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受験を経て
大人の階段をのぼった

親子二人三脚の受験で
学力以外に得たものとは

筑波大附属駒場中合格

篠原 明君(仮名)

「僕たちは本当に『ワンチーム』でした。母には感謝しかないです」。明くんの言葉通り、篠原家の中学受験は親子二人三脚で成し遂げられたものだ。お母様は明君の体調管理のため食事や生活リズムに気を配り、落ち込んでいるときは気持ちのケアをし、さらには問題集からオリジナルテストを作成したり、過去問をコピーしてルーズリーフに切り貼りしたり、解いた過去問を1年ごとにファイリングしたりと多岐に渡ってサポートに徹した。また、努力家の明君に本当の意味で伴走したいと、お母様自身も英検1級を受検するという目標を立て、毎晩率先して机に向かった。
それに答えるかのように明君の成績は堅調に伸び、精神面でも大きく成長した。以前は模試で不出来な科目が一つでもあると投げやりになっていたが、受験直前には「全体で合格点が取れれば大丈夫」「自分ができなかった問題はまわりもできていない」と考えられるようになったと言う。「受験を経て、本当に大人の階段をのぼったと感じます」(お母様)
お母様が「印象に残っている」と振り返るのは、筑駒の本番前夜のこと。いつも通り一緒に勉強した後、明君がふいに「こうやって勉強するのも最後なんだね」と言った。さみしい反面、「それだけ長く一緒に頑張ってきたんだなと感慨深かったです」(お母様)。合格発表の日、人並みをかき分けて掲示板に向かった明君が「(番号が)あった!」と叫ぶと、お母様は思わず号泣。誰よりも近くで明君を支えたお母様にとっても、夢にまで見た志望校合格だった。

合格を支えたもの | アイコン 合格を支えたもの

ドアに貼られたメモ

ドアに貼られたメモ

いつでも目に入る場所にメモを貼り付け、暗記の定着を図った。

TOMASの連絡帳

TOMASの連絡帳

講師がその日の授業の振り返りを記入する連絡帳。「よいことを書いてもらいたくて授業を頑張れた」と、意外な効果を発揮。

お母様が受験勉強を
しっかりサポート!
語彙の確認テスト作成

語彙の
確認テスト作成

問題集の答えを場所で覚えてしまうという明君からの要請で、問題をランダムに組み合わせたテストを作成するように。

過去問のファイリング

過去問の
ファイリング

整理整頓が苦手な明君に代わって、解いた過去問を1年ごとにファイリング。いつでも振り返りやすいようにした。

一問一答|アイコン お母様に一問一答

question 他のご家族のサポートは?

answer 長女が3年前に受験を経験していたので、「こういうときはこういう言葉を言わないほうがいいよ」などアドバイスしてくれたのがとても役に立ちました。夫は海外赴任中でしたがテレビ電話でよく励ましてくれましたし、直前期は私の母が泊まり込みで家事などのサポートをしてくれて本当に助かりました。

question 受験で明さんはどう変わった?

answer 「多くの方に支えられてやってこられた」という想いからか、人に感謝するようになりました。また、何かに挑戦する際に自分で計画してやり抜くという、自立心が身についたかなと思います。

question ゲームや遊びは?

answer 5年生から徐々に減らしていき、6年生ではぴたりとやめました。

TOMAS川口校より

苦手を克服し
最難関校に軒並み合格!

不安定だった国語の記述を徹底的にトレーニングし、得点源になるまでに成長しました。合格できると思っていましたが、筑駒の発表では受験番号が一番下のほうにあってなかなか見えなくてやきもきしました。改めて、合格おめでとう!

五十嵐龍彦先生

中学受験情報誌『Schola』掲載の合格家族インタビューより
個人情報が特定できないよう編集し転載しています