「夏期難関・医進特訓」では、数学・化学・物理or生物(選択)に特化し、3科目の基礎・入試基礎範囲を終了させます。
8月のこの時期に3科目を完成させておくことで、秋からの志望校対策を有利に進めることができます。
■ テーマ:合否を分ける「基礎力及び入試基礎力」
夏のうちにしっかり固めて合格をより確実に!
医学部に合格するためには、発展・応用レベルの問題が解けることも重要です。
しかし、一番差がつくのは「教科書を含む基礎基本の内容」です。
下図内、①の基礎レベルが不十分なまま②③の学習に入っても、医学部合格には及ばないことが多く、ほとんどの不合格者がこれが不十分なまま入試を迎えているのが現状です。
そこで、遅くとも夏のうちに基礎基本の内容を固めることが重要になります。
合否の差は基礎レベルの得点で決まる
①基礎レベル ②入試基礎レベルとは
各科目の「基礎」・「入試基礎」とは
数学の「基礎」
数学の「基礎」として最も重要なのは、教科書の内容に入る前に必要な計算力です。教科書に書かれていることが理解でき、覚えられたとしても、計算の正確さやスピードがなければ、受験勉強がまったくはかどらない。したがって、数学の「基礎」は、教科書の内容というよりも、あくまでも四則計算の正確さとスピードであるというべきである。ここをおろそかにしていると、「入試基礎」が進まない。
数学の「入試基礎」
数学に入試基礎とは、教科書に書かれているすべての内容のことである。つまり、「定義」だけでなく、「定理」「公式」についてはそれらの導き方に関しても正しく理解していなければならない。
物理の「基礎」
物理の「基礎」としては、次の2つの要素が重要となる。
① 公式を正しく利用できること
ただし、公式を正しく利用できるようにするためには、各単元で必要な内容や基本公式を理解し、頭の中で整理することが重要である。
② 基本から標準レベルの問題を解けるようにすること
大学入試で出題される内容は限られている。入試問題の中には必ず典型問題があるため、制限時間内により多くの問題を解くためには、典型問題を短時間で正確に解くことが必要になる。
物理の「入試基礎」
物理の「入試基礎」とは、「基礎」で身につけた知識・問題を用いて、公式を使い分け、出題された問題に対して試験時間内に根拠をもって解答できるようにすることである。そのためには、少し発展的な問題や公式の用法を習得する必要があり、「基礎」で挙げた①についても強化していく必要がある。
化学の「基礎」
化学の「基礎」とは、
① 化学現象を法則や実験に基づいて考えることができること。
② 教科書に書かれている物質の性質や実験についての知識を有していること。
③ 自分が知らない物質であっても、その性質を理論に基づいて予測できること。また、物質の性質について理論に基づいた予測をし、結果として事実が異なったものについて、その理由を考えられること。
④ 基本的な実験手法を理解し、データを正しく扱うことができること。また、データから実験目的をふまえた考察をすることができること。
化学の「入試基礎」
化学の「入試基礎」とは、化学についての理論がわかっており、教科書に書かれている物質の性質、実験についての知識があればハイレベルな入試問題であっても解くことができる力をいう。しかし、解くことはできても「時間内に」解けるかどうかは別の問題である。化学の「入試基礎」とは、実際に限られた時間内で最高の得点が取れるように、その知識や理論を解法として整理することである。
生物の「基礎」
生物の「基礎」として重要なのは、
① 教科書に太字で掲載されている用語について、その用語の意味をきちんと理解していること。
② 用語が一つの反応などのシステム全体を示すもの(例えば「翻訳」)であれば、その流れを理解し説明することができること。
③ 用語が単純な生物名や物質名である場合ならば、正しい分類に配置できること。
という3つの要素である。
生物の「入試基礎」
生物の「入試基礎」として重要なのは、
① 教科書では脚注や資料の説明等で触れられる用語の習得。
② 基本的な実験を通した実験考察の方法の習得。
③ 生物の基礎理論に基づいた、提示された事象に対しての説明や計算による数値の提示と、それらを標準的な問題集に出題されているものに対して一通り理解し、再現できること。
夏期難関・医進特訓 2023 の特長

各科目1日6時間×5日間、数学・理科2科目に特化し3科目の基礎力を完成させる!
