレビやゲーム、YouTubeなどを楽しむ時間をどれくらい許容してよいか悩むご家庭も多いのではないでしょうか。もちろん、勉強そっちのけで遊んでしまうようでは禁止せざるを得ないでしょう。しかし勉強ばかりに根を詰めすぎると、かえってお子さんがやる気をなくしてしまう可能性があるため、受験勉強には適度な息抜きも必要です。

実際、難関中学に合格した受験生の中には、入試直前までゲームやYouTubeを禁止にはしなかったというご家庭も少なくありません。重要なのは、メリハリをつけて勉強に取り組めるかどうか。自律できるようになることも、難関中学に合格する受験生の条件といえるかもしれません。親が頭ごなしに禁止するのではなく、子ども自身が今何をすべきか考えて行動できるように促すことも大切です。

ポイント3:勉強のスケジュールは柔軟に調整しよう

毎日、一定時間以上の勉強時間を確保し、効率よく学習を進めていくためにはスケジュール管理が不可欠です。計算や語彙など毎日ルーチンでこなすものや塾の宿題はもちろん、小6の場合は過去問演習を進めていくにあたり、「いつまでに何年分の過去問を解き終えるべきか」という目標から逆算してスケジュールに落とし込み、進捗を管理しておきたいところです。

スケジュール管理を成功させるコツは、勉強の進捗を見ながら柔軟に調整していくことです。どれほど勉強を頑張っていても、どうしてもノルマをこなせない日はあるでしょう。そんな時は無理にスケジュール通りにやり切ろうとせず、たとえば毎週末にスケジュールを見直す機会をつくり、どこかで帳尻を合わせるなどの方法をとることをおすすめします。

著者プロフィール

spec.TOMAS

スペックTOMAS 自由が丘校

筑駒や男女御三家をはじめとする最難関中学受験専門個別指導塾。高い合格実績を誇る精鋭講師による完全1対1個別指導、最難関校に特化した合格逆算カリキュラム、過去の入試分析に基づくオリジナル教材、成績を管理する教務担任システムによって合格へと導きます。

公式サイトURL:https://www.tomas.co.jp/spec/


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