やる気維持の秘訣は
メリハリのある受験生活
塾では勉強に集中、
家ではゲームで息抜き
麻布中合格
高野 修平君(仮名)
高野家には、父と子ふたりだけの特別な時間がある。それはお風呂での時事討論。
イラン・アメリカの問題、人工知能、モノのインターネットなど、さまざまな物事について修平君が自分の考えを父に話し、父が意見を返す。湯船につかりながら繰り広げられる白熱した討論は、「難しすぎて私にはさっぱり…」とお母様。TOMASの1対1授業でも、講師の先生に勝負を挑むような姿勢で授業を受けていたという。「とにかく知的好奇心が旺盛なお子さんでした」(先生)。こうした日常が、自分の意見を記述させる麻布入試に太刀打ちできる真の実力につながった。
家で机に向かって勉強するのは稀だったという修平君。お母様は、ストーブの前に寝転んでゲームに興じる息子に気を揉み、1月中旬、ゲームを封印させることに。そこへ先生から「塾で頑張っているから、ゲームは息抜きとしてやらせてあげて」とアドバイスがあり、思いとどまった。「外で頑張って家ではガッチリ息抜きをする人なのだな…と。私の役割はとにかく早く寝かせること。毎晩10時半に寝かせることだけは頑張りました(笑)」
一方、修平君にとってお母様はどんな存在だったのだろう。質問してみると、少し考え込んでからひと言。「僕の思いを尊重してくれて、やりたいことをやらせてくれる」。互いに自立した人間として向き合う家族関係が垣間見えた。
合格を支えたもの

息抜きのゲーム
勉強は塾で、家ではリラックスして過ごすというメリハリのある受験生活が、合格の原動力になった。
お母様に一問一答
麻布中を第一志望にした理由は?
主人の母校ということと、ルールがなく自由な校風に惹かれて。入試のときも厳寒なのに半袖短パンの子が多かったですね(笑)。
受験を振り返った感想は?
本人をあまり追い込まずにできたかな…と思います。
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