麻布挑戦の決意を固めた
夏休みの家族旅行
偏差値30台で夏休みに突入…そして…
麻布中合格
今川 亮君(仮名)
2月1日から続く麻布・栄光・浅野の入試3連戦。2日の栄光の算数で失敗を喫した。「自己採点したら丸が3つしかなかった」と亮さん。翌日の試験に向けて立て直さなければ3連敗もありうる。動揺しているさなか、TOMASの先生から激励の電話が。「ゴールの真ん中にキーパーごと押し込む気持ちで思い切りやってやれ!」。そう、今まで頑張ってきたのだから思い切りやるだけだ――。3日の朝、気持ちを切り替えて最後の試験会場へ向かった。
小3で受験準備を始めた当初から、麻布を意識していた。しかし科目ごとの成績に差があり、国語は全国10位台をとる一方で、算数や理科は偏差値30台だった。
受験の天王山となる小6の夏休み、お父様の発案で、家族旅行を兼ねた算数の「勉強合宿」をすることに。家族でホテルに缶詰めになり、算数の弱点克服に向き合った。わからない問題は原理原則まで遡って理解を深める。勉強に疲れたらプールで泳ぐ。ホテルならではの環境が集中力アップに役立った。この4日間の勉強合宿で、今川家は後半戦に向けての英気を養った。
とはいえ、算数の成績は夏休み明けも伸びなかった。不安を感じてTOMASに入会。「志望校対策に強い先生が個別で見てくれる安心感がありました」(お父様)。これまで培ってきた基礎力に志望校対策が加わったことが奏功した。お父様の母校でもある麻布中に進学するという夢がかなった。
お母様に一問一答
併願校選びの基準は?
入れた学校が子どもにとってよい学校だと思っていました。そのため、特定の学校への合格にこだわりはありませんでした。
ご両親の役割分担は?
どっしりと構える主人の横で、私がガミガミ言う損な役回りでした(笑)。
受験期間で印象に残ったことは?
2月2日の夜に亮が改まった様子で「何年も僕の受験を支えてくれてありがとう」と言ってくれたことです。まだ合格発表も終わっていなかったので驚きましたけど(笑)。
麻布に通う亮さんに一言
通学に時間がかかるのだけがちょっと心配。夢をもって頑張ってね。
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