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合格可能性20%からの
逆転合格

勝因はマイペースな
千明さんを信じ続けたこと

女子学院中合格

山田 千明さん(仮名)

小4のときに文化祭をめぐり、自由な校風に惹かれて女子学院を志望するようになった千明さん。もともと自律的な千明さんは、お母様が促さずとも膨大な勉強量をこなし、一方で毎日30分〜1時間のゲーム時間も器用に捻出した。何より強いのは千明さんの精神力で、模試の結果が芳しくなくても、「女子学院を諦めようと思ったことはないです」ときっぱり。苦手な国語の記述問題や理科の知識問題を徹底的にトレーニングし、過去問演習が始まってからは、お母様も勉強スケジュールの作成を手伝うなど一丸となって取り組んだ。
しかし現実は厳しく、12月に受けた模試で算出された女子学院の合格可能性はわずか20%。その結果を見ても千明さんはなお飄々としていたが、お母様は大変落ち込まれたそう。「娘の夢は叶わないのかなと思うと切なくて。ですが、ついママ友に『志望校変えたほうがいいかな』とこぼしたときに『受けなかったら合格可能性は0%だよ』と言われ、それもそうだなと気持ちが切り替わりました」(お母様)
試験本番も千明さんは平常心で、緊張せず実力を出し切った。しかしそれで燃え尽きたのか、午後に受けた学校では試験中に居眠りしてしまい、その夜に出た結果は「不合格」。ご両親は凍りついたが、千明さんの「女子学院はちゃんと解けたから大丈夫」という言葉通り、本命で見事合格を勝ち取った。「娘はとにかく動じず、親のほうが一喜一憂していました。この精神力や勉強習慣など受験で得たことは、今後の人生でも役に立つと思います」(お母様)

合格を支えたもの | アイコン 合格を支えたもの

合格祈願しおり

合格祈願しおり

女子学院の学園祭でもらったしおりを、お守り代わりに持ち歩いていた。このしおりを作ってくれた「数楽班」に入部したいそう。

愛猫のルーちゃん

愛猫のルーちゃん

お父様の発案で一昨年から家族の一員になったルーちゃん。癒しの存在でもあり、よき友人でもある。

図書コーナー

図書コーナー

リビングにある図書コーナーでは、常に誰かが本を読んでいるそう。千明さんのお気に入りは歴史まんがで、時間を忘れて読みふけることも。

こども部屋の勉強机

こども部屋の
勉強机

普段はリビングにある勉強スペースで勉強しているが、過去問に取り組む際など、静かに集中したいときはこちらの机が活躍した。

一問一答|アイコン お母様に一問一答

question 中学受験を決めたきっかけは?

answer 兄が受験したこともあってか、小3のときに本人が「塾に行きたい」と言い出したため。

question 印象的だった出来事は?

answer 女子学院の出題に似せた模試を受けたとき、国語の大問2で42点中0点をとってきたこと。本人いわく「選択肢は全部埋めたけど全部ばつだった」。正直、諦めたくなりました。

question 受験中に気をつけていたことは?

answer 出願校に関して、第一志望、第二志望……という言い方をせず、「行きたいと思える学校が4つもあって幸せ」と考えるようにしていました。そのどこかから合格をもらえたなら親としては優劣なく嬉しいですし、娘にも「行きたい学校に行けることになった」という気持ちをもってほしかったからです。

TOMAS二子玉川校より

地道な努力の継続で
スランプを乗り越え合格!

成績が伸び悩んでつらかった時期も、講師の指示を素直に聞き、コツコツと地道な努力を継続してくれたことが、この大きな成果に繋がったと思います。女子学院に進学してもこの強みを活かして、さらに大きな夢に向かって進んでほしいです。

細野智仁先生

中学受験情報誌『Schola』掲載の合格家族インタビューより
個人情報が特定できないよう編集し転載しています