夢を欲張ることを
決して諦めない
受験と水泳の両立を
めざした親子の奮闘記
慶應義塾普通部合格
小林 大樹君(仮名)
1歳から水泳を始め、6歳からは競泳選手としてほぼ毎日練習、週末は大会という生活を送ってきた大樹君。体を動かすのが好きでじっとしていられないため、早くから勉強する習慣をつけたほうがよいというお母様の考えのもと、小1から塾に通っていた。成績は上位をキープし、小5で慶應義塾普通部を志望校に。ところが、6年生を前にピンチが訪れる。
「突然、成績がガタ落ちして。やっぱり水泳を続けるのは難しいかなと思ってしまいました」と大樹君。しかしお母様は「時間がないから諦めるのではなく、少ない時間で効率よく勉強する工夫をしよう」と決意。本人も水泳を続ける意志を固め、ゴールに向けて二人の絆は一層深まった。
企業の管理職として多忙を極めるお母様は、早くても夜10時以降の帰宅という日々。「深夜にプリントをファイルに管理したり、やるべき問題をピックアップしたり」と仕事の傍ら大樹君を全力でサポートした。週末に大会に出場する際は、参考書などを持参してスキマ時間に勉強。受験の天王山の夏休みも全国大会に出場し、全国総合7位という結果を残した。そして2月、第一志望合格も叶えたのだ。
「夢は欲張っていいと思うんです。でも、たくさんの夢を叶えるには、人と同じ努力ではダメ。人並み以上の努力が必要」とお母様は語った。
合格を支えたもの

お手製のライト付き
クリップボード
自宅の机よりも、外出先で勉強する時間が多かった大樹君。お母様のお手製クリップボードにプリントや問題集を挟み、机のない場所でも勉強できるように。読書ライトが付いているため、照明が暗い会場でも安心。
お母様に一問一答
睡眠時間は?
7時起床で就寝は12時頃。入試直前は1時過ぎまで勉強していて眠そうでしたが、睡眠時間を削るしかなかったのが現実です。
志望校決定の決め手は?
大学受験で国立を狙うという選択肢も考えましたが、水泳を本格的に続けたいという本人の意志を尊重し、勉強とスポーツを高次元で実現できる慶應を選びました。
TOMASの役割は?
親だと距離が近すぎるので「プロ」としてのサポート役を期待。集団塾とは違う解法を教えてもらえるなど、目から鱗の体験ができたのも魅力でした。
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