Point 1
各科目1日6時間×5日間の学習難関理系・医学部受験に精通したメディックTOMASトッププロ講師による1日6時間の学習と、ライバル達と切磋琢磨する日々は、質の高い学習を進めるとともに、受験へのモチベーションを高めます。夏休み中に克服すべき課題を明確にすることで、秋以降も無駄を省いて効率よく勉強を進めることができます。
Point 2
数学の頻出単元を徹底的に!数学は理系科目の中でも得点差のつく科目であり、頻出単元に苦手部分があると大きな失点につながります。整数・場合の数・確率・三角関数・数列・ベクトル・複素数平面・極限・いろいろな曲線・微分法・積分法などの入試に出題されやすい頻出問題をまとめて一気に取り扱います。
Point 3
遅れがちな理科の基礎力を完成理科は化学・物理・生物それぞれの科目において夏のこの段階で基礎を仕上げておくことで、理科対策が中途半端な状態で入試本番を迎えることがないようにします。努力すれば得点が上がる理科に一気に勉強時間をかけ、点の取れる科目に育て上げていきまししょう。基礎を仕上げることでベースをしっかり掴み、秋から最適な演習に取り組むことができます。
数 学(20コマ)
受験、特に難関大受験では形式的・表面的な知識では不十分なことが多いです。基礎のきちんとした理解が重要です。数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲの中から入試に出題されやすい頻出問題を取り扱います。具体的には整数・場合の数・確率・三角関数・数列・ベクトル・複素数平面・極限・いろいろな曲線・微分法・積分法などです。
化 学(20コマ)
理論化学・無機化学・有機化学全般の基礎力を仕上げていきます。無機化学・有機化学はやっておけば確実に得点が取れる所。理論化学が重要なのはもちろんですが、無機化学・有機化学で確実に得点することも入試では大切となります。難関理系・医学部受験生であれば、化学は固めておきたい科目のひとつです。
物 理(20コマ)
力学・波動・電磁気・熱力学・原子物理の基礎力を仕上げていきます。入試の時期になると力学・波動はまずまずだが電磁気・熱力学・原子物理はまだ仕上がっていないという声をよく耳にします。すべての単元の基礎力をつけるためにこの夏一気にやりきっておきましょう。
生 物(20コマ)
生物全般の基礎力を仕上げていきます。前回の入試で、教科書レベルではあるが植物の単元で得点が取れないという生徒が散見されました。教科書であれば隅々まで仕上げるということの厳しさがわかると思います。この夏の段階で基礎力完成をめざしましょう。
夏期難関・医進特訓 2023 実施概要
対 象 | 高校3年生・高卒生 |
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指導教科 | 数学、化学、物理、生物 ※物理・生物はどちらか1科目を選択 |
日 程 | ① 数学:2023年8月1日(火)~5日(土) [5日間] ② 化学:2023年8月8日(火)~12日(土) [5日間] ③ 物理 or 生物:2023年8月15日(火)~19日(土) [5日間] |
時 間 割 |
数学・化学・物理・生物 全日共通 5日間 全20コマ(4コマ/日) ① 08:50~10:10(80分授業) 10:10~10:20(休憩) ② 10:20~11:40(80分授業) 11:40~11:50(休憩) ③ 11:50~13:10(80分授業) 13:10~13:20(休憩) ④ 13:20~14:40(80分授業) |
会 場 | 市ヶ谷大郷ビル6F AP市ヶ谷 (メディックTOMAS市ヶ谷本部校が入っているビルの6Fです) |
定 員 | 各科目ともに20名 |
指導講師
難関大、医学部への合格実績豊富なトップ講師陣が指導を担当します。多くの先輩たちを合格へと導いた精鋭講師の特訓についていけば、志望校合格に確実に近づきます。
数学メイン講師塩谷 洋太 講師
- 主な合格実績
- 東北大(医)、横浜市立大(医)、 慶應義塾大(医)、東京慈恵会医科大(医)など
- Advice
Q.難関大・医学部を受験する上で必要なこと
難関大に限らず、受験をするならば「能動的に学習する姿勢」が重要です。「言われたことはやっている」程度の受動的な姿勢ではなく「指示されたものは(意図を汲んで)しっかりとやった。他に自分の弱点部分を補強しておこう」など、自ら「目標達成のためには今何が必要か」を考え、行動することが大切です。
Q.夏期難関・医進特訓から学んでほしいこと
やるべきことは「これまでの到達度チェック」と「これからの課題の発見」です。入試標準レベルの問題を解きながら、今までに身につけてきたことが使えているか、知識の漏れはないかをチェックし、不十分なところがあれば今後の課題としていく。夏期特訓が今後の飛躍のきっかけになってくれればと思います。
Q.難関大・医学部をめざす受験生への応援メッセージをお願いします
過去を振り返って課題を見つける(反省する)ことは大切なことですが、後ろを見すぎていると前に進めません。目標のため、前進するために何をすればよいかを考えながら、今やるべきことをひたすらにやるのみ。頑張っていきましょう!
