一度決めたらやり遂げる
意志の強さが導いた合格
ご両親が語る合格の決め手は
「娘の執念勝ち」
桜蔭中合格
花岡 裕子さん(仮名)
「あの日は会社にいたのですが、合格発表の14時前からもう仕事が手につかなくて…」。
合格発表の日をそう振り返るのはお父様。発表を見に行った裕子さんから着信があり、「あったよ」の一言を聞いた瞬間、「思わず大きな声を出してしまって、職場の同僚から不思議な目で見られました(笑)」。
中学受験を決めたのは4年生の冬。それまで塾に通った経験はなく、放課後は近所の友達と道端にチョークで絵を描いたり、縄跳びをしたり。5年生の3月に志望校を桜蔭中に定めたが、お母様は当初「桜蔭中は賢い子たちがいるところ、うちとは無縁」と感じていたそう。しかし一度決めたらやり遂げる「いい意味でも悪い意味でも頑固な娘」(お父様)という裕子さんは、6年生からメキメキと頭角を現す。
もともと大変な読書家。低学年の頃は図書館で一度に60冊くらい借りていたほどで、圧倒的な読書量によって培われた読解力や知識は、国・社・理の受験勉強で発揮された。あとは算数を引き上げれば何とかなると、夏休み終盤からTOMASで算数の志望校対策を開始。そのまま合格まで走り抜けた。
「中学受験を成功させるのは、本人のやる気と意志の強さだと思いました。間違いなく、うちの娘の執念の勝利です」(お父様)。
合格を支えたもの

愛用の参考書
コートのポケットに入れて持ち歩いていた『中学入試ポケでる』。理科の苦手分野をこれでマスターした。

A3コピー機
A3対応のコピー機は、模試の復習用に購入。答案用紙に書いた答えを消しゴムで消してからコピーをとり、何度も解き直した。
ご両親に一問一答
自分で勉強するお子さんだった?
はい。勉強を始めると集中していつまでもやっているので、タイマーをかけて時間を切っていました。お風呂でもタイマーをかけていましたね。
夜型・朝型どちらだった?
夜型です。受験が近づいた秋に朝型に切り替えようとしましたが、どうにも起きられず、勉強時間も減ってしまったので諦めました。
個人情報が特定できないよう編集し転載しています