化学メイン講師曽川 潤 講師
- 主な合格実績
- 東京慈恵会医科大(医)、日本医科大(医)、順天堂大(医)、慶應義塾大(理工)など
- Advice
Q.難関大・医学部を受験する上で必要なこと
難関大や医学部での化学を解答するにあたって必要なことは、全範囲の基礎事項を徹底して定着させることです。化学の問題では基礎事項を活用して条件整理や着眼点の絞り込みを行うことが少なくありません。応用問題・複合問題を解答できるようにするためのファーストステップが基礎事項の完成なのです。
Q.夏期難関・医進特訓から学んでほしいこと
夏期特訓では、無機・有機分野を中心に、基礎事項の完成を図ります。具体的には、無機・有機分野について標準・典型応用問題を演習し、その中で基礎事項の抜けを対策しつつ解法を定着させます。特に、有機分野の総合的な構造決定や理論分野との複合問題など、苦手とする受験生の多い問題を重点対策します。
Q.難関大・医学部をめざす受験生への応援メッセージをお願いします
化学は理解すべき原理・覚えるべき暗記事項が多く、全範囲の基礎事項を完成させることは、相応の労力が求められます。夏期特訓では、受験生が躓きやすい基礎事項および典型応用問題を中心に、効率良く対策を行います。夏期特訓を通じて志望校に向けて頑張っていきましょう。
物理メイン講師安部 雄太 講師
- 主な合格実績
- 東京医科歯科大(医)、大阪大(医)、千葉大(医)、慶應義塾大(医)など
- Advice
Q.難関大・医学部を受験する上で必要なこと
入試において、苦手な単元や内容もしくは未学習部分があるとその内容が出題された場合、合格点以上とることが難しくなります。知っているだけで得点出来る事もあるので、とにかく苦手な単元や未学習部分を減らしていくことが必要です。
Q.夏期難関・医進特訓から学んでほしいこと
問題が解けるかどうかは確かに学習量にも比例しますが、それ以上に各単元ごとに押さえておくべき公式や解法が整理されていて、それがすぐに使える状況になっているか、が大きく左右します。公式や考え方の整理・使い方を夏期特訓で学びましょう。
Q.難関大・医学部をめざす受験生への応援メッセージをお願いします
毎日コツコツやる事が得点アップの一番の近道です。他の教科等やるべき事が多いとは思いますが、学習した内容の整理を行い、上手く時間を使って学習を継続してください。結局継続して学習を進められるか、です。
生物メイン講師勝亦 征太郎 講師
- 主な合格実績
- 千葉大(医)、横浜市立大(医)、慶應義塾大(医)、東京慈恵会医科大(医)など
- Advice
Q.難関大・医学部を受験する上で必要なこと
まず睡眠時間を十分確保し、心身共に元気な状態で毎日を過ごす。次に教科書を読んで、用語や現象といった知識についてざっくりとした理解を図る。その後は知識の使い方や多様な問題形式を経験しつつ、知識の習得と定着を深めるために演習を重ねる。最初は教科書傍用問題集レベルを、その後は志望校に応じた内容の演習へと進めること。
Q.夏期難関・医進特訓から学んでほしいこと
教科書に記載されている内容について、自分がどのくらい正しく理解し定着しているかを確認してほしい。また、問題文やデータの中には解答のヒントが含まれており、教科書レベルの基礎知識を基にどのように読めばそのヒントが得られるのかを学んでほしい。
Q.難関大・医学部をめざす受験生への応援メッセージをお願いします
自分を信じると書いて自信。自分を信じるに足る行動を重ねることで自信は得られます。しかし重ねているだけだと揺らぐことがあります。その自信を確固たるものにするのが結果です。些細な小テストも疎かにせず、模試は本番と思って準備し最高の結果を求めて励むことです。その積み重ねによって自信満々で試験に臨み、最高の結果を出して夢を掴もう。